リディック : 新作映画評論

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新作映画評論

リディック リディック 2004年より丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー

リディック

8月7日より、丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー

原初的なSF宇宙イメージがうれしい

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「ピッチブラック」では、3つの太陽が蝕を迎えて灼熱の砂漠惑星に漆黒の闇(ピッチブラック)が訪れる、アイザック・アシモフの名作短編「夜来たる」の逆バージョン的設定で、SFファンをうならせたトゥーヒー監督。そして、スキンヘッドのダーク・ヒーロー、リディック役で鮮烈な印象を残したヴィン・ディーゼル。この2人が再びコンビを組んだ続編「リディック」は、超大作らしい壮大なスケールのスペース・オペラ・ノワール。

まず、圧倒的ビジュアルが素晴らしい。各惑星は、50~60年代の米SF誌のカバー画みたいな、原初的なSF宇宙イメージで、うっとり。また、どのデザインも使い古された重量感と独自性が光る。物語は、悪しき狂信軍団ネクロモンガーから、リディックが銀河を救う――みたいな単純に見えて、メロドラマを排した「デューン/砂の惑星」風な骨太の構成で、横溢する中世バロック的なイメージにより錬金術的宇宙像をちらつかせ、奥が深い。そうした雄大な物語を、アクションで綴り、しかも、流行りのカンフー・アクションではなく、ストロング・タイプのプロレス的な肉弾戦なのも、うれしい。当初の構想どおりなら、3部作の開幕編のはず。果たして?

(高橋良平)

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ABOUT THE MOVIE

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  • 本作のデビッド・トゥーヒーが監督・脚本を務めた「ピッチブラック」の登場人物リディックを主人公に、彼の新たな冒険を描くSFアクション大作。賞金稼ぎに追われて旧友の住む星に向かった宇宙最強の脱獄犯リディックは、軍事力で宇宙の支配を目論む集団ネクロモンガーと遭遇する。リディック役は前作と同じヴィン・ディーゼル。ネクロモンガーの副官役で「ロード・オブ・ザ・リング」のエオメル役、カール・アーバンが出演。
  • 原題:
    The Chronicles of Riddick
    監督・脚本:
    デビッド・トゥーヒー
    撮影:
    ヒュー・ジョンソン
    出演:
    ヴィン・ディーゼル、ジュディ・デンチ、タンディ・ニュートン、カール・アーバン
    製作国:
    2004年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間55分
    配給:
    東芝エンタテインメント、松竹
  • 2004年より丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

リディック

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