青春18×2 君へと続く道のレビュー・感想・評価
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18歳の出逢い
出逢いと別れ。
18歳の青年が旅する女性と出逢い淡い恋心を膨らませる。
異国の女性であり、何か秘密を持っていることを匂わせつつ2人の距離感の変化を丁寧に描いてて好感が持てる。
そして18年の年月は何を意味してるのか?
その意味を知った時、心を揺さぶられる。
ただ劇中で映画「love letter」を対比して使うあたり、少し先が読めた点は好みが分かれるところだろう。出来れば彼の心を反映した王道のラブストーリー映画を挟んで「love letter」は話のみにしても良かったんじゃないだろうか。
その方がより盛り上がった様に感じた。
恋愛映画苦手な人に見て欲しい
恋愛映画は苦手です。もう40歳だし。キラキラした恋ではなく、冴えない日常にある愛を描く映画はないのかなぁ…なんて。
そして予告だけでも透けて見える事情ありの恋愛もの、最近多すぎないか。
そう思いつつ、主題歌がミスチルであること、映画サイトの評価が良いことに釣られて、まぁ期待しないで観に行ってみるかーと映画館に向かいました。
序盤のボーイミーツガールはキラキラと眩しいのだけど嫌味がなく、アミの笑顔と年下相手にお姉さんぶる姿に魅了され、ジミーのカタコトの日本語と不器用さに魅了される。かと思えばジミー現代パートでは憂いのある36歳の旅人を演じていて、主演俳優さんをすっかり気に入ってしまった。
アミとジミーがランタンあげに向かうシーン、イヤホンをでミスチルを聴きながらジミーが切なげに想いを口にするシーンで泣きました。ジミー😭
そこから先は度々涙が溢れましたが、最後、ジミーが再び地元駅に降り立ち、新しい生活をスタートさせていく姿を見て、ジミーの未来は明るいものになるという希望を感じました。
旅先で出会った青年とラインを交換した後のシーンで、彼にはもう会わないだろうといった台詞があったのですが、個人的にあの台詞が好きでした。旅先の出会いって、そうゆう所があってそれが魅力でもある。
休みはその先の長い旅のため、これも好きでした。
ただの恋愛映画に終わらず、人生に躓いた人の再出発といった趣きが強く、観てよかったなぁと温かい気持ちで帰りました。
トイレに寄ったら、マスカラがほぼ落ちていました。
ミスチル の主題歌は言うことなく素敵でした☺️
岩井俊二さんのラブレターを次に観ようと思います。
泣くつもりじゃないのに、泣けてくる。
初めははまらない感じだったけど、だんだん台湾の風景に馴染んできて気持ちも入っていく。台湾の夜景や電車、普通の街中の景色が良い。
日本になると、名優ばかり出てさすがの演技に泣けてくる。
亡くなったのを知らないで日本に行ったのかと思いきや、思い出の確認になっていた。
最後に手作りのアルバムなどもらったら、彼は今後結婚なんてできるんだろうかと思ってしまった。
台湾×日本
この日2本目の映画は「青春18×2 君へと続く道」。
台湾と日本の人々の恋愛映画です。
台湾人の男の人が、会社を辞めて旅に出るストーリーから始まります。
回想シーンでは台湾の台北の街並みや、郊外の街がたくさん出てきていて、日本とは全く違う文化が映画で見れていいなと思いました。
この映画の鍵を握るのは「旅」と「手紙」と「絵画」。
