劇場公開日 2024年6月7日

かくしごとのレビュー・感想・評価

全30件中、1~20件目を表示

5.0かくしごととは

2024年6月8日
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鑑賞方法:映画館

人を不幸にする嘘もあれば、不幸にしない嘘もある。
でも幸せにする嘘は、欺いている時点でないのかもしれない。
ですが、『かくしごと』であれば幸せにすることができる、かもしれない。

そこを含んでの原作からのタイトル変更かな。
読んではいないのですが。。

杏さん、翔真さん、奥田さん、素晴らしい演技でした。杏さんの溢れる子供への愛と葛藤、翔真さんの表情、奥田さんの鬼気迫る演技、没頭しました。

ちょうど同い年くらいの息子がいますが、
こんなに聡明ではないかな。笑

そして、悪い男と離婚する杏さん、痺れます。

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oracle

4.0改題の功

2024年6月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

幸せ

原作は『北國浩二』による小説〔嘘〕。
それを映画化にあたりタイトルを〔かくしごと〕に変更し、
これが本作の方向性を如実に示している。

主要な登場人物は皆
ある種の「かくしごと」を抱え、
それがストーリーが進むにつれ次第に明らかに。

もっとも、最大の「かくしごと」は
物語の初頭に察知できてしまうもの。

ただそれが分かっていても
(自分もそうだったのだが)、
最後のシーンの感動が損なわれることはない。
いや、より高まると言っても過言ではない。

伊那に独りで住む父親『孝蔵(奥田瑛二)』の認知症が進み、
童話作家の『千紗子(杏)』は一時的に東京から里帰り。

養護施設への入居が決まるまでのつもりだったのだが
地元の友人が運転する車に同乗していた時に
道路に倒れている少年を見つける。

急ぎ実家に運び込んだものの、
彼には事故による怪我は見当たらないのに、
虐待を疑う多くの傷跡が。

警察に届けることはせず、
過去の記憶を失くした少年を自分で育てる決意をするのはかなり無理筋も、
判断の背景には自身の悲しい過去が。

それが夫はおろか実の父親とも疎遠になる契機だったのは
おいおいと語られるところ。

少年が生活に加わることで、
進行していた父親の認知症も小康状態を保ったように見える。

三人での暮らしは、後ろめたさはあるものの、
問題なく過ぎていくようにも思えた。

しかしここで事件は起こる
(ただ、その事件も、きっかけとなる伏線も、
容易に予想が付いてしまうのだが)。

世の中には血の繋がりよりも重いモノがあるのは
有史以来繰り返されて来たテーゼ。

その背景となる愛情の種類は人により様々も、
深く心で結ばれた時に思いもよらぬ力を発揮することに
心を動かされ涙する。

優男で売った『奥田瑛二』が
こうした老人を演じるような歳になったことにも感慨を抱く。

進んだ症状の演技も迫真で、
自分の世代などは身につまされてしまうほど。

主治医で、父親とは旧友の『亀田(酒向芳)』が
認知症について話すくだりは、
直近で自分も体験したこともあり
妙に納得をしてしまう。

しかし、その後の『孝蔵』の独白や行動が
今まで口に出せず態度に表わせなかった娘に対する愛情の発露で、
やはり心を動かされてしまうのだ。

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ジュン一

4.5親とは?愛情とは?

2024年6月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

田舎の風景、そこに住む認知症の父、世話をするために一時的に帰省した娘、そこに虐待された子どもが絡み、と脚本の筋をみて、観てみようと思いました。
ラストの子どものセリフからのエンドロールへの切り方が秀逸。さらには、随所に深みのあるセリフ、ストーリーと脈絡のない、ストーリーを語らない自然なセリフの流れ。脚本のセンスを随所に感じました。
親とは何なのか、生物学的に親だからではなく、愛情をもってこそ親と呼べるものであると感じたし、認知症の独り暮らしの親を抱える子ども、さらには虐待されている子どもを護ること、他人事とは思えないような身に迫るものをこの映画で感じることができた。
杏の演技は自然で、血のつながりのないとはいえど、子どもへの愛情を注ぎ育てる独りの女性の有り余る愛情、制御できない、理性では語れない人間の性、そういった内面になりきった演技で、この映画に瑞々しさと熱さを注入しています。泣ける映画です。

