全米映画ランキング : 2022年10月7日~2022年10月9日

全米映画ランキング:2022年10月10日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2022年10月7日~2022年10月9日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 SMILE スマイル 2 17,600,000 49,894,662
2 シング・フォー・ミー、ライル

Lyle, Lyle, Crocodile
「シング・フォー・ミー、ライル」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

1 11,500,000 11,500,000
3 アムステルダム

Amsterdam
「アムステルダム」

Walt Disney
(ディズニー)

1 6,500,000 6,500,000
4 3 ウーマン・キング 無敵の女戦士たち 4 5,300,000 54,129,639
5 2 ドント・ウォーリー・ダーリン

Don't Worry Darling
「ドント・ウォーリー・ダーリン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 3,475,000 38,450,735
6 5 アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター 3 2,560,000 23,312,409
7 7 バーバリアン

Barbarian
「バーバリアン」

20th Century Studios

5 2,180,000 36,530,203
8 4 Bros

Bros

Universal

2 2,150,000 8,894,410
9 6 PS1 黄金の河 2 910,000 5,715,691
10 テリファー 終わらない惨劇

Terrifier 2
「テリファー 終わらない惨劇」

Cinedigm Entertainment
(プルーク、OSOREZONE)

1 825,000 1,228,900

笑顔が怖すぎるホラー「Smile」2週連続首位!「アムステルダム」は3位に初登場

北米映画市場は、今年2番目に低調だった興行成績から脱し、1カ月間ゆっくりと上昇を続けてきましたが、10月第2週は不運にも、その勢いが弱まる結果となりました。パラマウントのホラー「Smile(原題)」は、週末3日間の興行収入ランキングで、2週目も首位をキープ。高評価と好意的な口コミで、ハロウィンシーズンに向け、人気に火がついています。上映館を拡大し、週末3日間の興収は1840万ドルを記録。興収の先週末からの下落率は、わずか18%にとどまっており、勢いを見せつけました。

ソニーのファミリーミュージカル「Lyle, Lyle, Crocodile(原題)」は、2位に初登場。バーナード・ウェーバーによる1960年代の児童文学「ワニのライルのおはなし」をベースにしており、グラミー賞にノミネートされた歌手ショーン・メンデスが、ニューヨークに住む歌うワニ・ライルの声を務めています。ハビエル・バルデム(「ノーカントリー」)、コンスタンス・ウー(「ハスラーズ」)が共演。「俺たちフィギュアスケーター」のウィル・スペックとジョシュ・ゴードンがメガホンをとり、「グレイテスト・ショーマン」のベンジ・パセックとジャスティン・ポールが音楽を手がけました。製作費5000万ドルで、週末3日間で興収1100万ドルをあげました。

20世紀スタジオの「アムステルダム」は、3位にランクインしました。同作は、アメリカ政府転覆の陰謀と噂されるある事件に基づいた、史実とフィクションが融合した物語。クリスチャン・ベール(「フォードvsフェラーリ」)、マーゴット・ロビー(「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」)、ジョン・デビッド・ワシントン(「TENET テネット」)をはじめ、ラミ・マレック(「ボヘミアン・ラプソディ」)、ロバート・デ・ニーロ(「ジョーカー」)、マイケル・シャノン(「シェイプオブウォーター」)、クリス・ロック(「スパイラル ソウ オールリセット」)、マイク・マイヤーズ(「ボヘミアン・ラプソディ」)、テイラー・スウィフト(「キャッツ」)ら豪華キャストが集結しました。デビッド・O・ラッセル(「世界にひとつのプレイブック」)が監督と脚本を担当。製作費8000万ドルで、週末3日間の興収640万ドルという、厳しい結果になりました。

さらに、配信プラットフォームを運営するシネダイム・エンタテインメントの「Terrifier 2(原題)」が、10位でオープニングを飾りました。同作は、「Terrifier(原題)」(2016)の続編で、殺人ピエロが恐怖を巻き起こすスラッシャーホラー。8月に英ロンドンで開催された映画祭「frightfest」でプレミア上映されると、批評家から絶賛を浴びました。週末3日間の興収82万5000ドルを稼ぎ出し、製作費25万ドルのインディペンデント映画としては、奇跡的な興行を展開しています。

2022年10月10日更新 Dan Knighton

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