俺自身、電車がとても好きなので、そこもまたいいなと思いましたが、山々の景色がとてつもなく綺麗で圧倒されました。
福島の只見から台湾に来た女性・アミが日本に帰ってしまうシーンは、台湾の男性・ジミーの気持ちがフワッと来てしまい、ほんとに辛いのが伝わってきました。
いつか、遅くなっても俺も思いを寄せる人に手紙が出せればいいなぁ。と悲しいながらも、心が温まり、スカッとする映画でした。
青春恋愛でなく、涙腺崩壊映画でした
君の膵臓をたべたいは何度観ても号泣するのですが、これも同じだ。清原果耶さんAMIの死を分かってて、旅に出たジミーの気持ちでもう一度観ることにします。
Love letter の雪のシーン。真似したくなりますね(やった)
台湾に行きたくなったのは勿論だけど、只見の自然や長岡でランタン飛ばしたくなりました。
それにしても清原果耶さんは演技が凄いですね。引き込まれる😊
申し訳ない
途中で寝てしまった。゚(゚´Д`゚)゚。
泣くポイントがわからずミスチルのエンディングが流れ申し訳ないという結果になった。
ただただ隣のお客様は号泣してたよという報告しかできない。
所々見ていて純粋に思ったのが、ジミーもあみも恥ずかしさからお互いの好きだという気持ちが素直にカミングアウトができず、言うタイミングを見計らないながらもいうタイミングも見出だせず別れたことに、ジミーはあみの死を理解するのに時間がかかったんだね。
だから、旅のゴール地点が決まっているのに、わざわざ遠回りして、気持ちの整理がついてからあみの家に向かったんだよね。
ジミーの葛藤やあみが抱える悩みや迷いの描写が綺麗に描かれているのが非常に素敵だった。
せつなくて甘酸っぱい
予告を見て気になっていた映画で鑑賞しました!
始まりは18年前の台湾
カラオケ店でバイトする高校生・ジミーは、日本から来たバックパッカー・アミと出会う。
天真爛漫な彼女と過ごすうち、恋心を抱いていくジミー
しかし、突然アミが帰国することに
意気消沈するジミーに、アミはある約束を提案する
時が経ち、現在
人生につまずき故郷に戻ってきたジミーは、かつてアミから届いた絵ハガキを再び手に取る
初恋の記憶がよみがえり、あの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本への旅を決意するジミー
東京から鎌倉・長野・新潟・そしてアミの故郷・福島へと向かう
鈍行列車に揺られ、一期一会の出会いを繰り返しながら、ジミーはアミとのひと夏の日々に想いを馳せる
たどり着いた先で、ジミーが知った18年前のアミの本当の想いとは
というのがあらすじ!
展開はべたでしたが旅先での景色は綺麗で美しかったです!
そして清原果耶さんとシュー・グァンハンさんの演技が素晴らしかったです😊
夜景でのシーンはアミは小悪魔でしたね
あと電車の中でアミーとジミーが片耳イヤホンで音楽を聴いてるシーンはおそらくアミは聞こえてたよね
気持ちを考えるとせつなくなりました…
ところどころの台詞や表情でもしかしてアミは病気で余命があるのかなって思ってたらそうでしたね
びっくりしたのがジミーはアミが亡くなってること知ってたこと笑
最初は全然知らない感じで進んでいってたのに…笑
最後のミスチルはほんとに最高でした…
それにこの映画を観てたら旅に行ってみたくなりました…
一休みはより長い旅のためという台詞が心にささりました!
とてもいい言葉です😌
もう一度この映画を観てみたいです!