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菜野 灯

4.5類似の疑似家族物語と独自性

2024年6月8日
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泣ける

寝られる

 虐待された子どもを救おうとし、高齢者問題も織り交ぜる設定では、『きみはいい子』と比べた。疑似家族といえば、『万引き家族』にも相当するけれども、そこほど徹底せず、主人公の実父との確執の超克に力点があった。奥田瑛二氏の名演技を観るにつけ、『洗骨』のそれを想起した。陶芸は、杏氏の実父の渡辺謙氏が認知症になって取り組む『明日の記憶』にも取り上げられている。
 序盤の二人による「かくしごと」の発生には共感できなかった。問題の子どものけがが軽かったのは、運が良すぎる。意外な綻びから「かくしごと」がばれ、殺人を犯すことになり、これも「かくしごと」にするのかと思ったら、そこで露見して裁判となり、ようやく主人公の思いが白日の下で正当に評価されることになる。子役の証言場面は、『存在のない子どもたち』のそれにも相応するけれども、原作とは違った結末らしい。『万引き家族』や『誰も知らない』の子役とは違った選択を採った勇気には感動する。

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てつ

4.0赤の他人が本当の親子に変化して行く感じを表現した作品。 本年度ベスト!

2024年6月8日
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鑑賞方法:映画館

正直、本作の設定に無理があると思いながら鑑賞していたけどラストシーンに泣いてしまう(笑)

終盤のある出来事から怒涛の展開。
この先どうなるのか?
考える暇も与えられず進む構成から、ある一言に泣かされた(涙)
これが本作の肝って感じ。

認知症の父の介護の為、実家に戻った杏さん演じる千佐子。
認知症の父の奥田瑛二さん演じる孝蔵。
記憶を失った9歳の男の子。
この3人を中心に進むストーリー。

本作は孝蔵を演じた奥田瑛二さんの演技がとても素晴らしかった!
認知症の演技が凄い!
実年齢が74歳にも驚くけど役者魂を感じる演技!

本作は親子や家族がテーマだった感じ。
孝蔵と千佐子と記憶を無くした男の子の3人の共同生活。
最初はぎこちない感じけど、孝蔵と記憶を無くした男の子の関係が少しづつ良くなって行く感じか印象的。

認知症の父の面倒をみる千佐子の苦労が生々しい。
杏さん演じる千佐子の母としての行動が観ていて考えるさせられた。

最近、藤原季節さんと共演した木竜麻生さんも登場。
彼女の役は微妙だったけど美しく今後に注目したい女優さん。

9歳の男の子が学校に行かないのが気になりました( ´∀`)

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イゲ

4.5少し溜飲を下げたラストシーン

2024年6月8日
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昨日「あんのこと」を観て、陰陰滅滅になりました。ラストシーンを観てたら、ひょっとして、
また?
昨日の二の舞か?
と思いましたが、希望のあるラストで良かった。

奥田瑛二の演技、良いですね、goodです。

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ちゆう

3.5友だちは微妙だったけど、親子3人は良かったし2時間は感じ無く、もう...

2024年6月8日
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悲しい

怖い

友だちは微妙だったけど、親子3人は良かったし2時間は感じ無く、もう少しあっても良かったかもです。

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きよよ

5.0感動of感動

2024年6月8日
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タイトルから全く話が読めなかった

最初の5分で、この展開の事か…

と思って見ていた。

事の善悪はさておき考えさせられる内容でした。

泣いたが清々しかった。

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chanta

3.0「書く仕事」かと思ったら…。

2024年6月8日
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悲しい

幸せ

認知症になった父親の面倒をみるために故郷に帰ってきた女性が、記憶を失った9歳の子と出会い、自分の子と偽って3人で暮らし始める話。

飲酒運転で子供を跳ねた友人と同乗していた主人公が、通報せずに気を失っている子を連れ帰ったら、身体中痣だらけだし、足首にロープが結ばれているしと虐待と思われる様相があって…と始まっていく。

