全米映画ランキング : 2016年1月8日~2016年1月10日

全米映画ランキング:2016年1月12日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2016年1月8日~2016年1月10日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 スター・ウォーズ フォースの覚醒 4 41,630,000 812,011,043
2 23 レヴェナント 蘇えりし者

The Revenant
「レヴェナント 蘇えりし者」

20th Century Fox
(20世紀フォックス映画)

3 38,000,000 39,556,901
3 2 パパVS新しいパパ 3 15,000,000 116,313,576
4 JUKAI 樹海

The Forest
「JUKAI 樹海」

Gramercy Pictures
([MDGP]上映委員会)

1 13,088,000 13,088,000
5 4 シスターズ 4 7,174,320 73,884,265
6 3 ヘイトフル・エイト

The Hateful Eight
「ヘイトフル・エイト」

The Weinstein Company
(ギャガ)

3 6,351,000 41,473,820
7 7 マネー・ショート 華麗なる大逆転 5 6,300,000 42,849,837
8 5 アルビン4 それいけ!シマリス大作戦 4 5,500,000 75,608,339
9 6 ジョイ 3 4,500,000 46,555,608
10 8 コンカッション

Concussion
「コンカッション」

Columbia
(キネマ旬報DD)

3 3,100,000 31,018,278

「SW フォースの覚醒」がV4。レオ主演「レヴェナント」が2位に

先週末の全米ボックスオフィスは、記録的な大ヒットを続けている「スター・ウォーズ フォースの覚醒」が約4230万ドルの興収で首位を守り、V4を果たした。

先週6日に「アバター(2009)」の最終興収約7億6000万ドルを抜き、公開20日間で北米興収の記録更新を果たした「フォースの覚醒」。累計は8億ドルを超え、10億ドル超えが当面の目標となる。一方の全世界興収は、先週9日にようやく公開された中国での記録的なヒット(約5230万ドルのオープニング興収)などで累計約17億5120万ドルとなり歴代3位に。こちらは、1位の「アバター(2009)」(約27億8800万ドル)との差がまだ10億ドルもあり、記録更新をするとしても長い時間がかかりそうだ。

拡大公開で23位から2位に入ったのは、今年のゴールデングローブ賞でドラマ部門の作品賞、主演男優賞などを受賞した「レヴェナント 蘇えりし者」。1820年代の米中西部を舞台に、友人に裏切られたハンターの壮絶な復讐を描くサバイバル・ドラマで、昨年オスカーを受賞した「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督とレオナルド・ディカプリオが初タッグを組んだ。

ゴールデングローブ賞で3度目の主演男優賞を受賞したディカプリオは念願のオスカーに王手をかけたと言われており、2月末のアカデミー賞授賞式でも最大の注目を集めることになりそうだ。作品自体の評価も高く、イニャリトゥ監督は2年連続のオスカー受賞に挑むことになる。共演はトム・ハーディにドーナル・グリーソン。音楽に坂本龍一、アルバ・ノト、ブライス・デスナー。撮影はテレンス・マリック監督の「ニュー・ワールド」「ツリー・オブ・ライフ」で知られる名手エマニュエル・ルベツキ。今年もオスカー受賞となると「ゼロ・グラビティ」「バードマン」に続き3年連続となる。

初登場で4位に入ったのは、「ダークナイト」シリーズで知られるデビッド・S・ゴイヤー製作の「The Forest」。青木ヶ原樹海を舞台にした超自然スリラーだったが、批評、興行ともに振るわなかった。主演は「ハンガー・ゲーム」や「ラッシュ」などに出演のナタリー・ドーマー。共演にテイラー・キニー、小澤征悦など。

今週末はアイス・キューブ&ケビン・ハート主演のコメディ「ライド・アロング 相棒見習い」の続編「Ride Along 2」、マイケル・ベイ監督の新作アクション「13 Hours:The Secret Soldiers of Benghazi」などが公開となる。

2016年1月12日更新 藤井竜太朗

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