素晴らしい映画をありがとうございました☺️
どこか懐かしい雰囲気
日本と台湾舞台の純愛映画ですが
予想以上によかったです
台湾行ったことある人ならわかる風景や習慣などもわかるし お互いの国の良さが出てる気がします
台湾舞台は今の撮影なんでしょうけど おそらく昔からあの雰囲気なのかなと
良い意味で日本と比べて台湾はより島国であり 昔の日本っぽいのが残ってます
また個人的に色々タイムリーなのでより見てて感情的に見られます笑
ランタンには願い事を書いて上げるんだ
JRの青春18切符みたいなタイトルで、あまり興味がそそられなかったが、結構皆さんの評価が高いのでTOHOシネマズ新宿で「青春18✕2 君へと続く道」を。
本作では、カメラが5秒以上静止するカットがほぼ無い(測った訳ではないから感覚だが)。カメラは微妙にパンしたり、ズームしたり完全に固定される事がない。唯一長回し(と言っても10数秒か)だったのは二人が列車の中で、並んでミスチルを聞くシーンを正面から捉えたカットである。
短いカットで繋がれているが、忙しなさを感じる訳ではなく、編集が上手い。
日本編と台湾編も上手くカットバックされており、日本の雪国の風景の美しさが充分に捉えられている。
18歳のジミー(シュー・グァンハン)は台南のカラオケ店でバイトをしている受験生だが、大学合格発表の日に日本から来たバックパッカーのアミ(清原果耶)が財布を落としてカラオケ店で働きたいとやって来る。日本人オーナーは彼女を雇い、ジミーを教育係に指名する。アミは持ち前の天真爛漫な明るさで人気となり、カラオケ店の客も増える。
ジミーは4歳年上のアミに恋心を抱き、アミもジミーに心引かれる。そんなジミーの気持ちを察したカラオケ店の同僚が日本映画のチケットをくれ、二人はデートで「Love Letter」を一緒に観る。映画が終わった時、アミは号泣していた。
突然、アミの帰国が決まりジミーは落ち込むが、最後にランタン祭りにアミを誘う。
一緒にランタンを上げた二人は約束をする。
アミは帰国し、ジミーは台北の大学に進学する。大学の同級生とゲーム会社を立ち上げ大学は卒業せずにゲームを作る。ゲームが完成してジミーは手紙をくれたアミに電話をし日本に行きたいと伝えるが、アミは彼氏とブラジルへ旅に行くと伝え電話を切る。
ジミーには25歳の時に彼女が出来るが、仕事優先の彼について行けず別れてしまう。彼は仕事に打ち込む。
出逢いから18年後、経営の仕方からジミーは自分の会社から追われてしまう。
最後の仕事で一緒に会社を起ち上げた友人と東京を訪れるが、その後アミがくれた手紙を手に日本国内の旅にでる。
鎌倉、松本、長岡。長岡のネットカフェの店員(黒木華)にランタン祭りに連れて行ってもらい、ランタンを上げ、アミとランタンを上げた事が思い出される。
そしてアミの生まれ故郷の只見へ。
アミの家でアミの母から台湾で描いた画集を見せられる。アミは心臓の病で亡くなっていた。ジミーにブラジルへ行くと電話で言った時に彼女は既に病院のベッドの上だったのだ。ジミーはアミが亡くなった事を知っていたが、家を訪ねて来たのだ。
カラオケ店でジミーに隠れて飲んでいた薬、日本からかかって来た電話、台南で一緒に上げたランタン(その時アミは涙を流していた)。一度出てきたそれらのシーンの別アングルのカット。画集を見ながら涙を流すジミー。
台湾に帰った彼は、長い人生の新たなるスタートを切るのだった。
18歳と36歳を演じたシュー・グァンハンと清原果耶が実に良かった。脇の人たちも皆好演だった。
何千本も映画を観ていても、映画(監督や俳優もそうだが)には相性と言うものがあって、観ていない作品がある。私のように映画館で観る事にこだわっている者にはなおさらだ。
私の場合、この映画に出てくる「Love Letter」である。きっと「Love Letter」を観ているか、いないかで本作の評価が変わってくるかも知れない。(なんで観てないかな)
時を越え、国境を越えた切ないラブストーリー。 主演の二人のみずみず...
