ニューヨーク・タイムズが選ぶ2021年の映画ベスト10

2022年1月5日 11:00


「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」
「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」

米ニューヨーク・タイムズ紙が2021年の映画ベスト10を発表した。

選考を行ったA・O・スコット記者によれば、現在世界で蔓延している不正直さや自己満足、卑屈さといったさまざまな問題に対して、できる限りの抵抗を試みている映画が心に響いたという。また、これらは映画の重要性を再認識させてくれたとも語っている。

7位にランクインした濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」に関しては、「濱口監督は人と人との繋がりの複雑さについて、控えめでありながら重層的な瞑想を構築している」と絶賛している。

ニューヨーク・タイムズが選ぶ2021年映画ベスト10は以下の通り。

1位「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」(アミール・“クエストラブ”・トンプソン監督)
2位「アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ(仮題)」(ラドゥ・ジューデ監督)
3位「パワー・オブ・ザ・ドッグ」(ジェーン・カンピオン監督)
4位「Petite Maman(原題)」(セリーヌ・シアマ監督)
5位「Bring Your Own Brigade(原題)」(ルーシー・ウォーカー監督)
6位「Bergman Island(原題)」(ミア・ハンセン=ラブ監督)
7位「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)
8位「MEMORIA メモリア」(アピチャッポン・ウィーラセタクン監督)
9位「ウエスト・サイド・ストーリー」(スティーブン・スピルバーグ監督)
10位「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」(トッド・ヘインズ監督)

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