ゴースト・ドッグ : 新作映画評論

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新作映画評論

ゴースト・ドッグ ゴースト・ドッグ 5月22日よりロードショー

ゴースト・ドッグ

11月27日より、日比谷シャンテシネほかにてロードショー

ジャームッシュの描く「サムライ・ブシドー」

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「デッドマン」から4年。ジャームッシュが再び死に向かう男の話を描いた。それも、武士道を記した書物「葉隠」の一説「武士道とは死ぬ ことと見つけたり」を信条としている黒人の殺し屋の話だ。

サムライと言っても、日本人が想像する“侍”とはちょっと違う。ラップをBGMに殺しの現場へ向かえば、鮮やかな手つきで仕事を終え、刀で斬り終えたごとく銃いちいちを振り払って懐に収める。現代版サムライ、いや、伝書鳩で連絡を取る時代遅れのサムライだ。  ところがこの時代遅れが、笑いと同時に泣かせてくれるのだ。なんせ昔気質なので義理堅い。命の恩人であるマフィア・ルーイの命は決して狙わず、逆に彼ならばと、身を捧げる。で、一匹狼だが、子供と移民のアイス屋とは心を通 わせるという弱者に目を向ける優しい一面も。掟もルールもないこの世知辛い世の中で、武士道を貫くこの姿! まさしく古き良き日本映画を思い起こさせるサムライの姿が、ここにあるじゃないか。

確かに、作法や武術など「それって武士道か?」とツッコミたくなる箇所もある。まぁそこはひとつ、日本好きのジャームッシュに免じて、長~い目で見てやっておくんなまし。

(中山治美)

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殺し屋ゴースト・ドッグ。彼の座右の書は「武士道といふは、死ぬ ことと見つけたり」で有名な「葉隠」だ。ある日命の恩人、マフィアのヴーゴ・ファミリーの幹部ルーイから、ファミリーの一員フランクを殺すよう指令を受ける。ファミリーのボス、レイは溺愛する一人娘ルイーズにファミリーの全財産を託したが、彼女はフランクを愛してしまったのだ。彼女に父の指令と悟られないようフランクを消す。この完全犯罪の実行人に選ばれたのがゴースト・ドッグだった。

原題:GHOST DOG/THE WAY OF THE SAMURAI

監督・脚本:ジム・ジャームッシュ

出演:フォレスト・ウィテカー、ジョン・トーメイ、クリフ・ゴーマン

字幕:戸田奈津子

1999年アメリカ・日本・フランス・ドイツ合作/1時間56分

配給:フランス映画社

オフィシャルサイト

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