時を越え、国境を越えた切ないラブストーリー。
主演の二人のみずみずしさ、透明感が素晴らしい。
特に清原香耶、最高です。
そして、なぜかパンフレットでも紹介されない、バイト先のカラオケ店長。
日本語も中国語?も流暢でコミカルで優しくておかしくて、本当にいい人。
二人にとって重要なキーマンで印象に残り、本作の温かさの一翼を担っていました。
本作は本当に良かったのですが、後を絶たない、岩井俊二と監督作「Love Letter」の大量のエピゴーネンのうちの1本だった。
なぜか皆、あからさまなリスペクトが実に気になる。
少しは隠してほしい。
ストレートすぎると思う。
美しい映画。
台湾と日本の映画でかつMr.Childrenの曲がテーマソングということだけで1人で観に行きました。22歳(ちょうどアミと同じくらいの歳の時に)で台湾も行きましたし本当荷物と板で波乗り三昧してた頃を思い出しました。
台湾は二度訪れ、台南のあたりの宿とか地元の人にはお世話になったのですごく懐かしくなりました。台湾の方々は純粋に優しいんですよね。
そこで知り合った民宿のオーナーや従業員たち(作中のカラオケ店のみんなみたいな)に美味しい台湾料理連れてってもらってビンタン飲んだり、その当時は原付国際免許なくても乗らせてもらったり、恋愛はしませんでしたが台湾が大好きでした。主人公が人生を費やして仕事に没頭して、初恋の女の子との約束を果たそうとしたら既に亡くなってて。それを最後の方に種明かしされ、最初の冒頭で「あるいは僕の人生はそもそも間違いだったのか」につながりました。トンネル抜けた真っ白な雪景色は本当に美しかった。一休みはより長い旅のため。ちょうど今わたしも40歳で子育てと仕事してて「旅は何が起こるかわからないから面白い」とか言ってたなーって。笑
2人の恋愛も甘酸っぱくて純粋で観てて良い気持ちでした。本編も泣かせていただきましたが、エンドロールの記憶の旅人の大サビで何故かわからないけどとめどなく涙が出ていました。
私も人生走り終えたら一旦旅にまた出たいな。
キラキラ色の旅行物語
言葉が通じない台湾旅行に行った氣分
アミ(清原果耶)の爽やかな風貌と
明るい雰囲気が魅力的
カラオケ神戸のボスの関西弁
『Love Letter』(岩井俊二監督作品)の豊川悦司さんの
オマージュかもしれない
チェリーボーイのジミー(シュー・グァンハン)は
オレンジ系(台湾の青春色)を着てた
いつも青系(日本の青春色)の服の
快活で気丈なアミが
映画館で泣いてしまった
関東から東北の電車の旅は
まるで記録映画
長野の居酒屋の店主(ジョセフ・チャン)との
夜空の松本城
電車内で出会う明るい青年(道枝駿佑)との
大雪原
小樽じゃないけど聖地巡礼するほどだから
雪山に「お元気ですかー」は当然だよね
ネットカフェの店員(黒木華)や
白髪の男性(松重 豊)
いい人たちに導かれ
福島のアミの実家にいた裕子(黒木瞳)
アミの本名がユウコだったのかと一瞬思ったけど
違ってよかった
繊細で美しいBGMとカメラワークが秀逸
アミの絵画もキラキラしてた
100%ピュア
久しぶりに混じりっけなしにまっすぐ純粋な映画を観た。
主人公のジミーは18から36までの年齢の変遷が無理なく見事。
等身大のちょっとナイーブな優しい青年。コミカルな部分も含めて好感度高すぎ。
スラダン好きなのもポイント高い。
清原果耶のアミもまた、飾り気なく自然に人を惹きつける女性。
周囲の人もみんな良い人。悪意は描かれないので心を変に乱されることなく
純粋にストーリーと映像に集中できる。音楽も秀逸。
台湾のランタンや日本の雪景色は本当に煌めく美しさ。
二人を取り巻く謎が少しずつ明かされていくストーリー構成には無理がなく見やすいのだが、
アミの身に起こる出来事が想像しうる中でも最もベタといえばベタなもので
今までよく目にしたタイプのエンディングにも思えたので少し減点。
原作ありきだから映画製作者側に帰するものではないのだが。
また、最後にミスチルの新曲?が流れたのだが
歌詞が映画そのままおさらいのような直接的な内容なので
最後の曲でこのようにジミーの気持ちを一気につまびらかにして補完して良いのだろうか?
