変な家のレビュー・感想・評価
全278件中、1~20件目を表示
原作者が「ゴミ」と評した映画そのもの
原作者の雨穴(うけつ)さんは、ネットで活躍されているオカルト小説家です。特にYouTubeの動画は素晴らしく、その練り込まれた内容には毎度感心させられます。
その雨穴さんの作品の映画化ということで少なからず期待させられたのですが、所謂原作の<極悪劣化版>でした。後で知ったのですが、原作者の雨穴さんも後日映画をみてXで「ゴミ」と評していたとの事。
このような映画を観ると、まだ記憶に新しい「セクシー田中さん」の事件に代表される、漫画や小説の映像化する際に起こる“理不尽さ“は以前何も変わっていないのがよく分かります。原作への敬意や原作ファンへの配慮なく金儲けを考える人間は罰されるべき、と改めて思ってしまいます。
簡潔にいうと、「2時間と2000円を返せ」ということです。
怖いもの見たさで…見に行ったが…
封切りから1カ月半以上たち、GW明け平日昼間の映画館に、100席ほどのところに客は10人ちょっと。案外と入っているといえようか。
最終場面まで来て、ようやくパニック的な脅かしシーンが出てくるが、それまでは間取りがどうたらこうたら、変な家とは…みたいなしまりのない説明が多く、見る者の恐怖心をがっちりつかむような場面はなかった。
タイトルから期待して見ると、がっかり、失敗した、と感じさせる映画である。
ホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」(1974年)をはじめ、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999年)、さらには石坂浩二まで起用しての金田一耕助シリーズのような、過去の恐怖映画のつまみ食いがあり、それがパロディーにもなりきらない中途半端さ。
笑いも、恐怖も及第点に達しない。
「原作」がどういうものか知らないが、それが最初からつまらないのか、企画・脚本段階でどうにもつまらなくなったのか。最初から、怖さもひねった物語性もないものだったんじゃないか、と思ってしまう駄作だ。
ふざけるならふざける、徹底してシリアスに恐怖に落とし込む…といった内容ではないのだ。
いろいろな仕掛けの部分や、設定その他でも突込みどころ満載で、見ていても共感も、恐怖世界への没入もあり得ないレベル。
石坂浩二や高嶋政伸なんかがよく出演したなー、と思う。
ポイントがたまっていたので、ただで見たが、これをシニア料金1300円払って見たとしたら、カネも時間も返してほしい、と思ったと思う。
映画(ドラマ)向きの題材ではなかったかな・・・
邦画は率先して劇場まで鑑賞しに行こうとは思わないんだけど。
別の意味で話題になっている作品のみ、シネコンの無料ポイントで鑑賞。
個人的には、この基準かなぁ。
邦画って。
まぁ、いいや。
『変な儀式』・・・
↑こちらのタイトルの方がシックリ来るとは思うが。(笑)
これで終わりでもいいが、それでは寂しいか・・・
YouTubeにアップされている動画は見た事ある。
小説は読んだ事無い。
家、紙、ブログ、AI・・・
あと何だっけ?
思い出せん・・・
この雨穴氏の動画。
何本か見た印象としては、2000年代前半だったっけ?
確かフジテレビで放送されたと思うんだけど。
『放送禁止』なるフェイクドキュメンタリードラマだったかな?
