シュレック2 : 新作映画評論

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新作映画評論

シュレック2 シュレック2 7月24日より日比谷スカラ座1ほか全国東宝系にてロードショー

緑色の怪物には緑色の怪物の幸福がある

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巷にあふれる宣伝だけ見ていると、おとぎ話のキャラクターたちが登場するファミリー向けファンタジー・アニメのように見える本作。それはその通りなんだが、同時に○ィズニー的世界の欺瞞を暴く痛快さが喝采を浴びる作品でもある。製作総指揮はドリームワークスの3巨頭のひとり、ジェフリー・カッツェンバーグ。ディズニーをクビになった彼が、ディズニーの自主規制コードをすべて破ることを実践したのがこのシリーズなのだ。

その第1作「シュレック」ではきっちり「美女と野獣」の逆を描いて01年度アカデミー賞長編アニメ賞を獲得。本作はその路線をより押し進めて、冒頭から「リトル・マーメイド」を思い出させる赤い髪の人魚はフィオナ姫に投げ飛ばされてサメに喰われ、「ピーターパン」のティンカーベルふうの光る小妖精はビンに詰められてランプとして使われる。そんな類のギャグが満載なのに爽快なのは、やっぱり野獣が美男の王子になるのを幸せとする物語より、緑色の怪物には緑色の怪物の幸福があると宣言する物語のほうが、ウソくさくないからだろう。

ちなみに今回も映画のパロディが満載。「スパイダーマン」や「スター・ウォーズ エピソード2」も大笑いだ。

平沢薫

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ABOUT THE MOVIE

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  • シュレック2
  • おとぎ話と映画のパロディ満載で描く全米大ヒットアニメの続編。緑色の怪物シュレックが、昼は美女だが夜はシュレックと同じ緑色の怪物になるフィオナ姫を救って恋に落ちたのが前作。本作はその直後から続き、結婚した2人がフィオナ姫の両親の希望で彼らに会いに行くが、フィオナ姫の父親は娘の婿は王子が相応しいと考えて、長靴をはいたネコを雇ってシュレックを抹殺しようと画策する。クッキーマンなど前作のキャラが再び結集。
  • 原題:
    Shrek 2
    監督:
    アンドリュー・アダムソン、ケリー・アズベリー、コンラッド・バーノン
    脚本:
    J・デビッド・ステム、ジョー・スティルマン、デビッド・N・ワイス、アンドリュー・アダムソン
    製作総指揮:
    ジェフリー・カッツェンバーグ
    音楽:
    ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
    出演:
    マイク・マイヤーズ、キャメロン・ディアス、エディ・マーフィ、アントニオ・バンデラス、ジュリー・アンドリュース、ジョン・クリーズ、ルパート・エベレット
    製作国:
    2004年アメリカ映画
    上映時間:
    1時間33分
    配給:
    UIP
  • 7月24日より日比谷スカラ座1ほか全国東宝系にてロードショー
  • オフィシャルサイト

シュレック2

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