と少し考えてしまった。
台湾の観客にもわかりやすいように映画内容に忠実な分かりやすい歌詞にしたのだろうか。
ともあれ、このような純粋ピュア度の高い映画を定期的に鑑賞して目と心を浄化することは必要かも、と実感。
今回の観賞が心にデトックス効果をもたらしたことは確実である。
恋愛と旅のお話
恋愛テーマと旅テーマをからめたお話
〇恋愛テーマ
18才の甘酸っぱい青春の回想パートと36才の現代パートが交互に描かれます。
私はこの映画を☆3.5としましたが-☆1.5はひとえに恋愛テーマが腑に落ちなかったから。
ジミー役の演技は、抜群によかったと思う。
18才の、まだ何者でもなくて、熱っぽくて、気恥ずかしくなるほどまっすぐな感じ。
36才の、道を切り開いて、うまくいったこともいかなかったことも受け止めて、もがく感じ。
とくに18才の若き日の光景は、なんだか昔の自分が蘇って、思わず苦笑いするほどでした。
ただ、そもそもの話になるけれど、私はこういった物語で結末に【死】を持ってくるのがあまり好きじゃない。(知らずに観てしまった・・・)
【死】を使えば一定の感動があることは分かってるのよ。
すごく素敵だったから、ソレに頼らずとも上質なラブストーリーになったと思うのに。
・・・という理屈に目をつぶって先に進むとさらなるモヤモヤ。
アミはどうして、自分の病気を隠し通したの?
ジミーから電話をもらった時は
「もうすぐ次の旅に行く。地球の裏側へ彼氏と一緒に」
なんて、病室からたちの悪い嘘までついて。なんで???
リアリティの薄い内容なら「ま、これはフィクションだしね」で納得できたと思う。
が、青春時代のきらきらした描写が胸に迫ったからこそ、ひとたび感情移入するとアミの行動がおかしく感じてしまう。
人間、最期くらい好きな人と一緒にいたいと願うのが自然じゃないだろうか。
それを、ストーリーのつじつま合わせのために、アミは独りで死ぬのか・・・と。
が、そんな冷めたことを考えるのは私だけだったらしく、このへんであちこちからすすり泣きの声が。
恋愛映画としては、私には向かなかったようです。
〇旅テーマ
ジミーが青春時代の残像にピリオドを打って前を向く。私はこっちの方が好き。
旅をきっかけに再生できるって、そういう感受性を持てるのは若さの特権ではないかと思う。
いろいろな人と出会って、その言葉をすっと吸収していくところも。
(以下、古い記憶なので細かい表現は違うかもですが)
その昔、とある若い女性向けの雑誌で「仕事と恋愛だけじゃいや」というキャッチコピーがあった(と思う)
仕事と恋愛だけじゃなければあとは何を求めるのだ、というと、その雑誌が出した結論は【旅】だった(と思う)
仕事と恋愛と旅は、青春における3本柱なんだよ、と。
エンドロールが流れる頃、そんなことを思い出しました。
2人乗りバイクで疾走する夜の台湾とか、トンネルを抜けた先にぱぁっと広がる雪景色とか、夜空に浮かぶ無数のランタンとか、映像の美しさも大きなポイント。
私は普段は映画を観るより本(小説)を読む方が好きなのだけど、こういう作品では、映像の力って大きいですね。
黒木瞳&黒木華
清原果耶が「きれいな年上のお姉さん」役っていうのはひょっとしたら初めてかも。台湾のシュー・グァンハンのほうが清原果耶よりも実年齢で11歳も上なのに、劇中では清原果耶が4歳年上のお姉さん。しかも、彼の演技の上手さと清原果耶が年齢以上に(てかこの映画では実年齢役でしたが)全然違和感がなかったです。で、その4歳年上のお姉さんが、高3のチェリーボーイを翻弄していくさまが、「永遠の男子」である私のハートをムギュッと(爆)
