印象Pickup
チャーリーとチョコレート工場の天才子役のフレディ・ハイモア、
ウェイトレスのケリー・ラッセル、
マッチポイントのジョナサン・リース=マイヤース、
ハンティングパーティのテレンス・ハワード、
そして名優ロビン・ウィリアムズの出演
出演者を見ただけで素晴らしい作品と予想がついちゃう。
そして事実良い作品だった。
複雑な理由で生き別れになっていた子供と母親と父親が
音楽を通して最後には巡り合うという、
一見お涙ちょうだいの物語なのですが、
案外カラッとしていて心地好いのです。
とにかく音楽が素晴らしくそれを聞くだけで価値があります。
作品を観ていて感じたのは、
音楽の才能のある父親と母親から生まれた子供は
その才能を受け継ぐのだろうなぁ、
というどうでもよい事ですね。
まぁ、
現実の世界はこの映画のように上手くいかないでしょうが、
だからこそ
この映画のようなファンタジーを求めるのですよ、ね!
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孤児院を抜け出して母親を探しに行く子の映画「この道は母へとつづく」と、盲学校で音楽の才能を見いだす少年の映画「ミルコのひかり」を、合わせたような話です。
ある日エヴァンは、両親に会うため施設を出て行きます。
初めての都会の喧騒、エヴァンの天性の耳は、そこにも音楽を聴き取ります。
エヴァンは紛れもない神童でした。
知らない人間が見たら落書きにしか見えない、現代音楽のような楽譜をノートに書きなぐり、狂想曲(ラブソディー)を作曲します。
沢山の人に曲を聞いてもらえば、きっと両親に伝わる。
そしてラストのコンサートシーンに、物語は紡がれていくのです。
主役のフレディ・ハイモアが、目に見えない音楽の世界を、子供とは思えないような豊かな表情で表現しています。
親を求めるエヴァンの心、我が子を思うライラの愛情、ライラを追うルイス、それぞれの思いと行動が、互いに誘い合うように絡んでいきます。
まさに現代のおとぎ話。
映画全体がひとつの音楽のようでもあり、音と映像が相まって絶妙の情感をかもし出し、目が潤みっぱなしの2時間でした。
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フレディ・ハイモア演じる主人公の父親役のジョナサン・リース・マイヤーズが雑誌のインタビューでいいことを言ってた。
「この映画を単なるおとぎ話だって批評する人もいるかもしれない。でも現実は危険がいっぱいで、必ずしも愛や希望が勝つとは限らない。むしろ悪者が勝つことがほとんどだ。だからこそ、2時間の映画で良い奴が勝つのを見ることは大事なことだと思うんだ。」
彼の言うとおりで、たまには、このくらい悪意がない真っ直ぐなおとぎ話に浸って、心の汚れを落とすのもいいんじゃないかなって思った。
心が洗われる美しい映画だった。