ワイルド・ワイルド・ウエスト : 新作映画評論

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新作映画評論

ワイルド・ワイルド・ウエスト ワイルド・ワイルド・ウエスト 5月22日よりロードショー

ワイルド・ワイルド・ウエスト

12月4日より、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー

ラップのリズムは世界を救う?

画像(C) Warner Bros. All Rights Reserved.

豪華な面子が揃った映画である。出演はスミスにクライン、そしてブラナー。撮影はバルハウスに美術はウェルチ。SFXはILMで音楽はバーンスタイン。さぞや凄い作品がと思いきや、出来上がったのはユルユルのアクション・コメディ。やっぱ監督&脚本がシマらないとだめなんだを痛感したりもするのだ。が、それでもお勧めしたくなる理由がある。特にSFファンはぜひといいたくなるワケがある。そう、この作品、メカだけは映画史上初(じゃないかなあ)のスチームパンクSFなのだ。

いや、ほんとにかっこいい。登場するメカの数々の動力は蒸気圧。動くたびにスチームをあげ、歯車がまわる。その歯車は巨大でリベットが施され、デザインはレトロで質感は重厚。いたるところにギミックが仕掛けられ、その楽しいこと。小説のスチームパンクの舞台は19世紀ロンドンが多いが、それを開拓時代の西部に移してビジュアル化してみた、そんな感じが漂っているのだ。

これに感動して見ていると、豪華な面子も納得してしまう。彼らを使って、こんな偏った作品を作るとは、なんておばかなと思ってもしまう。しかし、そのアンバランスこそがこの映画の魅力。つい偏愛してしまうのよね。

(渡辺麻紀)

画像

(C) Warner Bros. All Rights Reserved.

時は西部開拓時代。連邦特別捜査官ジェイムズ・ウェストは、“流血将軍”の異名を取るマグラス将軍を追いかけていた。もう少しで逮捕できるところを、やけに厚化粧でグラマラスな女のせいで取り逃がしてしまう。女の正体は、同じく連邦特別 捜査官のアーティマス・ゴードン。なんと、女装して潜入捜査をしていたのだ。2人は合衆国の命を受け、マグラス将軍の背後にいるラブレス博士を逮捕するためコンビを組むことになる。

原題:WILD WILD WEST

監督:バリー・ソネンフィルド

出演:ウィル・スミス、ケビン・クライン、ケネス・ブラナー、サルマ・ハエック

字幕:石田泰子

1999年アメリカ映画/1時間46分

配給:ワーナー・ブラザース映画

オフィシャルサイト(英語)

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