貞子DXのレビュー・感想・評価
全122件中、1~20件目を表示
IQ200の天才が貞子に立ち向かうバカコメディ
もう貞子の呪いを描き続けるとなると、怖いより面白おかしく茶化すしかない、というのは近年の作品から感じていて、その路線の成功作が白石晃士監督の『貞子VS伽椰子』だと思っていた。『貞子DX』はその上を行く作品……とは言わないが、全編ギャグに振り切った点では、貞子映画史上もっともコメディ寄りになっていて、怖さをほぼ放棄している様は潔くすらある。テレビのコント番組的なノリはわりと滑り気味だと思いつつ、もはや怪異ならおまかせ俳優となった小芝風花が作品の可笑しみを支えていて、EXILE TRIBEの川村壱馬もビビリの王子キャラをちゃんとみっともなく演じていて良い。IQ200の天才が貞子に知能で立ち向かう話のはずが、実にIQ低そうな映画になっているのがもったいないが、そもそもIQ200の天才が登場する時点でバカっぽいので、皮肉でなく、こういうノリが正しい作品な気もする。
意外にも今の時代にアップデートされた作品になっていて、今の「貞子映画」の正解か?
「リング」シリーズに登場しインパクトの強さから、これまで何度も映画化されている「貞子」シリーズ。
出来が良いものとそうでないものの差が大きいシリーズですが、意外にも本作は「出来が良い」方に分類されそうです。
まず「ホラー×コメディ」という相反するような要素を組み合わせるといった❝混ぜるな危険❞の試みですが、これが意外にも成立していました。
さらにはキャッチコピーの「IQ200の天才が挑む呪いの方程式。」という「天才による謎解き」といった要素を加えることで、単なる「お遊び映画」では終わらず、割と本格的な頭脳戦を繰り広げることになり成功していたと思います。
「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズの木村ひさし監督作品なので、オヤジギャグ的なところは滑り倒していますが(笑)、不覚にも(?)笑ってしまうシーンもあり、本作の試みに適した監督だったと感じました。
さらには、脚本は「リング」シリーズの原作者である鈴木光司が「世界観監修」を行なっていて、脚本もしっかりしたものとなっていました。
主演の小芝風花は、これまで映画ではあまり良さが出ていない気がしていましたが、本作ではうまくハマっていて、「当たり役」と言えそうです。
「ホラー映画」が苦手な人でも見られる、上手いところを突いた作品だと思います。
貞子もこっちに振り切っちゃったか
貞子vs伽倻子あたりからなんかネタぽくなっていった貞子、今作はもはやコメディのカテゴリーに入っていた
あの怖い初期の貞子はどこへやら
もう、ウィルスみたいになってるし、まあ対策法としての新解釈は面白くはあるけれどコメディとして見ても特に笑えるわけでもなくてねえ
ゾンビのようにのんびり近づいてきてるの見るともうため息しかでてきません
今や一流女優の小芝風花を見るための映画ですかね
ホラー苦手な人でも全然見れるくらいコメディと化してます
シリーズを非ホラーに転調しようという企みは買うが、 撮る動機の欠如...
シリーズを非ホラーに転調しようという企みは買うが、
撮る動機の欠如、
こんなもんてイイよね?感、
そして下手と稚拙は駄目だ。
雑、なのだと思う。
貞子がテーマのギャグ映画
ホラーを笑いに使うとこうなるんだなあ〜。トリック味の貞子がここにある。テンポが良い。あまり真剣に見ずに軽く見ると変な味がして面白かった!