父親のエピソードは、最初はとぼけているのかな?な自分を認識しない以外最近のことを理解している様にみえる父親だったけれど、そこはちゃんと回収してくれたし、その後の展開もとても良かった。

しかしながら子どもとのエピソードはそんなキレイごと?が長く続き、粘土食べる流れからそんな展開?そんな無茶な…大オチの部分は少し想像してたけど…そして友人の妨害の説得力のなさよ…。

どちらとの関係性も面白かったけれど、メインである子どもとの部分がもうちょいすんなり入って来たらね…という感じ。

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Bacchus

5.0原作は「嘘」、映画は「かくしごと」

2024年6月8日
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泣ける

怖い

幸せ

予告を観て、サスペンスかミステリーだと思っていましたが、家族愛の話だね。
基本は母と息子の家族愛ですが、どちらかと言うと、奥田瑛二さんが凄すぎて、娘と父の介護の辛さも感じてしまいます。
中須くんも良かったです。この辺りは演出の良さだと思います。
もちろん杏さんの演技が良い。眼力というか、眼だけで喜怒哀楽の表現がすごい。

性別が全て入れ替わったら、違うストーリーと結末になるんだろうな。

いろいろな嘘が上塗りされて話が展開します。
途中、すこし中だるみしたような最後までどうなるか分からない展開でした。いろいろとヒントが出てきますが、どんな終わり方かいろいろ想像させられます。

私はちょっと予想通りの最後でしたが、その見せ方と最後はとても良かった。

「嘘」よりも「かくしごと」の方が優しいがありますね。

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だるまん

4.0見る人それぞれの答えがあると思います

2024年6月8日
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泣ける

悲しい

最後の子供のセリフに全部持って行かれました。
子供を見つけた時に取るべき正しい行動と、虐待に有っていると思われる子供を守ろうとする行動は必ずしも同じではないと言う事ですね。
いやむしろ守ろうとすればする程、正しい道とは反対へ進んでしまうのでしょう。
母として子供に愛情を注ぐ千紗子と、本当は真実を知っていながらその母の愛を受け入れた少年・拓未。そしてやはりすべてを知っている千紗子の友人久枝を含めて、その嘘は罪か愛かと問われれば、このすべてが真実であると、答えにならない答えしか持ち合わせていないように思います。
非常に難しい役であると思われますが、杏ちゃん見事に演じていましたね。素晴らしかったです。
大好きな佐津川愛美さんも良かった。認知症の父を演じた奥田瑛二さんは言わずもがなです。子役の子も難しい役だったと思いますが、彼の最後のセリフで涙が溢れました。
色々と考えさせられ、そして心に残るいい映画を見ました

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たつのこ

5.0ラストでもっていかれた〜

2024年6月8日
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いい映画でした。

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Route193

4.0ストーリーが好き 杏ももちろん悪くないけど、 子役がとてもよかった...

2024年6月8日
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ストーリーが好き

杏ももちろん悪くないけど、

子役がとてもよかった

演技だけでなく雰囲気とかも合ってた

それと、これは元々の設定なんだけど、

亀田先生役の立ち位置も好き

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jung

4.0ついていい嘘、つかなければならない嘘

2024年6月8日
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認知症の父、記憶喪失の少年、そして過去に傷を抱える女がつづる心揺さぶるヒューマンミステリー。三人の生活は、最初はぎこちなかったが次第に心を通わせていく。しかし、その幸せな生活は長くは続かなかった。

人生は人と人が正しいと思うことのぶつけ合いで、自分が正しいと思うことが貫けない時に、自分と大切な人を守るために、人は嘘をつくのだと思う。私もそうしているところもあるし、自分では、それはついていい嘘、つかなければならない嘘だと信じています。
もちろん、嘘が明るみにでたときに自分に降りかかるものを覚悟しながら。そうやって、人生が、社会が、うまくまわって進んでいけば良いと私は思います。

主役の千紗子役杏さんの表情(特に最後のシーン)に吸い込まれました。やはり凄い役者さんです。

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tnk_san

5.0隠し事はあんまり

2024年6月8日
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よくないよ✋

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ミスター

3.5☆☆☆★★ ほぼ原作に忠実に映像化してはいるのだが、最後の最後に原...

