ルカ・グァダニーノ監督×ゼンデイヤの注目作が公開延期　ベネチア映画祭オープニング作品も変更に

写真：Everett Collection/アフロ

米MGMが、8月30日に開幕する第80回ベネチア国際映画祭のオープニング作品としてプレミア上映ののち、9月15日から全米公開を予定していたルカ・グァダニーノ監督、ゼンデイヤ主演の新作「チャレンジャーズ（原題）」の公開延期を発表した。米ハリウッド・レポーターが報じている。

ゼンデイヤ演じる同作の主人公は、プロテニス選手からコーチに転身したタシ。かつてグランドスラムを達成したものの、スランプに陥った夫アート（マイク・ファイスト）に自信を取り戻させるべく、最下位レベルの選手が競うトーナメント“チャレンジャー”での優勝を狙うが、対戦相手が偶然にも元カレでアートのかつての親友パトリック（ジョシュ・オコナー）だったことから、事態は複雑になっていくというストーリーだ。

2021年のブラックリスト（製作前の優秀脚本リスト）に選出された、新進気鋭の劇作家ジャスティン・クリツケスによるオリジナル脚本をもとに、「君の名前で僕を呼んで」「ボーンズ アンド オール」のグァダニーノ監督がメガホンをとり、エイミー・パスカル（トム・ホランド版「スパイダーマン」シリーズ）、グァダニーノ監督、主演のゼンデイヤがプロデューサーを務める「チャレンジャーズ（原題）」は、2023年9月15日改め、24年4月26日に全米公開予定。

また、それに伴いベネチア国際映画祭は、「切り離せないふたり」「堕ちた希望」で世界的注目を集めたイタリア人監督エドアルド・デ・アンジェリスの新作「Comandante（原題）」が、同作に代わる新たなオープニング作品に決定したと発表している。