全米映画ランキング : 2011年7月1日~2011年7月3日

全米映画ランキング:2011年7月4日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2011年7月1日~2011年7月3日
(金額・順位は確定前のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 トランスフォーマー ダークサイド・ムーン 1 99,000,000 163,000,000
2 1 カーズ2

Cars 2
「カーズ2」

Walt Disney
(ディズニー)

2 24,000,000 109,000,000
3 2 バッド・ティーチャー 2 14,000,000 58,000,000
4 幸せの教室

Larry Crowne
「幸せの教室」

Universal
(ディズニー)

1 14,000,000 14,000,000
5 恋するモンテカルロ 1 8,500,000 8,500,000
6 4 SUPER 8 スーパーエイト

Super 8
「SUPER 8 スーパーエイト」

Paramount
(パラマウント)

4 7,500,000 107,000,000
7 3 グリーン・ランタン

Green Lantern
「グリーン・ランタン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 6,000,000 101,500,000
8 5 空飛ぶペンギン 3 5,000,000 50,000,000
9 8 ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン 8 3,250,000 152,000,000
10 11 ミッドナイト・イン・パリ

Midnight in Paris
「ミッドナイト・イン・パリ」

Sony Pictures Classics
(ロングライド)

7 3,000,000 33,000,000

「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」が大ヒットスタート

サマーシーズンの折り返し地点にあたる独立記念日を迎えた全米ボックスオフィス。先週は3本の新作が公開され、大ヒットSFアクションシリーズの第3弾「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」が週末3日間で約9750万ドルを稼ぎ出し、首位デビューを飾った。

同作は「ザ・ロック」「アルマゲドン」「パール・ハーバー」で知られるヒットメーカー、マイケル・ベイ監督の最新作。月の裏側に潜んでいた悪のトランスフォーマー“ディセプティコン”が地球に来襲。それを米軍とオプティマス・プライム、バンブルビーら正義のトランスフォーマー“オートボット”が迎え撃つという内容。シリーズ1作目の好評はどこへやら、2作目同様、3作目も批評家からは厳しい声が浴びせられているが、シリーズ初の3Dにしたことが功を奏したか、興行では相変わらずの強さを見せている。

6月29日の公開初日から毎日平均約3000万ドルの興収をあげ、7月4日までの累計興収は約1億8110万ドル。全世界興収は公開6日で約3億7900万ドルに到達。記録更新は「独立記念日の週末3日間の興収」約9750万ドル(これまでの首位は04年「スパイダーマン2」の約8810万ドル)のみとなったが、人気シリーズの底力を見せつけた。

今後はどこまで数字を伸ばすかに注目が集まるが、明らかに2作目の公開時よりも勢いは衰えており、前作が記録した最終興収4億200万ドルを超えるのは厳しそうだ。

2位は前週首位の「カーズ2」。累計は1億ドルをあっさり突破し、最終興収は2億ドルあたりに落ち着きそうだが、前作「カーズ」の最終興収が2億4400万ドルだったことを考えると物足りない。

そして、オープニング興収約1310万ドルで4位に初登場となってしまったのが、トム・ハンクス&ジュリア・ロバーツ主演のラブコメディ「Larry Crowne」。2年連続でオスカー主演男優賞を受賞した1995年以降、ハンクスの名前はハリウッドにおいて最も信頼の置ける優良ブランドだったが、今回は興行的にも批評的にも大惨敗。自ら監督をしたのが裏目に出たか、早くも次回作での汚名返上に期待がかかる。

その他、公開7週目でついにトップ10から陥落して13位となった「パイレーツ・オブ・カリビアン4」は、全世界興収が10億ドルを突破。現在の累計興収は約10億89万ドルで、歴代7位につけている。

今週末はケビン・スペイシー、ジェイソン・ベイトマン、ジェニファー・アニストン、コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス、ドナルド・サザーランドら豪華共演の群像コメディ「Horrible Bosses」に、ケビン・ジェームズ主演のコメディ「Zookeeper」が公開に。

2011年7月4日更新 藤井竜太朗

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