2024年6月8日
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☆☆☆★★

ほぼ原作に忠実に映像化してはいるのだが、最後の最後に原作を変更し、無理矢理に感動作品へと作り変えたラストの為、中途半端感が増してしまっているのが勿体ない。

原作読了済み。

原作の題名は【嘘】なのだが、映像化にあたっての映画題名は『かくしごと』
成る程!確かに、観客に対して「感動させよう!」とした様に感じる強引なラストを見ると、少年拓未から見た【かくしごと】に相違ない。

おそらくは感動作品として製作したかった為に、あのようなラストになったのでしょう。
それはまあ理解出来る。
但しそれにより、幾つかの疑問を持たざるを得ない箇所も生まれてしまった感は強い。

そんな一つが、洋一の母真紀の描き方。

映像化に於いては、DV男の父親安雄が悪役としてクローズアップされている。
が、しかし。この物語での1番と言える【悪の権化】《悪魔》は、実は洋一の母親真紀なのだ!

千紗子は身分を偽りこの夫婦に接触する。
その際に、始めは警戒していた母真紀。
お金が貰えると分かるや態度は急変し、(もう死んでいるに決まっていると決めつけ)「保険金が下りないのが許せない!」…と怒りを露わにする。
しかも、入会金が必要と言われると、手のひらを返すかの様に、狂った様に怒り出す。
その姿に憤った千紗子は、自分が少年を育てる決意をする。
千紗子の正体を突き止め、DV夫を「お金を巻き上げよう!」とそそのかし。裁判では、子供を奪われ、夫を惨殺された悲劇の母親として、平気で嘘泣きをする《悪魔》なのだ!

そんな洋一の母親真紀を、映像化に於いては、何故DV男に怯えるか弱い母親として描いたのか?
おそらくは、(原作とは変更した)この作品のラストシーンで洋一が放つ一言により、感動作品とする意図が感じられる。

原作だと洋一の母親は、【悲劇の母親】として、その後は洋一を引き取るのだが、やがて育児放棄をする。
だが洋一=拓未は、裁判前から「自分の名前は拓未です!」と言い続ける。

裁判以後、服役し厚生する千紗子。
育児放棄をした母親から、叔父・叔母の家で育てられるも馴染めず、亀田に引き取られ拓未の母親千紗子の出所を待つ。
流石に《その後》を詳しく描くと、更に尺が伸びてしまうのを嫌った為…と考えたならば合点は行く。
たがそれゆえに、原作でのプロローグがエピローグへと繋がり、原作のラスト1行の秀逸な【嘘】は、残念ながら生かされずに終わる。

原作だと、ブーメラン現象と言える箇所が有り、その後の千紗子に色々と影響を及ぼしている場面が。
そんな一つが、千紗子が虐待夫婦に接触した時に、子供をペットの様に扱う夫婦につい説教をする千紗子。
だがそんな千紗子も、当初は父親を嫌っていた。
そんな千紗子に、介護認定調査員は「親を施設に入れて自分は楽しみたいのね!」と叱る場面は秀逸な描写だったのだけれども、映像化では描かれてはいない。

原作だと、千紗子は拓未に《嘘のノート》を。
拓未は《記憶のノート》を。
父親(おじいちゃん)は日記を残していた。

それによって、純=拓未となり、父親(おじいちゃん)は生涯会えなかった孫の《純》を想い続けていた事実が分かる。
更には、おじいちゃんに教わった技を伝授した純=拓未が存在する。

父親を嫌っていた千紗子。
唯一母親だけは千紗子の思いを受け止めてくれていた。
「あなたは母親にずーっと辛くあたった。」と言い放ち、母親が急死したのは父親のせいだと考えていた。
そんな父親は、母親の死後急に観音菩薩を掘り始め、粘土で地蔵を作り始める。

自らの認知症に不安を感じ、母親の顔を観音菩薩に掘り始めた父親。
どんどんと母親の顔を忘れて行くに従い、その不安からか作った観音菩薩を壊してしまう。
また粘土で作る児童菩薩は、母親の骨をすり潰し土に混ぜた粘土で作り。一度も会えなかった孫の純の霊を悼む為のものだったのを、千紗子は後に知る。
また、DV男に襲われた際には「娘に手を出すな!」と《マキリ(魔を切る》で立ち向かう場面の一言は重要だと思ってはいたのだけれども、、、

