全米映画ランキング : 2012年2月3日~2012年2月5日

全米映画ランキング:2012年2月6日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2012年2月3日~2012年2月5日
(金額・順位は確定後のもの)Exhibitor Relations Co. Inc.

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 クロニクル

Chronicle
「クロニクル」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

1 21,000,000 21,000,000
2 ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館

The Woman in Black
「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」

CBS Films
(ブロードメディア・スタジオ)

1 20,000,000 20,000,000
3 1 THE GREY 凍える太陽

The Grey
「THE GREY 凍える太陽」

Open Road
(ショウゲート)

2 10,000,000 35,000,000
4 だれもがクジラを愛してる。 1 7,000,000 7,000,000
5 2 アンダーワールド 覚醒

Underworld: Awakening
「アンダーワールド 覚醒」

Screen Gems
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 6,000,000 55,000,000
6 3 ラブ&マネー 2 5,000,000 19,250,000
7 4 Red Tails

Red Tails

20th Century Fox

3 4,750,000 41,000,000
8 5 崖っぷちの男

Man on a Ledge
「崖っぷちの男」

Summit Entertainment
(ディズニー)

2 4,500,000 15,000,000
9 8 ファミリー・ツリー

The Descendants
「ファミリー・ツリー」

Fox Searchlight
(20世紀フォックス映画)

12 4,500,000 65,500,000
10 7 ハード・ラッシュ

Contraband
「ハード・ラッシュ」

Universal
(東京テアトル)

4 4,250,000 59,750,000

超能力アクション「Chronicle」がV。D・ラドクリフ主演ホラーは2位

第46回スーパーボウルが開催された先週末、全米ボックスオフィスは3本の新作がランクインし、低予算のティーン向けアクション「Chronicle」が約2200万ドルの興収で、首位デビューを果たした。

同作は「ブレアウィッチ・プロジェクト」以降、ハリウッドで流行している“ファウンド・フッテージ”と超能力スリラーを掛け合わせたアクション。突如として超能力を身につけてしまった男子高校生3人の姿をハンディカメラが追い、超能力を得たことによって彼らが変わっていく姿が克明に描かれる。監督は弱冠26歳の新鋭ジョシュ・トランク。脚本はジョン・ランディスの息子マックス・ランディス。このジャンルの作品にしては批評家受けも良く、2週目以降に数字がガクンと落ちることは無さそうだ。

オープニング興収約2100万ドルと、僅差で2位デビューとなってしまったのが、「ハリー・ポッター」シリーズ終了後初の主演作となるダニエル・ラドクリフの新作「The Woman in Black」。遺品整理のため片田舎の屋敷を訪れた弁護士の災難を描いたスーザン・ヒルのゴシックホラー小説「黒衣の女」を映画化した本作で、ラドクリフは若き弁護士を熱演。こちらもレビューは上々だ。監督はイギリス出身のジェームズ・ワトキンス。

3位は前週首位の「The Grey」。10日間の累計は約3500万ドルと、やや低め。最終興収は6000万ドルあたりになりそう。

初登場4位はドリュー・バリモア、ジョン・クラシンスキー共演の恋愛ドラマ「Big Miracle」。1988年、米アラスカ・バローのクジラ救出劇を描いたトーマス・ローズのノンフィクション「Freeing the Whales」を映画化。1位、2位の作品同様、同作もレビューは上々。監督は「旅するジーンズと16歳の夏」のケン・クワピス。

今週末は「STAR WARS」サーガの第1作を3D化した「STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス/ファントム・メナス 3D」、「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」の3D映画2本に、デンゼル・ワシントン主演の犯罪スリラー「Safe House」などが公開に。

2012年2月6日更新 藤井竜太朗

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