ティアーズ・オブ・ブラッド

劇場公開日:

解説

カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した2019年のフランス映画「レ・ミゼラブル」の脚本家ジョルダーノ・ジェデルリーニが監督・脚本を手がけたノワールアクション。

深夜の地下鉄で、1人の青年がホームから線路に転落した。運転士レオは車両を急停車させ最悪の事態は免れたように見えたが、青年は銃で撃たれており間もなく息絶えてしまう。驚くべきことに、その青年は疎遠になっていたレオの息子ユーゴだった。警察はユーゴが強盗事件に関与していたとして捜査に乗り出すが、父レオについて調べるとその経歴は謎に包まれていた。一方、息子を失い悲しみと怒りに燃えるレオは、警察の目を欺きながら事件の真相に迫るが……。

「静かなる復讐」などで知られるスペインの名優アントニオ・デ・ラ・トレが主人公レオを演じ、「17歳」のマリーヌ・バクト、「息子のまなざし」のオリビエ・グルメが共演。

2022年製作/100分/ベルギー・フランス・スペイン合作
原題:Entre la vida y la muerte
配給:クロックワークス
劇場公開日:2024年5月17日

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(C)Frakas Productions - Noodles Production - Fasten Films - Entre la vida y la murte, Aie - Eyeworks films & TV drama - Le Pacte - RTBF – FWB

映画レビュー

4.0ストーリーがよく練られていた

2024年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

最後には事件のあらましが分かるが事件自体はありがちで、アッと驚く展開はなかった。
チープな事件にもかかわらず、裏がありそうな主人公の行動が事件を複雑にし、また少しずつ主人公の正体と事件の全容が解けていくストーリー展開は良く考えられていた。
序盤は正体不明の主人公感を出すためギャングっぽい行動をするし、後半は正体もおよそ判明するためか、人命を優先した行動をとるようになる。どうしてもチグハグ感が出てしまうけど、まずまず面白かった。

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Suz Very

5.0映画の構成に配慮がなくストーリーを追いにくいのが最大の難点

2024年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年192本目(合計1,284本目/今月(2024年5月度)26本目)。
(前の作品 「碁盤切り」→この作品「ティアーズ・オブ・ブラッド」→次の作品「」

 なぜかt-joy系列(広島ならバルト11など)「だけ」で固め打ちされている作品がいくつかあるのですが、そのうちの一つです。

 まず、タイトル関係から混乱させてくるのが映画の特徴で、このタイトル名は英語表記のものでアメリカ映画かなと思うと実はフランス(ベルギー?)が舞台で、かと思えばこのサイトの原題タイトルはスペイン語ですが、始まると「フランス映画あるある」の、あの形容しがたい独特の音楽で表示される「CANAL+」の表示。あれ?フランス映画なのかな???というところでまず混乱させてきます。

 ストーリーの筋は何となく理解はできるのですが、文字として感想を起こすのが難しい事情として「理解を完全にしにくい」点があります。映画をご覧になった方はわかりますが、フランス語字幕(一部、スペイン語)について、白いコンクリートを歩いているところやカーテンの部分など、文字が見えにくいところでもどんどん出しているので、もはや色覚検査か何かかというような有様で、一方でフランス映画なので聞き取りもほぼ不可能です。ここまで「優しくない映画」も珍しいんじゃないか…といったところです。

 ただ映画の言わんとする筋は理解できますし、「フランス映画扱い」ではあるものの、フランス映画独特の余韻を残すタイプかというと微妙で(一応、やや解釈をゆだねる部分はある)、フランス映画ではあまり見ない「撃ち合いシーン」(要はアクションシーン等)等が多いことから、ここの原題通り、スペイン語版が元でフランス語版になり、それをさらに日本語版にして、タイトルも大きく変えた(なお、現代タイトルは「生と死のはざまに」程度の意味。仏西共通)ために「入るシアター間違えたのか」というほどわかりづらいのが難解かなといったところです。

 もっとも幸いにも90分ほどの映画なので、ストーリーを完全に追えずに詳しい感想を書けない(書きたくないのではなく、うかつに「書けない」)としても、ある程度の常識的な理解はできるし、字幕が極端に不親切な点も、配給会社側の問題だとしても、スペイン語版からフランス語版がある模様であるこの映画では日本の配給会社もいかんともしがたい点があり(この辺の表示を勝手に変えると著作権法上トラブルになる)、まぁ「大人の事情」で生じた部分は程度の差はあれ生じています。

 ただそれでも90分ほどでのストーリーなので、かなり(「少し」どころでは済まない)字幕の読めない部分があっても「言いたいこと自体は映像を見ていればわかる」のもこれも確かで、なり立ちが特殊(スペイン→フランス?)ということまで考えて甘めに減点なしのフルスコアにしていますが、こうした難があるので、「字幕までしっかり読み込んでフランス映画でアクションを楽しみたい」という方にはおすすめはできません。換言すれば、字幕は二の次で画像(映像)をみて6割でも展開を理解できればそれでよいと考えるなら推せるという極端な部分です(これが英語の映画なら、「英検準1くらいあれば聞き取りでも対応できます」とはいえましょうが、仏検1級や準1級ホルダーも日本では少ないのでは?)。

 この「字幕の読みにくさ」に関しては、ここや公式サイトの予告編などからでもそれがわかるシーンがあるので、確認してからのチョイスがおすすめです。

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yukispica

2.5ベルギー人は旧車好き?

2024年5月18日
Androidアプリから投稿

単純

興奮

死に際の息子から渡されたものを手がかりに、息子に起きたことを調べる地下鉄運転士の父親と、彼を手掛かりに強盗事件を追う警察の話。

ブリュッセルの地下鉄でホームから列車に青年が飛び込んで、衝突せずに列車は停止できたけれど手術中に死亡してと始まっていくストーリー。

何で地下鉄の運転士風情が闘える?そして狙われる?が序盤は解りにくかったけれど、息子が強盗に関わっていたという話しになって、インターポールがなんちゃら、スペインでの素性は???

まあ正体はなんとなくはわかった感じだけれど、仇討ち?それとも自分の手で?

あまり深さや派手さのある物語でも映像でもないし。テンポもあまり良くないけれど、孤軍奮闘するオヤジと後手後手の警察と、そしてどちらが主目的かわからないながらの少女と一味との対峙と、なかなか面白かった。

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Bacchus

3.5意外とおもしろかった

2024年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

期待値ゼロで観たからかもしれませんが、そこそこ楽しめました。

復讐ものなんですが、何が起きたのかを主人公とともに徐々に見せていく構成が飽きずに観られた要因かと。

あちらの映画なので、邦画みたいな間はもちろんあります。

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ティルト
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