全米映画ランキング : 2010年6月18日~2010年6月20日

全米映画ランキング:2010年6月21日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2010年6月18日~2010年6月20日
(金額・順位は確定後のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 トイ・ストーリー3

Toy Story 3
「トイ・ストーリー3」

Walt Disney
(ディズニー)

1 109,000,000 109,000,000
2 1 ベスト・キッド

The Karate Kid
「ベスト・キッド」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 29,000,000 106,254,000
3 2 特攻野郎Aチーム THE MOVIE

The A-Team
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

2 13,775,000 49,797,000
4 4 伝説のロックスター再生計画! 3 6,117,000 47,857,000
5 3 シュレック フォーエバー

Shrek Forever After
「シュレック フォーエバー」

DreamWorks/Paramount
(パラマウント)

5 5,520,000 222,977,000
6 6 プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂 4 5,273,000 80,508,000
7 5 キス&キル

Killers
「キス&キル」

Lionsgate
(ギャガ)

3 5,100,000 39,370,000
8 ジョナ・ヘックス 1 5,085,000 5,085,000
9 9 アイアンマン2

Iron Man 2
「アイアンマン2」

Paramount
(パラマウント)

7 2,675,000 304,764,000
10 7 サーフィン ドッグ 3 2,650,000 27,886,000

「トイ・ストーリー3」が大ヒットスタート。「ジョナ・ヘックス」は8位

2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、公開前から大きな注目を集めていたディズニー/ピクサーの3Dアニメ「トイ・ストーリー3」が、初日に約4100万ドル、週末3日間で約1億900万ドルを稼ぎ出し、全米歴代10位のオープニング興収を記録する大ヒットスタートを切った。

同作は1995年、99年に公開され、それぞれ大ヒットを記録してきた人気シリーズの約10年ぶりの続編。シリーズ初の3D映画ということで、チケットが高額になっていることもあり、ピクサー史上最高のオープニング興収だった「Mr.インクレディブル」(04年/約7050万ドル)を大きく上回る結果となった。

内容に関しても大半の批評家から絶賛評を集めており、本年度のアカデミー賞にもノミネートされそうな勢い。これまでのピクサー社最大のヒット作は「ファインディング・ニモ」(03年/最終興収約3億3970万ドル)だが、「トイ・ストーリー3」には「ニモ」を上回るポテンシャルがあり、今後どこまで数字を伸ばすかに注目が集まりそうだ。

2位は前週比48%ダウンながら約2900万ドルを稼いだ「ベスト・キッド」。10日間の累計興収は約1億600万ドルとなり、興収1億5000万ドル突破を確実にしている。一方、興収約1380万ドルで3位となった「特攻野郎Aチーム」の10日間の累計は約4980万ドル。こちらの1億ドル突破はかなり難しそうだ。

その他、オープニング興収約510万ドルで8位デビューとなってしまったのが、「ジョナ・ヘックス」。1970年代に創られたDCコミックスの伝説的なキャラクターを主人公に映画化したアクション西部劇だったが、まったく振るわなかった。タイトルロールに「ノーカントリー」「ミルク」のジョシュ・ブローリン。共演にジョン・マルコビッチ、ミーガン・フォックス。

今週はトム・クルーズ&キャメロン・ディアス共演のアクションコメディ「ナイト&デイ」、アダム・サンドラー主演のコメディ「俺たちグローン・アップス」が公開となる。

2010年6月21日更新 藤井竜太朗

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