ゴッド・ディーバ : 新作映画評論

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ゴッド・ディーバ ゴッド・ディーバ 2007年5月1日より、丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー

ゴッド・ディーバ

5月1日より、丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー

エンキ・ビラルは観客に知的な挑戦を挑む

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2095年のマンハッタン。その超高層ビルが林立する都市の光景は、たとえば「ブレードランナー」「未来世紀ブラジル」「フィフス・エレメント」などでお馴染みの、既視感を伴い、すでに懐かしくさえある摩天楼。それでも、上空にはピラミッドが浮かび、セントラルパークには異次元空間が出現するなど、色調と共に独自の異郷存在感は濃密。

そうした情景の中、死刑の執行猶予を得た古代エジプト神ホルス、ホルスの寄代として使われる政治犯、ホルスが探し求める過去の欠落した美女、連続殺人事件を追う刑事、暗躍する政治家など、多視点で語られるストーリーは、難解ではないが、およそ不親切に展開する。エンキ・ビラル監督のコミック作品(邦訳あり)に親しんでいる人は、彼の絵が実体化したかのようで感動を覚えるだろうが、大多数の観客は戸惑うばかりかもしれない。それでも、映像に目を奪われ、最後まで魅せられる仕掛けになっている。

生身の肉体で登場する人物はわずか3人で、あとはすべてデジタル処理された映像は、ヤリスギ感がないではないが、このやや観念的な作品の意図に沿った手法なわけで、原題も含め、観客に知的な挑戦を挑む異色作。

(高橋良平)

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  • ゴッド・ディーバ
  • 人間やミュータント、エイリアンが混在する2095年のニューヨーク。他の神々から死刑を宣告された古代神ホルスは、マンハッタン上空に浮かぶピラミッドから飛び立ち、青い涙を流す女ジルを探すため、冷凍刑から目覚めた政治犯ニコポルの体に入り込む。フランス・コミック界の巨匠で、様々アーティストに影響を及ぼすエンキ・ビラルの監督第3作。俳優は主演の3人以外はほぼ全てがCGで作られている。
  • 原題:
    Immortal
    監督・原作:
    エンキ・ビラル
    共同脚本:エンキ・ビラル
    共同脚本:セルジュ・レーマン
    出演:
    リンダ・アルディ、トーマス・クレッチマン、シャーロット・ランプリング
    2004年フランス映画/1時間44分
    配給:
    日本ヘラルド映画
  • 2007年5月1日より、丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

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