「旅」がテーマでもあり、ジミーがアミに会うために東京→鎌倉→松本→長岡→只見の旅程がよく、また台湾出身の主人公が「国境のトンネル」を抜けたときに観た「雪国」に感動するシーンも良かったです。台湾で二人で観た岩井俊二監督の「Love Letter 」を劇中劇として扱い、この映画に憧れての雪の日本行きってことでした。
両人とも「チョイ役」でしたし、絡むシーンはなかったものの「W黒木」の共演はなかなか珍しい・・・って言っても、二人は親子ほど年が違いますが(爆)
なぜか感情移入が難しかったが…
ジミーとアミの過去と現代を行ったり来たり。
2人とも自然な演技でとても爽やかだった。
ジミーの18歳と36歳の演じ分けが良かった。
映像が美しかった。
湘南、松本、長岡、福島。
特に松本は大好きな街なのでとても嬉しかった。
なわて通りのカエルも登場。
飯山線のトンネルを抜けると雪景色。素敵だった。
ストーリーとしては想像の範囲内だったが、
柔らかな穏やかなお話で心地は良かった。
休日のお昼に観たが疲れていたのか、ちょっと途中こっくりしてしまったが…
アミがジミーの言葉を聞こえなきふりした場面が印象的だった。
きっと聞こえてたよね。
2人の会話でミスチルが出て来たと思ったらエンディングがミスチルだった。
久しぶりに聴く桜井さんの優しい声に癒された。
過去の恋愛にそこまで思い入れが無いからか、
感情移入は難しかったが、総合的に良作でした。
旅に目的は必要ない
自分探しの旅ではなく、自分を確かめる旅
一休みはより長い旅のため
人生が長く続くかなんて分からないよ
Girl Meets Boyでもあるわけです
台湾の青年が、学生時代にアルバイト先で出会った、年上の日本人女性に会いに日本を旅する話。
当時の自分が、相手の事を思って焦ったり喜んだり空回りした記憶とともに彼女に会いに行く。
青年の旅が終わった後、彼女の記憶も彼と同じようにイッパイイッパイだったと再生されるところなんか、もう!
アミが着ているTシャツの『3本のバラ』は、愛の告白を象徴してる?
ジミーは18歳の夏、バイト先のカラオケ店でアミに一目惚れする。
2人はお互いに夢が叶ったら、再会する約束をする。
ジミーはアミに想いを伝えられないまま、アミは突然帰国する。
ジミーは、片思いで告白できずに後悔していた初恋の思い出が、18年経って"再会"してラブレターを受け取り両思いだったと気づく。
2人が観た映画『Love Letter』と同様、死別してから相手の想いがわかる展開になっている。
ジミーもアミもお互い、好きとは相手に言いません。
ただ、随所に「好き」だという想いを、仕草であったり別の言い方で伝えあってるのがこの映画の見所です。
アミの好きバレしてるセリフが特に良いですね。
「ジミーの好きな場所に連れてって!」
「台湾映画っぽい!」
「彼女いるの?」
「ジミーの夢、見つかったら教えてね!」
「かっこいいって、なんて言うの?」
「デートじゃん!」
「ジミー、褒めて!」
「ねぇジミー、約束しよう。二人が夢を叶えたらまた会おう。それまではどんなに辛くても、頑張って、頑張って、頑張りまくるって。」
あと、好きなタイプを言い合うシーンで、アミ(22歳)は「アクティブ、4歳年上」、ジミー(18歳)は「髪短い、年下」と言って、自分の好きなタイプを言わずに、お互い相手に言って欲しい好きなタイプになってるのが最高!
吉田瑠美さん
劇中画を担当された吉田瑠美さん、藤井監督の実の姉なんですね。
藤井監督の作品って、情景が綺麗でまるで絵画の様なシーンも有りますよね。
藤井監督、絵心の有る血筋なのかもしれません。
そしてこの映画、映像だけでなく登場人物の心も綺麗なんですよね。
この映画をひと言で表現するなら、綺麗な映画だと思います。
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