このドラマも、エピソードによっては、当たり外れの差が結構激しいんだけど、一番印象深かった『ストーカー地獄』のエピソードを真っ先に思い出してしまったもんだ。
要するに、結末を迎えた時に、色んな部分に散らかっていたパズルのピースが綺麗にハマって行く、「なるほど。」と、関心出来てしまう物語の構成力でいいのかな。
この部分を強く感じられる内容だった。
こんな状態で、映画版を鑑賞。
で・・・
「何故その間取りになったのか?」を追求するのが本来の目的なのに、そっちのけで展開。
家の間取りがメインで展開するもんかと思えば、1件目は、短時間で「購入辞めました。」扱い。
2件目の物件に関しては、1件目と共通する部分はあっても、オマケ程度の扱い。
まぁ、3件目が出てくると思わなかったけど、3件目の間取りなんかどうでもいい扱いだろ。
「畳ひっぺ替えしたら階段でもいいのでは?」とか、「隠し扉を開けたら、即、階段でもいいのでは?」なんて、突っ込みたくなったもんだ。(笑)
本来の目的を失いつつ展開して、結末を迎えて、館内明るくなり、「何でこんな内容になっちゃったんだろ?」
と考えてみた。
早い話、映画(ドラマ)でやるには、適さない題材。
ってのが結論かな。
動画では、雨穴がメインで、栗原は電話先、声の出演のみ。
そこにパソコンと画像を加えるとなるシンプルな構成。
会話のやり取りと、画像を上手く使って展開。
動画も20~30分位でしょ。
だからこそ成立したんじゃないかなぁ。
とは思える。
それを、1時間50分(2時間で計算していた可能性もあるかもしれないけど)近く展開させなきゃならない、映画(ドラマ)だとこうなるよなぁ。
で、時間分引っ張らないとならないから、辿り着いたネタが『変な儀式』なんでしょう。
しかも、『容疑者Xの献身』のような、ホームレスネタなんかも、ブチ込んでいるし。
脚本書いた方も気の毒だけど、これにゴーサインを出した東宝もどうなの?
珍しく、テレビ局が絡んでいないのにねぇ・・・
まぁ、裏の事情は知らんが、映像化していいネタと、そうでないネタを選別する時期に来ているのかもね。
そう。
何でもかんでも・・・
って時代ではないよなぁ・・・
新鮮な切り口
普段、仕事で沢山の間取図をみているので興味がわき、ずっと見たかった映画をやっと鑑賞。原作未読です。
間取図から推理するホラー映画っていう切り口が面白いなーと思いました。前半はどうなっちゃうの?とドキドキハラハラ。佐藤二郎さんのとぼけっぷりは良いアクセントですよね。
ですが後半になると、段々とあれ?違う映画?みたいな雰囲気になってしまい。ホントに古の映画のオマージュかと…
現代的なのかと思ったらいきなり昭和で混乱してしまいました。
個人的には斉藤由貴さんがマッチングに続きまたもや狂気の母親役。しかも今期のドラマでも同じような役。もうそれにしか見えないです(笑)
これは面白い。
結構びっくりさせてくれる映画だった。
原作と異なる部分はあると思うけど、映画としてのクオリティは抜群だった。
私は友達と2人で映画を観に行ったのですが、いい思い出になったかと思います。
学生さんにはかなりおすすめ。
和製バイオハザード
暇だったのでレビューしました。公開からずいぶん日が経っているのにも関わらず、話題が絶えない作品になるとは思いませんでした。昼食に立ち寄った大手定食チェーンで発券機で待っているとき、近くにいた高校生二人が今作を観に行くという話を聞いてしまい、粘り強い人気に感心してしまいました。
Youtuberが建築士と一緒に不自然な間取りのある家を調査するうちに、以前住んでいた家族の秘密を暴く展開になっていて、ありきたりな内容でしたが、演出やカメラワークがとても面白かった。
特にタイトルにも書いてある通り、カプコンの『バイオハザード』の要素をオマージュしているように感じました。カメラワークやちょっとしたギミック、チェンソーを持った老婆が主人公を襲うシーンなど、これまでの和製ホラーには見られなかった展開があって退屈はしなかった。
全体的にマイルドな怖さがって万人向けだと思います。今に思えば音響の良い映画館で味わいたかった...。
こーゆーの好き。
久しぶりにめちゃ混みで活気溢れる劇場♬
…ヤバいモノ観ちゃいました…
2024年の今にこの作品が大ヒットしている現実が一番ヤバいかも。
昔々…なけなしのお小遣いはたいて観に行った『犬神の悪霊〜たたり』を思い出しました。
東映オールスターキャストで前年大ヒットの東宝の『◯◯家』に対抗して➕松竹の来年公開予定の『◯◯村』前にオカルトブームにのった作品。
同時上映の『シン・◯◯◯X』良かったなぁ…シミジミ。
『変な家』の映画はキライでも『劇場公開映画』と『劇場鑑賞』はキライにならないでください♬
こーゆー山師的な映画ってキライになれないです。
石坂浩二、高嶋政伸、根岸季衣、滝本美織。
錚々たる俳優陣がオーラゼロってある意味スゴい演出。
石川淳一監督、脚本丑尾健太郎。よーく覚えておきます…。
40年後にもう一度観たいかも^ ^。
勝手に私事だが,ちょ~久々にこの場の参加させて頂(イタダ)きます…
やたらと悪評?分かり易(ヤス)く言えば、採点数の低さばっかり見受けていた気がしていたので、だから尚更(ナオサラ)期待度?とでも云(イ)うんであろうか?かなりどうせ!フンッ!詰まらんモノなんだろう!(一寸意味分からん言い方ですみません🙏)私事だが,新たな仕事を決めるに当たって私自身が頭の中の思考回路でも狂っちゃったかな?意外にも面白いじゃん!なんて思ったりしちゃったが…?!
