愛に気づけば…

劇場公開日:

解説

恋愛・妊娠・未婚のままの出産を経て、愛と現実の間で揺れ動く女性の姿を描き、女性の自由な生き方をさわやかに、高らかにうたい上げたヒューマン・ラブ・ ストーリー。エヴァ・ウィングの小説Angie I Saysを、「迷子の大人たち」のトッド・グラフが脚色。女性ならではの繊細で優しい視点で、笑いと涙をブレンドさせた演出を見せた監督は、「ランブリング・ローズ」のマーサ・クーリッジ。製作はラリー・ブレズナーとパトリック・マコーミック、エクゼクティヴ・プロデューサーは「三銃士(1993)」のコンビ、ジョー・ロスとロジャー・バーンバウム。撮影は「ランブリング・ローズ」のジョニー・E・ジェンセン、音楽は「ルディ 涙のウイニング・ラン」「シャドー」「バッド・ガールズ」と、近年ますます好調の巨匠ジェリー・ゴールドスミス、美術は「インテリア」「ナチュラル」「フィッシャー・キング」で3度アカデミー賞にノミネートされたメル・ボーン。編集は、最新鋭の編集機エイヴィッド・メディア・コンポーザーの使い手であるスティーヴン・コーエンが担当。主演は当初、マドンナが予定されていたが、「スネーク・アイズ」の撮影でスケジュール調整ができず、「テルマ&ルイーズ」「プリティ・リーグ」のジーナ・デイヴィスに交代。出産経験のない彼女は、実際に病院で出産に立ち会い、産婦人科医から専門的な指導を受けるなど、作品に意欲的に臨んだ。共演は「クライング・ゲーム」「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のスティーヴン・レア、「トゥルー・ロマンス」のジェームズ・ギャンドルフィーニ、男優ジョン・タトゥーロの従姉妹で「ロックンルージュ」のアイダ・タトゥーロほか。

1994年製作/アメリカ
原題:Angie
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
劇場公開日:1994年11月23日

ストーリー

ニューヨークの下町、ブルックリンの一角のベンソンハースト。家々が密集するこの街に生まれ、陽気で自由奔放に育ったアンジー(ジーナ・デイヴィス)は、一風変わった大人の女性に成長した。母は彼女が3歳の時に家を出て、まもなく父フランク(フィリップ・ボスコ)は後妻のキャシー(ジェニー・オハラ)を迎えた。アンジーは自分たちと同じイタリア系でないキャシーは気に入らず、何かにつけて優しく美しかった母の面影が邪魔をして、継母との仲はしっくりいかない。そして、母のこととなると口をつぐむ父の態度がいつも彼女をいらつかせた。そんな時、アンジーは長年付き合ってきたボーイフレンドのヴィニー(ジェームズ・ギャンドルフィーニ)の子供を妊娠する。しかし、幼なじみで親友のティナ(アイダ・タトゥーロ)の悲惨な結婚生活を目の当たりにし、平凡な生活よりも刺激的な人生を望んでいた彼女は、家庭に入ることにためらいを覚える。ある日、美術館で知り合ったエリート弁護士ノエル(スティーヴン・レア)を好きになったアンジーはヴィニーに別れを告げ、彼との自由な恋を楽しむ。未婚のまま子供を産むことを決意した彼女はクリスマス・パーティの最中に産気づき、男児を出産するが、生まれた赤ん坊は片手にハンディを負っていた。アンジーのショックは大きく、その上、その日を境にノエルは連絡をしてこなくなった。しかも彼には別居中の妻がいたことも分かった。ふさぎこむ彼女はある日、継母のキャシーが泣いている赤ん坊に乳の出ない乳房を含ませているのを見て愕然となる。そのまま、逃げるように家を出たアンジーは、気がつくと産みの母が暮らしているテキサスに来ていた。そこで彼女は、父と母の結婚の真実を知り、自分が両親にいかに愛されていたかを知る。アンジーは家に戻り、子供の親としての務めを果たすべく、人生を歩み始めた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0「いきんでウンチした」って・・・よくあること?

2018年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

美術館で知り合った男と浮気に走った原因、結婚中に浮気して後妻にしたという継母を持つ親への反発か、自分も経験したくなったのか・・・途中まではヴィニーが可哀想だった。

 生まれた子どもは腕の骨が1本無かった。そして母乳を飲ませるのに苦労し、継母が自分の母乳を飲ませている現場を目撃。男とも別れ、失意のどん底へ・・・そのまま家を出て、生みの親のいるテキサスに向かって・・・途中までは面白くない映画だと思ったのに、子どもが生まれてからはかなり引き込まれました。でも、やっぱり男の目から見ると、ヴィニーとすぐに結婚しなかったのは許せないかも。

 子どもへの愛、母親の愛にはようやく気づくが、男への愛が足りないという蟷螂のような女の映画か?シャツに母乳が漏れて・・・という絵がよかったので2点。

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kossy
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