「さらば、わが愛 覇王別姫」4K版、7月28日から日本初公開 レスリー・チャン没後20周年
2023年4月1日 12:00
チェン・カイコー監督の傑作「さらば、わが愛 覇王別姫」の4K版が、7月28日から日本初公開されることが決定した。今回の上映は、主演レスリー・チャン没後20周年、映画公開30周年の特別企画。なお、本日4月1日は、2003年4月1日にわずか46歳の若さでこの世を去ったレスリー・チャン没後20年の節目の日でもある。
京劇の古典「覇王別姫」を演じる2人の京劇俳優の愛憎を、1925年から文化大革命時代を経て、50年に渡る中国の動乱の歴史を背景に、圧倒的なスケールと映像美で描く一大叙事詩。京劇の俳優養成所で兄弟のように互いを支え合い、厳しい稽古に耐えてきた2人の少年。成長した彼らは、程蝶衣(レスリー・チャン)と段小樓(チャン・フォンイー)として京劇の古典「覇王別姫」を演じるなど一躍スターに。女形の程蝶衣は覇王を演じる段小樓を秘かに愛していたが、娼婦の菊仙(コン・リー)と結婚してしまう。
1993年のカンヌ国際映画祭にて最高賞のパルム・ドール受賞をはじめ、同年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞、NY批評家協会賞外国映画賞・助演女優賞(コン・リー)受賞、LA批評家協会賞外国映画賞受賞、米アカデミー賞外国語映画賞ノミネートなど世界中の映画祭で高く評価され、日本でも大きな話題に。特に女形の程蝶衣役を狂おしいほどの妖艶さで演じたレスリー・チャンに魅了される観客が続出し、当時大ヒットを記録した。
「さらば、わが愛 覇王別姫」の4K版は、7月28日から角川シネマ有楽町、109シネマズプレミアム新宿、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国順次上映。上映劇場の詳細は、公式HP(https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=hbk4k)に掲載されている。