コレはホラーになるのかな?
古い人間?の私は佐藤二朗のキャラと,おっ,斉藤由貴のキャライイねぇ~なんて…。
更にエンディングテーマは確か岩井俊二監督が"キリエのうた"で打ち出した(以前から知っていたよ!なんて言われたらすみません)アイナ・ジ・エンドじゃんかよ!!
あの作品からわりと耳にするようになった気がしているが…
呪われた一族は犬神家だけでいい
雨穴好きだから観たけど、世界観台無しだった。
あぁ、そうか。雨男かって思えばいいんだけど、正直なんか色々な作品を少しずつパクリました感がある。
石坂浩二キャスティングしちゃダメでしょ。
斉藤由貴が「良いお母さん」じゃなかったのだけ納得。
取ってつけたホラー
姉を探す妹の行動自体も、なぜ母親に本家のことを聞かないのかなど、色々ツッコミどころが多く、取って付けてただ怖がらせるだけのホラー感が否めなかった。
佐藤二朗氏の演技だけは、唯一不気味さを醸し出していてよかったが…。
更に客層が若いからか、右の子は携帯をいじって光を発し、左の子たちはぺちゃくちゃ喋っているという状況…💧
流行りの映画というのも、人を選ぶなと感じる作品だった。
普段なら絶対見ない映画・・・・(悪い意味じゃないよ笑)
この作品を見終わった後の感想は📖妖怪ハンターみたい・・だ。容姿こそ異なるが雰囲気や役割としては佐藤二朗の演じ処はまさに稗田礼二郎。最近この金田一耕助のイメージに端を発する怪奇ものが、🎦ゲゲゲ・・もそうだが復活の兆しが見える。如何に横溝正史のイメージが偉大であったかが良く分かる現象である。この本作品も嫌いじゃなかった(笑)
タイトルを大切にして欲しい
間取り推理が一辺倒すぎたかなぁ‥
もう少し多彩な間取りトリックが欲しいと思う。無理矢理な展開&演出している時間があったらタイトルに合うストーリー考えようよー
むしろ、一話完結の連続ドラマ向けの内容です。連ドラから映画化はよくあるが、映画から連ドラ化を制作会社へおすすめします。
家と言う存在
外部と隔て中にある存在を匿う空間である。
読み替えると
外部を遮断し中にある存在を幽閉する空間である。
本作はこの家と言う存在を通じて現代の抱える闇を
わかりやすく解きほぐしてくれた作品である。
佐藤二郎氏の金太郎印も
高嶋氏の狂気に満ちた演技もそれらを炙り出す
優れた魔法として機能した◎
個人的には斉藤由貴さんの演じる母の狂気が
一番ジワったけどね。
信仰に取り憑かれカルティックにするのはいつだって婦人なのだからw
全278件中、1~20件目を表示