ヘルボーイ : ロン・パールマン インタビュー

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「ミミック」「ブレイド2」のギレルモ・デル・トロ監督が、7年をかけてハリウッドのメジャースタジオを説得し、執念の結果、主演にロン・パールマンを配して製作した「ヘルボーイ」。その主演ロン・パールマンにデル・トロ監督、そして作品について聞いてみた。

ロン・パールマン インタビュー

「このキャラクターを自分が演じるなんて思ってもみなかった」

編集部

ロン・パールマンロン・パールマン

――ギレルモ・デル・トロ監督もあなたも、この「ヘルボーイ」役にはロン・パールマンしかいないと思っていたようですが、どのような点でそういう風に思っていたのでしょうか?

「デル・トロ監督は私がヘルボーイをやるのだと強く確信していたようですが、私はそうではなかった。というのは“映画の成功を左右するような、中心的な役割を自分が担う”というようなことを自分が夢見るべきではないという風に考えていたからね。要するに自分をいわゆる映画スターであると思ったことはなかったんだよ。

だけど、デル・トロ監督は知的で、こちらが想像する以上の素晴らしいアイデアを持っていた。その彼が『この役はロンしかいない』と言ってくれたのだから、私がそれに反対する理由はなかったしね。私はヘルボーイのキャラクターは以前から大変好きだったけど、こういう風にデル・トロ監督が望んだ形で、このキャラクターを演じることになるとは思ってもみなかったよ」

――スターになった気分はどうですか?

「私は別にスーパースターではない。4月に『ヘルボーイ』がアメリカで公開されてからも、別に特別なオファーがあったわけでもないしね。だから私の生活は変わったわけではないよ。でも、成功したというのは気持ちいいね。特に監督の私に対する評価が正しかったということが、認められたわけだからね。7年にわたってスタジオ相手に『私を雇え』と勝ち目の薄い戦いをして、その戦いに勝ち、映画が作られ、公開され、ボックスオフィスでナンバーワンになって、DVDでも1位になった。私の中では具体的に何かが変わったというわけではないけれど、心の中で非常に大きな達成感、なにか心が非常に大きくなったように感じたね。別にお金持ちになったわけではなく、私はまだ貧しいのだけど(笑)、それとは別の、心の奥底から湧き出る達成感があるよ」

普段はだらしないが、やるときはやるヘルボーイ普段はだらしないが、やるときはやるヘルボーイ

――キャスティングに関してなのですが、ルックスだけで決められた配役ではないと思うのですが? ルックスの他にキャスティングされた理由は何なのでしょう?

「このヘルボーイというヤツを良く見てみると、まず躾が全然なってない。自分に甘く、タバコ、ジャンク・フード、ビールばかり口にして、いなければいけないときに出て行ってしまうという感じの14歳くらいの男の子なんだね。この14歳のガキのような行動パターンとメンタリティーを、監督が私の性格の中に見出したんだろう。確かに私は非常に自分に甘いし、何ごとも深刻に考えるよりは、笑って楽しく過したいという考えで、どんな状況においても自分を楽しませたいと思っている。もちろん、いくつかのことには真剣に取り組むよ。だけど、それほど深刻には取り組まない。このヘルボーイも典型的な正義のために戦うスーパーヒーローとは全く違って、仕事に行くのも嫌々で、真剣に働こうとしない、とても人間的というか、だらしないヒーローなんだよ」

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  • 「ミミック」「ブレイド2」のギレルモ・デル・トロ監督が惚れ込んだコミック「ヘルボーイ」を映画化。ナチスによって地獄から召喚された異形ヘルボーイが、水棲人間や人体自然発火能力を持つ美女と協力し、ロシアの怪僧ラスプーチンの野望を阻止するために活躍。コミック原作者マイク・ミニョーラを共同製作総指揮とビジュアル・コンサルタントに巻き込んだ映画化に原作ファンも狂喜して全米で大ヒット、続編の製作も発表された。
  • 原題:
    Hellboy
    監督・脚本:
    ギレルモ・デル・トロ
    原作:
    マイク・ミニョーラ
    撮影:
    ギレルモ・ナバロ
    音楽:
    マルコ・ベルトラミ
    出演:
    ロン・パールマン、ジョン・ハート、セルマ・ブレア、ルパート・エバンス
    製作国:
    2004年アメリカ映画
    上映時間:
    2時間12分
    配給:
    UIP
  • 10月1日より日比谷映画ほか全国東宝洋画系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

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