ナイトメア　夢魔の棲む家

2024年劇場鑑賞122本目。
あるアパートに棲み着いて、妊婦を狙って夢に侵入する夢魔の話。まず画面が暗いんですよね。電気をつける、というのが夢魔に対抗する手段なんですが、起きてる時すら電気つけんのかい！エルム街の悪夢みたいに夢の中で襲ってくることもないことはないんですが、ひもで後ろから首を締めるみたいな地味な攻撃なのでもうずっと眠い・・・。
オチもなんかまぁそうかもしれないけど今さら？という感じもしてシンプルにつまんなかったです。

じわ〜っとしたヒューマンホラーで、怪異とかではなく、夢と現実を行ったり来たりする内に区別が付かなくなっていって…という感じで、爆音で驚かせてくるタイプの作品ではなかったのでそこは良かったです。

音は音でも観ているこちら側が不快に思う絶妙な物音だったり、虫のぶんぶん音だったりがメインなので、ずっとむず痒かったです。

旦那は子供が欲しい、奥さんは子供はいらない、その距離感だったり、違和感だったりが夢の中で、人の形をして襲ってきて日常を壊していくという視点で最初から楽しめれば良かったんですが、肝心のホラーなところがあんまし怖くなかったのが致命的すぎて、場面変わりもあまりしないのもあって、映画としてはあんまりだったかなと思いました。

終わり方も唐突でしたが、子供を持つという恐怖の具現化があのような形になったのかなと解釈しました。一皮剥ければ面白くなりそうでしたし、上映時間を詰めて、テーマの核を見繕っていけば良かったのになぁ…と素人は思うわけですﾁｬﾝﾁｬﾝ。

鑑賞日 5/26
鑑賞時間 18:55〜20:40
座席 D-2

スリル感、ゾクゾク感があり！
思った以上に話が良くできていて良かったです！

夢と現実の曖昧さを表現するって難しい…。エルム街はわかりやすかったんだなー、と。先生の立ち位置も微妙。味方なんだから自分の理論を照明したいだけなんだか。全体的にそんな感じででぼやけていて消化不良なホラーだった。