全米映画ランキング : 2006年9月22日~2006年9月24日

全米映画ランキング:2006年9月26日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2006年9月22日~2006年9月24日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Jackass: Number Two

Paramount

3,059 1 29,002,002 29,002,002
2

Jet Li's Fearless
「SPIRIT」

Rogue
(ワーナー)

1,806 1 10,590,244 10,590,244
3 1

Gridiron Gang

Columbia

3,510 2 9,456,617 26,957,657
4

Flyboys

MGM

2,033 1 6,004,219 6,004,219
5 3

Everyone's Hero

20th Century Fox

2,898 2 4,690,466 11,534,837
6 2

The Black Dahlia
「ブラック・ダリア」

Universal
(東宝東和)

2,236 2 4,449,985 17,270,675
7

All the King's Men

Columbia

1,514 1 3,672,366 3,672,366
8 7

The Illusionist

Yari Film Group

1,432 6 3,333,383 27,592,197
9 4

The Covenant

Screen Gems Inc.

2,678 3 3,178,953 20,183,768
10 8

Little Miss Sunshine
「リトル・ミス・サンシャイン」

Fox Searchlight
(フォックス)

1,384 9 2,821,315 50,286,378

「ジャッカス/ナンバーツー」が首位。「オール・ザ・キングスメン」は不発

例年は各メジャースタジオがオスカー狙いの作品をリリースする秋シーズンだが、今年は未だにバカの風が吹き荒れている全米ボックスオフィス。今週1位となったのは、02年に全米で大ヒットしたMTVの大バカドキュメンタリーの続編「ジャッカス/ナンバーツー」。今回もジョニー・ノックスビル率いるイタズラ集団が抱腹絶倒のバカ騒ぎを巻き起こしている。興収も約3000万ドルを記録、バカも侮れない。2位には、すでに今年3月に日本公開済の「SPIRIT」。オープニング興収約1000万ドルは昨年公開のジェット・リー主演作「ダニー・ザ・ドッグ」とほぼ同等。4位はジェームズ・フランコ主演の「フライボーイズ」。第1次大戦中に実在した“ラファイエット戦闘機隊”の活躍を描く戦争アクションだが、オープニング興収は600万ドル。そして、7位に入ったのはロバート・ロッセン監督による49年のアカデミー賞受賞作を「シンドラーのリスト」「ミッション:インポッシブル」などの脚色で知られる名脚本家スティーブン・ザイリアンが同名リ メイクした「オール・ザ・キングスメン」。ショーン・ペン、ジュード・ロウ、アンソニー・ホプキンスら豪華スターを集めて、30年代から50年代にかけてのアメリカ南部を舞台にした政治腐敗ドラマを再現したが、偉大なオリジナルとの比較のせいか、批評家からはミスキャストや内容を詰め込みすぎを指摘されるなど評価はいまひとつ。アカデミー賞戦線では一歩後退を余儀なくされた印象だ。

2006年9月26日更新 藤井竜太郎

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