マルホランド・ドライブ : 新作映画評論

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新作映画評論

マルホランド・ドライブ マルホランド・ドライブ 2月16日よりシネマスクエアとうきゅうほかにてロードショー

マルホランド・ドライブ

2月16日より、シネマスクエアとうきゅうほかにてロードショー

リンチ復活。「ツイン・ピークス」にハマった人は必見

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ご存知の方も多いと思うが、「マルホランド・ドライブ」はもともとABCネットワークのTVシリーズ用の企画であった。しかし、リンチの撮ったパイロット版は局のプロデューサーに却下され、「ツイン・ピークス」ふたたび、の期待は潰れたかに見えた。

しかも、次にリンチが世に出したのは「ストレイト・ストーリー」だった。リンチウィルスに免疫のない人々はみな涙腺を緩めたが、これは熱狂的なリンチファンには手放しで喜べるような映画では到底なかった。リンチの撮る人情話など、それがどんな美談であろうがマーケットに需要なんかない。

だが、リンチは1年足らずで本来の場所に戻ってきた。アメリカのTV局に捨てられたパイロット版は、ヨーロッパの見識ある出資者のおかげで、劇場映画として見事に再生したのである。“所詮、TV番組の焼き直しに過ぎないのでは”という不安は、まったくもって杞憂に過ぎない。当初、結末など考えもせず、物語を拡散気味に語っただけのパイロット版を、リンチはものの見事に映画の文法でハードランディングさせることに成功しているのだ。

謎解きと深読みに費やす至福の2時間半。そう、あの中毒症状にまた蝕まれる。何度でも観るべし。

(編集部)

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ABOUT THE MOVIE

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  • マルホランド・ドライブ
  • マルホランド・ドライブで起きた車の衝突事故で記憶を失った女は、近所の家に迷い込み、女優の卵ベティと出会う。同居することになった2人は、いっしょに彼女の素性を調べはじめるが……。 音楽はいつものA・バダラメンティ。編集は公私ともに彼のパートナーであるM・スウィーニー。撮影は「ロスト・ハイウェイ」のP・デミング。美術は「イレイザーヘッド」で惑星の男を演じたリンチの高校時代からの親友、J・フィスク。
  • 原題:
    Mulholland Drive
    監督・脚本:
    デビッド・リンチ
    撮影:
    ピーター・デミング
    音楽:
    アンジェロ・バダラメンティ
    編集:
    メアリー・スウィーニー
    出演:
    ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリングほか
    製作国:
    2001年アメリカ映画
    上映時間:
    2時間26分
    配給:
    コムストック
  • 2月16日よりシネマスクエアとうきゅうほかにてロードショー
  • オフィシャルサイト

マルホランド・ドライブ

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