ディア・ドクター

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劇場公開日:

ディア・ドクター

解説

「蛇イチゴ」「ゆれる」の西川美和監督が、笑福亭鶴瓶を主演に迎え、僻地医療を題材に描いたヒューマンドラマ。都会の医大を出た若い研修医・相馬が赴任してきた山間の僻村には、中年医師の伊野がいるのみ。高血圧、心臓蘇生、痴呆老人の話し相手まで一手に引きうける伊野は村人から大きな信頼を寄せられていたが、ある日、かづ子という独り暮らしの未亡人から頼まれた嘘を突き通すことにしたことから、伊野自身が抱えいたある秘密が明らかになっていく……。

2009年製作/127分/日本
配給:エンジンフイルム、アスミック・エース
劇場公開日:2009年6月27日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第33回 日本アカデミー賞(2010年)

受賞

脚本賞 西川美和
助演女優賞 余貴美子

ノミネート

作品賞  
監督賞 西川美和
主演男優賞 笑福亭鶴瓶
助演男優賞 瑛太
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映画評論

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(C)2009「Dear Doctor」製作委員会

映画レビュー

4.0西川美和、恐るべし

2021年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

2021年に「すばらしき世界」が公開されるまで、長らく筆者のなかで西川美和監督といえば「ゆれる」であり、「ディア・ドクター」だった。笑福亭鶴瓶を主演に迎えながら、僻地医療を題材に描いたメッセージ性の強いヒューマンドラマに仕上げている。これまで「嘘」をテーマに描き続けてきている西川監督の真骨頂とでも言おうか。ベテラン陣の芝居も堪能することしきり。何度でも観直したい意欲作である。

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大塚史貴

4.5タイトルなし

2024年5月19日
Androidアプリから投稿

救いとは?罪とは?そんなメッセージ。
物事って、犯罪だとか、良し悪しで判断できないなあと思った。
罪だったとしても誰かの救いになったり、罪を犯した自分自身の救いになるから。間違いでも、ある側面では正しさがあるのかもしれない。そんな問いかけを感じる。

胃がんのかづ子に胃潰瘍だと伝えた嘘。伊野が医者だという嘘。
このふたつの嘘は、患者をどんな風に死なせるか、という問への肉迫であると思う。

ラストシーンの伊野の笑顔と、かづ子の笑顔には、秩序を伴わない暖かさがあった。
昨日の神さまは、秀逸なタイトルだと思う。たとえ嘘でも、罪だったとしても、伊野は神さまだったのだ。

寂れた診療所とカナブンの死骸。伊野という存在がもたらしていた救いが、明白だった。罪というラベルを貼られていても、昨日まで伊野は確かに医師であり、救いの手を差し伸べていた。そして、伊野が失踪したのは、かづ子の娘と自分を重ねたからではないか、とも思う。

それにしても鶴瓶が良かった。ハマり役だ。
ラストシーンの余韻が続く良い映画。

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どドンとす

2.5消化不良みたいな展開

2024年1月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

瑛太扮する研修医相馬啓介は、事故で笑福亭鶴瓶扮する医師伊野治に診察してもらったがそのまま往診に出かけた。そんな伊野治がいなくなった。
時系列が行ったり来たりでちょっと分かりにくかったね。でもこんな状況がまかり通るのかが不思議だな。評価が高かったから観たけど、 消化不良みたいな展開だったね。お父さんのペンライト盗ったのボクやってのも分からなかったな。そもそも犯罪者が悪気もなく患者の前に現れるラストシーンはふざけていると思った。

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重

4.0嘘か誠か

2024年1月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ハンバーグ
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