#つぶやき市長と議会のオキテ 劇場版のレビュー・感想・評価
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将来の展望を持たず国語力もない多くの市議会議員
広島県中央から北部に位置する安芸高田市で、2019年参議院選挙での河井克行・河井案里夫妻による大規模買収事件により現金を受け取った当時の市長と市議3人が辞職した。そして、2020年8月に実施された市長選で政治経験の無い37歳の元銀行員・石丸伸二氏が市民に選ばれた。石丸市長は、政治の見える化、を掲げてSNSで積極的に情報発信を行い、市民からの期待も高かったのだが、持続可能な市政を目指し、忖度なし、効率重視で進める石丸市長の手法と、根回しを重んじる旧態依然とした議会との間には軋轢が生じていった。その経緯を次々とオープンにする石丸市長のSNS投稿が議会との決定的な亀裂となり、さらに法廷まで持ち込む騒動へと発展していった、という広島ホームテレビ制作のドキュメンタリー作品。
過疎化が進んでいってる安芸高田市で無駄を省き、財政の再建を図ろうとしてる市長に対し、旧態依然とした議会は根回しがない、とか、独断だ、とか難癖つけて、市長に反対ばかり。
過疎化の市の将来について展望の無い年寄り議員は逃げ切りを図っているらしい。
安芸高田市民が判断すべきなのだが、自分の保身しか考えてない議員は落とさないと改革は進まないだろう。
道半ばにして次期市長選挙には出馬しないという石丸市長だが、後に続く若手も居ないわけじゃなさそうなので、変化の継続に期待したい。
そして、石丸伸二氏には東京都知事選挙で是非当選をしてもらい、首都改革に着手してもらいたい。
期待してます。
「報道のオキテ」に縛られてしまった印象が強いかなぁ…
まず、安芸高田市長という地方行政の長に対し、取材しながらも「あなたの市政を問いますよ」のは、作り手として本当に神経を使い、大変な作業だったと思います。
というのも、日本の場合は、長期で密着されたり、取材されれば、「きっと良いことを伝えてくれる」という期待が本人のみならず、周辺で高まるからです。
また、いくつかの場面で「大きな決断」を迫られたと容易に想像できます。
改めて、その勇気と、制作し映画公開にまで漕ぎ着けた、その力に深い敬意を表します。
私自身の政治への関心、地方議会への関心を深くしてくれましたし、議会運営のあり方についても、色々と考えさせられました。
ただ、映画として見る分には、矛盾するかもしれませんが、上記の「客観性」がゆえに、物足りない点もいくつかありました。
報道のルールに則った両者の意見を並べ、視聴者に判断を委ねるというやり方は映画にはそぐわないと感じました。それはゴールがないからです。
たぶん作り手の方は「石丸市政を見つめる」というゴールを設定したと想像します。
でもそれであれば、報道やテレビの特集で十分ではないでしょうか。
映画にするのであれば、より深い何かを訴えたいはず(というか、それを見る側は期待する)。
その「訴え」が「これまでの番組でカットしてしまった映像」では、あまりに弱すぎるし、実際に弱すぎました。
映画化にあたっては、やはり一歩踏み込んだ取材が必要だったと思います。
繰り返しになりますが、プロデューサーの立川さんは「今回の映画化にあたっては、上映前に泣く泣くカットしたものも多数あった。それをなんとか伝えたい」とおっしゃっていました。つまり、石丸市長に関する素材は山ほどあったのだと思います。
ただ、果たしてそれは本当にその人物を知る、検証する材料として「撮れていた」のでしょうか。残念ながらそうではないと感じました。それは、石丸市長がなぜあのような市政を行なっているのか、その根本に関する検証や取材がゼロだったからです。
議会と対立する姿勢、中国新聞を会見から締め出すやり方、こうした「仮想敵」を作るやり方は、政治に限らず、スポーツ(例.サッカーのジョゼ・モウリーニョのマネジメント)でも頻繁に登場するやり方です。こうした方法を石丸さんは意識していたのか、それとも全く違う思想があったのでしょうか?
石丸さんの思想やマネージメントの原点にもう少し「多角的」に迫る必要があったと思います。対象者に近く、なんでも撮れている(ように思えている)からこそ嵌る落とし穴ではないか、そう感じました。
報道素材に加えてもう一歩深く突っ込んでくれれば、もっともっと面白くなったのではないか、そう感じています。
もちろん、私自身に「任期を1期で終え、都知事選に出ることを明言した」というフィルターがありましたが、それを差し引いても、物足りなかったのは否めません。
とここまでネガティブな感想を書いてきましたが、「よく公開にこぎつけたなぁ」という制作陣の皆様への深い敬意は変わりません。
メディアが行政に目を光らせ、疑問をぶつけ、時に議論するという姿勢にはすごく勇気づけられました。本当に大変だったと思いますし、これからも広島ホームテレビさんの作品、岡森監督、立川プロデューサーの活躍を追っていきたいと思います。
日本の縮図
安芸高田市の石丸市長が東京都知事選に立候補したので、東京都内では僅か1週間程度の公開予定となっていたので、予定変更して見てきました
通して見えてきたのは日本の政治の縮図。
市長と議会の対立のドキュメントですが、YouTubeなどよりかはある程度客観的な視点から構成されているので、YouTubeの諸動画と同じ感覚で見ると違和感感じるのと共に、自分自身の視点がやや偏っていたと感じると思います。
どちらが正しいのか?
と言う視点ではなく、
もっと俯瞰的に自分ごととして考えなければならない
というきっかけになれば良いのかな?
と思いました
規模は違えど、国政も仕組みは類似していると思います
考えされられる映画でした
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