青木ヶ原樹海を舞台に描く「追憶の森」　渡辺謙のコメント付き予告編が完成

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［映画.com ニュース］　マシュー・マコノヒーと渡辺謙が共演し、富士山麓に広がる青木ヶ原樹海を舞台に描いた「追憶の森」の予告編が完成した。映像の冒頭に渡辺が登場し、「愛は思わぬところであなたを待っています」と観客へ呼びかけるコメントが収録されている。

同作は、「グッド・ウィル・ハンティング　旅立ち」「ミルク」などで知られる名匠ガス・バン・サント監督が、「ダラス・バイヤーズクラブ」「インターステラー」のマコノヒー、「ラスト サムライ」「インセプション」など数々のハリウッド大作やブロードウェイミュージカル「王様と私」で活躍する渡辺、そして「21グラム」「インポッシブル」のナオミ・ワッツと、いずれも演技派として知られる俳優たちを迎えて描いたミステリードラマ。

人生の終着点を求めて青木ヶ原樹海にやってきたアメリカ人のアーサー（マコノヒー）は、森の中で出口を求めてさまよう日本人タクミ（渡辺）と出会う。ケガを負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始める。過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサーは、樹海への旅を決意させた過去のある出来事を語り始める。

予告編では、マコノヒー演じるアーサーが青木ヶ原樹海を訪れ、渡辺扮するタクミに出会い、道に迷ったタクミを出口まで連れ出すために2人で森をさまよう様子が映し出され、マコノヒーと渡辺という初共演の実力派2人の演技も見どころのひとつとなる。また、自殺の名所と知られる樹海が、バン・サント監督の視点により、どこか神秘的で美しく紡がれている様子もうかがえる。

「追憶の森」は4月29日から全国公開。