母とわたしの3日間

劇場公開日:

解説

休暇をもらって天国から降りてきた亡き母と、母が残したレシピで定食屋を営む娘が過ごす3日間を描いたファンタジーストーリー。

亡くなって3年目になる日、ポクチャは天国から3日間の休暇を与えられ、ルール案内を担当する新人ガイドととも幽霊として地上に降りてくる。娘のチンジュはアメリカの大学で教授を務めており、そのことを母として誇らしく思っていたポクチャだったが、チンジュは教授を辞めて故郷の家に戻り、定食屋を営んでいた。それを知った母の戸惑いには気づかず、チンジュは親友のミジンとともに、ポクチャの残したレシピを再現していく。その懐かしい味とともに、チンジュの中で次第に母との思い出がよみがえっていく。

母ポクチャ役は韓国で「国民の母」とも呼ばれ親しまれるベテラン俳優のキム・ヘスク、娘チンジュ役はドラマ「海街チャチャチャ」「オーマイビーナス」などで人気のシン・ミナ。「7番房の奇跡」「ハナ 奇跡の46日間」などで知られるユ・ヨンアによる脚本で、「僕の特別な兄弟」のユク・サンヒョ監督がメガホンをとった。劇中に登場する家庭料理の数々も見どころ。

2023年製作/105分/G/韓国
原題:Our Season
配給:クロックワークス
劇場公開日:2024年5月24日

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映画レビュー

3.5泣きました

2024年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

原題の直訳は「3日の休暇」
ま、これでも良いとは思うけどね
(なんかどこぞのキャッチコピーで観たような邦題だなって思ったり)

ファンタジーなのに妙にリアルなお話
ガイド(天使らしい…)役がなんといっても適役(笑)
娘を演じるシン・ミナの表情が前半と後半で全く違う!秀逸!
これからの未来がまばゆいものになるよね、きっと!って思わせてくれる
子を想い、親を想うせつないお話でしたがところどころにクスクスと笑えるところもあり、さすがの韓国映画!

観終わって母の声が聞きたくなり電話しちゃいました

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共感した! 2件)
こ~なっ

3.5泣かせてもらいました。複数の母親役が同一人物に思えないけれど。

2024年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

休暇で天国からきた亡き母が娘と過ごす3日間。
母親から娘は見えて聞こえても、娘からは見えない聞こえない、触れない、相手に伝わらないもどかしさ。
自分のような苦労をさせたくないために、娘を学費の高い学校に通わせるために、娘を預けて自分は離れて働きづくめの母。
そんな母親に捨てられたのではないかと恨む娘。
わだかまりをもったまま、最後に話もできずに死別してしまった後悔が互いにあって切ない。
如何にも泣かせる設定であることはわかっていても、こちらも泣きに来ているので、問題なし。
9割中年女性の観客の皆さんと泣かせてもらいました。
娘役が、カワイイ美しいだけでなく、とても感じがいい。
母親役を演じている役者は複数いて、同一人物に思えない。
最近の母を演じている人は「国民の母」と言われているらしいが、生前の母親役の人の方がずっと母親らしくて温かくて気持ちが伝わってきて、うまかったと思います。

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共感した! 2件)
ITOYA

4.5子や孫に囲まれて暮らすのは幸せだとは思うけれど、子どもがやりたいことをして生きておれば、親はたとえ一人で暮らしていてもそれが一番幸せなんだよ。

2024年5月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

親に辛くあたってしまった。
子をきつく叱ってしまった。
誰もが心の奥にしまっている後悔。
そこをグッと突いてくる。

何々と引き換えに、、、。
あまりにも切ない。

韓国の田舎。
韓国の料理。
韓国のおばあちゃん。

親が子を思う心、子が親を思う心はいつの時代もどこの国でも変わらない。

であってほしい。

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共感した! 5件)
大吉

4.0ありきたりだけど、やはり泣いてしまう

2024年5月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

亡くなってしまった親に対して、後悔しないでいられる人はどれくらいいるのだろう。言えなかった、聞きたかった、一緒にしたかった、そしてもっとこうしておけばよかったと、何かしら思い浮かんでしまうのではないか。自分の親に対する心残りを思い出させる映画だった。
亡くなってから3年後に霊として下界に戻れる休暇をもらったポクチャが娘を訪ねると、アメリカの大学で教授をしているはずのチンジュが、母の営んでいた食堂を続けていたという物語。韓国映画では食卓を囲むシーンが、登場人物たちの関係性を表す演出として使われることが多い。本作も昔母が作った料理を再現しようとする娘という構図の中、様々な料理が作られ食べられていく。食卓にこれでもか!と並べられる皿の数々を見て、あぁ韓国的だなとニヤけてしまった。つらい記憶につながっていても、やはりおいしそうであることは変わらない。後になってでもいい。作ってくれた人の愛情を感じられることが大事だ。当然のことながら韓国の家庭料理が食べたくなる。
韓国の母親らしさが似合うキム・ヘスクの演技もいいし、淡々と食事を作る娘役のシン・ミナの穏やかな演技もいい。ものすごく意外な展開があるわけでも、衝撃的なラストが待っているわけもない。なんとなく想像できる範囲の物語。でも、やはり泣いてしまった。亡くなった自分の親に対する後悔や心残りを思い出しながら観てしまう。そんな映画には弱い。自分も笑って生きよう。

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kenshuchu
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