キル・ビルVol.2 : マイケル・マドセン インタビュー

掲載作品数22610

映画のことなら eiga.com エイガ・ドット・コム

ヴェロニカ・マーズ

注目映画特集

キル・ビルVol.2 キル・ビルVol.2

マイケル・マドセン インタビュー

「俺は生まれる時代を間違えたのかもしれないな」  若林ゆり

「レザボア・ドッグス」の“耳切り男”ことMr.ブロンドの演技で、強烈な印象を残したマイケル・マドセン。久しぶりとなるタランティーノ作品「キル・ビル」でのバド役は、またしても彼にとってのエピックとなった。

マイケル・マドセンマイケル・マドセン

「バドってやつは、興味深い男だよ。Mr.ブロンドも面白かったが、彼は完全にイカレてたからな。でもバドは、良心の呵責ってもんに駆られたわけなんだ。詳しい事情はわからないが、彼はひとりになりたかった。それで砂漠に移り住んでるのに、やっかいなことが降りかかる。飛行機に乗ってて、隣の乗客がずっと話しかけるのをやめないのと同じだよ。『なんてこった、ほっといてくれよ。俺は窓の外を眺めてるんだから。いいかい、俺は話したくないんだ』って感じさ。クエンティンは、バドの過去についてアニメーションを作る気があったみたいだな」

バドはカミソリのネックレスを付け、カウボーイ・ハットを被っているが、これはマドセンのアイディアだとか(タトゥーは自前)。

撮影中のマドセン(右)とビル役のデビッド・キャラダイン撮影中のマドセン(右)とビル役のデビッド・キャラダイン

「ただ何か首に付けたくてね。最初は父親からもらった古いタイプのカミソリを付けようと思ったんだけど、クエンティンには大不評でさ。『それを付けてたら、バドはコカインをやってるって言ってるようなもんだぜ。それで粉にしてるって思われる』って。そしたら小道具係が、ステアリング・シルバー製のカミソリをくれて、これならよくネックレスに使われるって教えてくれてね。やっとOKが出たんだ。帽子はメキシコでウェスタンをやったとき買ったもので、俺の芝居の半分は、あの帽子のおかげだよ。これも最初はクエンティンに反対されたんだが、俺はしつこく被り続けてた。そしたらある日突然、『わかったよ。もうその帽子なしじゃ君のことを考えられなくなっちゃったよ』って言い出してね。その代わり、彼はバドに『帽子を脱げ』っていうキャラクターを書き足した。それで俺に、あの帽子を脱がせることに成功したんだよ。彼らしいよな」

エル・ドライバーことダリル・ハンナエル・ドライバーことダリル・ハンナ

バドはエル・ドライバー(ダリル・ハンナ)によって、かなり情けない状況に陥ることになる。この場面、マドセンとしては「最悪」な経験だったとか。

「まったく、ダリルはインチキ女だぜ。セリフを覚えないで、紙に書いたのを読んでやがるんだからな(笑)。あのシーンはタフだった。クエンティンはカメラのすぐ横にいて、このシーンをこういうふうにやれってワーワー言ってるんだ。彼が『汗が十分じゃない。カット、カット!』っていうと、俺は『オー・マイ・ゴッド』さ。水をスプレーしやがるんだ。しかも俺はエルを『このメスブタ!』ってののしりたいのに、それができない。信じられないほどストレスだらけで、ノイローゼみたいになったよ。でも、やっぱりクエンティンの書くキャラクターは面白いね。いまではこういう役はめったにないし、それを演じることが出来る役者もいない。スティーブ・マックイーンやバート・ランカスターの時代はとっくに終わったんだ。いまは、軽いやつらしかいなくなっちまったからな。クッキーの型みたいにみんな同じでさ。俺は生まれる時代を間違えたのかもしれないな」

ブックマーク: この記事をYahoo!ブックマークに登録する この記事をはてなブックマークに追加する この記事をlivedoorクリップに登録する この記事をBuzzurlにブックマークする この記事をnewsingにピックアップする

ABOUT THE MOVIE

  • キル・ビルVol.2 画像 [拡大画像]
  • キル・ビルVol.2
  • 「Vol.1」の直後から続く続編。結婚式をかつての暗殺団仲間に襲撃されたヒロイン、ザ・ブライドの復讐のターゲットは全部で5人。前作では2人を倒したが、本作では残る3人、ビルの弟バド、ビルの現在の恋人エル、そしてかつての恋人ビルへの復讐を遂行していく。前作ではタランティーノの日本製ヤクザ映画への愛が爆発したが、今回はマカロニ・ウエスタンと70年代のショウ・ブラザース製香港カンフー映画への愛が充溢。
  • 原題:
    Kill Bill Vol.2
    監督・脚本:
    クエンティン・タランティーノ
    撮影:
    ロバート・リチャードソン
    出演:
    ユマ・サーマン、デビッド・キャラダイン、ダリル・ハンナ、マイケル・マドセン
    2004年アメリカ映画/2時間16分
    配給:
    ギャガ・ヒューマックス
  • 4月24日より丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

キル・ビルVol.2

  1. 作品ページ
  2. 映画レビュー
  3. 注目特集
  4. 映画評論
  5. 動画・予告編
  6. フォトギャラリー
  7. 映画館検索

- PR -

ユナイテッド・シネマ

コンテンツ

過去の注目映画特集

リアルタイム投票受付中

エイガこみゅ

ガイド

必見!注目作特集 メガヒット確実の話題作、編集部がおすすめするカルト作などを、eiga.com的な切り口で解説。今、もっとも観るべき映画を多角的にご紹介します。毎月1日、15日更新。

読み込み中...
© eiga.com inc. All rights reserved.