【嘘】がまた更なる【嘘】を上塗りする。
しかしその【嘘】が、強固なる【家族の未来】へと到達する。
だけどもこの映像化には、その原作が持つていた《意図》を見出せなかったのではないか?…との思いを強く抱いてしまったのです。

2024年6月7日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン11

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松井の天井直撃ホームラン

5.0ラストに号泣

2024年6月8日
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泣ける

幸せ

最後、超びっくりして涙が止まりませんでした。この結末、素敵すぎる😭。

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ボスマンサンコン

4.5ドラマMOTHERを思い出す

2024年6月8日
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泣ける

悲しい

上映前に舞台挨拶で関根監督、杏さん、奥田さん、中須君が登壇。司会者の質問や運びが良くて話が面白かった。杏さんメッチャ綺麗でした。監督もイケメン。

本題のストーリーはネタバレになるので詳しくは劇場で。
言えるのは凄く面白かった。
主人公に共感もするし、親子の幸せを願うし、司会者の見所は?の質問に、中須君は"最後"と言われていた事に納得でした。

本当、観てよかった。

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ノブ様

2.0杏さんでなく山田花子さんで見てみたい^^/

2024年6月7日
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泣ける

まず導入部分の少年と出会う場面からの流れ、これどうにかならなかったのか?観てる者を納得させておくれよ、トホホじゃないか。監督はテレビ上りの人なのか?いくら原作がこうでも(知らんけど)ここで客を引っ張り込むのが監督の技量だしょ。何年もテレビドラマ見なくなったのと同じ流れ。そんなことないだろと、お~いお茶のキャップを前の客に投げつけるとこだったわwそしてやっぱりセリフ多すぎだろ。観客はそんなにアホなのか?僕らの泣けたのは、結局セリフのないシーンーーーお風呂でお父さんの汚れた身体を流す杏さんと、裁判でタクミ君に証言台で言われた言葉に心打たれる杏さんの顔でしょ。僕らの色んな感情と無言の(言葉少なの)演技が重なって高揚感増すって、、、。普通の生活で僕らってあんなにしゃべんないし、映画は演劇・舞台とは違う。
星1つにしなかったのは最後のタクミ君のセリフで泣けたのでwwwまあ値としたら三割位だけど砂の器の千代吉のあの有名なセリフのような位置づけか^^
最後に杏さんも安藤さんも少年もキレイ過ぎよ!もっと汚れ系のがいいと思う。杏さんの役を山田花子さん(若い人は分からんかw)でぜひ見てみたい^^/
今回もジジイ割引の1300円で鑑賞させていただきました。映画の正価としたら750円でした。映画館で観るにはどうでしょうねえ^^;

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ひで

4.0記憶と認知の物語

2024年6月7日
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忘れられなくて苦しめられる記憶と、忘れていなかったから救われた記憶の物語。

忘れた振りをしたり、忘れたと思い込んでいたけどしっかり刻み込まれていたり、曖昧なようでふとした瞬間に鮮明に思い出すこともある、記憶。

そんな様々な記憶の積み重ねによって相手をどう認知するかも変わる。イメージや印象がガラリと変わるのも記憶の集積によるもの。

記憶と認知という人の持つ根源的能力によって3人の人間関係が波のように変容していく姿を描いたドラマ。

ひとつの出来事をとってみても、その見方や光の当て方によって見え方が異なり、残される記憶も異なってくる。たったひとつの角度からだけでは見えないものもある。そんなことをやわらかく教えてくれる作品。

タイトルからして物語の仕掛けには早々に気付くけれど、それ自体は核ではなく、それがどう作用するのかがこの映画の肝でありそれは最後まで観ないと分からない。

認知症や児童虐待というテーマを下敷きにはしているけれど、記憶と認知によって人の見方は聖者にも悪魔にもなるという危うさと救いを描いた物語。

観終わったあと、しっかりと噛み締めたくなる作品でした。

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ヨーク