櫻井孝宏&小松未可子「西遊記2」アフレコの舞台裏明かす「台本とセリフ変わっている」

2017年9月9日 12:21


櫻井孝宏(右)と小松未可子
櫻井孝宏(右)と小松未可子

[映画.com ニュース]チャウ・シンチー監督作「西遊記 はじまりのはじまり」の続編となる映画「西遊記2 妖怪の逆襲」が9月9日、全国19スクリーンで公開初日を迎え、日本語吹き替え版声優を務めた櫻井孝宏(三蔵法師役)、小松未可子(小善役)が東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台挨拶に出席した。

少林サッカー」「カンフー・ハッスル」などで知られるシンチーが今作では製作・脚本を手がけ、「セブンソード」などのツイ・ハークが監督を担当。天竺への旅を続ける妖怪ハンター・三蔵法師の一行が、立ち寄った比丘国(びくこく)で妖怪たちの逆襲にあう様を描く。

2人はアフレコの舞台裏を告白。櫻井は印象的なシーンとして「冒頭のグチャグチャッとしたところ」を挙げ、「原音で聞くと、皆がいっぺんにしゃべっているので、『この声が自分の役か?』と探していました」と明かす。続けて「ツイ・ハークの色が強く出ていて。三蔵は巻き込まれて慌てふためくようなシーンが多く、アテレコは汗だく、もうスポーツでした」と喜々として振り返ると、小松も「アクション映画さながらでしたね」と同調した。

一方の小松は、「皆さんと収録できなかったので、(すでに録られた)音声を聞きながらアフレコしていました」と語ったうえで、「かなり台本とセリフが変わっている」と目を丸くする。「これがアドリブなのか、『こういう言い回しの方がグッとくる』と変わっていったのか。現場で作られていった言い回しがたくさんあります。この作品のテイスト上、正解はないから好きにやっちゃってください、という感じが楽しかったですね」と充実の面持ちだった。

さらに「別のキャラを演じるとしたら、誰がいい?」と問われた櫻井は、「何でかは知らないですが、繰り返し沙悟浄のシーンを見ていました」といい、「ちょっとグロテスクではありますが、突き抜けたキャラでもあるので、何故か沙悟浄のシーンから目をそらせなかった。もし機会があればやってみたい」と回答。小松は「女性キャラのなかでも、とりわけグロテスクだったクモ女」と述べ、「妖怪への変化も楽しそうだなと。ひと癖もふた癖もあるキャラは『やってみたいな』と思います」と話すと、櫻井も「我々、そういう方がテンション上がりますからね」と笑っていた。

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