一条文華が耳のあたりに手をあてて何かやるのが好き
今作は、頭脳明晰で冷静沈着な大学院生の一条文華(小芝風花)と、怖がりで自己中な前田王司(川村壱馬)、感電ロイドといった個性的な登場人物たちが協力あって人類滅亡を阻止しようと奮闘する。
貞子は既にブランド化に成功している。
一条文華が考える時に特徴のある手の動きをするのを見て、『あばれはっちゃく』(1979年~1985年頃に放送されたテレビドラマ)の主人公"長太郎"の逆立ちや、舐めた指でアタマを撫でる『一休さん』を思い出した。
霊媒師のKenshin(池内博之)も個性があって魅力的。
謎を解明しようとするミステリーの側面と、個性的なキャラ達による笑いを誘うやりとりが見どころ。
静岡のおじさん
もう貞子は終わりです
存在自体がギャグになってます
まあ今さら貞子でビビらすのは無理なのだろうからギャグ路線になってんだろうけど
静岡のおじさん、毛が生えた、なんか笑ったけどため息も出たよ
あとあの謎解き、IQ200もいらんだろ
貞子で怖がるのは諦めることにした
まったく笑えない
コメディーなのだが、まったく笑えない。いわゆるサムい笑いを狙ってるのだが、とにかく笑えない。おなじくTV出身でお笑い演出が得意な福田雄一や三木聡の酷い映画よりも、さらに酷い。志が低すぎる。木村ひさしは、傑作「貞子 vs 伽椰子」を撮った白石晃士の爪の垢を煎じて飲んで反省してほしい。
リングシリーズ最高傑作!途中までは、え?!って思うけどな
2024/04/14
リング公開前にアメリカ紀伊國屋で小説を買って
1人でだだっ広いホテルの部屋で読んで
くっそ怖かったリング。
それを斜め上にベクトルとって
一見コメディにしたのか?と思わせる構成で
最後には見事に昇華させた手腕、お見事です。
ずっと思ってたのよ。世の中の貞子という人は
よっぽどからかわれただろうなぁと
そう言う意味でもこの作品は良作ですね。
なんかちょっとら違うけど、バブルガムクライシス2040だっけ?そのラストを思い出した。
貞子でなくても成立する内容。
この作品。
とっくに、Amazonプライムビデオで、無料で鑑賞出来ているかと思いきや・・・
未だ有料とはね・・・
やる気の無さを最近痛感するが・・・
まぁ、いいや。
呪われたKADOKAWA。
まだまだ貞子商法に拘るとはね。
もはや、KADOWAKA自身が呪われているとしか言いようがないんだが、今更言った所で諦めるしかない。
貞子も進化する。
今作のキーワードなんだろうけど、こうなると、別に貞子でなくても成立する内容。
別のホラーアイコン生み出して描けばいいだけ。
呪いから逃れる方法のアイデアだけは感心したが、それだけかな。
小説全部読んでたらある程度納得できるかと
コメディタッチでミステリー要素のある貞子映画です。
小説のループまで読んでいる方は、貞子とウイルスの関係に違和感なく観れると思います。
コメディとしてイマイチでミステリーとしてもホラーとしてもイマイチですが、総合的に楽しめました。
主人公の女優さんがとても可愛くて良かったです。
貞子3Dや貞子vs伽耶子なんかより内容的には成立していると思いましたし、これは少数派の意見かもしれませんが、二度と消えないデジタルタトゥに一生付き合わなければいけない呪いを撒いたというのを想像した時にはかなり恐怖しましたし、毎日呪い解除の為にやらなくてはならない事があるなんて私だったらそれだけで気が狂いそう。
映像的な恐怖や、ジャパニーズホラーのネットリした恐怖を期待したらいけない映画ですが、最近の貞子シリーズでは私はいい方だと思います。
シリーズで1番怖く無い‼️
みなさんの感想をなんとなく見てたからコメディー要素は予測してたけど思ってたより要素強め(笑)、でも逆に面白かったし小芝風花さん可愛かった👍。
王司さん最初邪魔な存在やったけど最後はなんとなく許せちゃった😊、感電ロイドさんのがイケメンやね(笑)。主人公の母役の西田尚美さんも昔学校の怪談に出てたイメージで久しぶりにホラー映画で見たきがします。
シリーズの中では1番怖く無い貞子映画だけど個人的には有り。
若手タレントで釣るホラーならぬドタバタバラエティ
TVでは若い男女のタレントがバカ騒ぎするバラエティ番組がそれなりの視聴率を取っているが、そこに貞子ネタをぶち込んで、ついでに映画にしてみましたというだけの話。
若手タレントで釣る恋愛映画ならぬドタバタコメディ。ホラーの要素など1ミリたりとない。
小生は果てしなく時間の無駄だと感じたが、タレント好きの中高生とかアイドル追っかけおばちゃんには受けるのかもしれない。
無内容でつまらないノリだけの会話の多用を見ればわかるように、作っている本人たちが馬鹿げていると先刻ご承知なのだから、別に批判する気にもなれない。もはや小生の理解の範疇を超えているww
貞子のアップデートもここまで来るとちょっと難解かも!?
ビデオだけでなく、スマホやネットの世界にまで進化を重ねてきたジャパニーズホラーの代表格・貞子。最新作「DX」でもSNSという今の時代を先走っているコンテンツにまで現れるようになり、誰もが気軽に目にすることができる形に進化してきました。なかなか難しいところもありましたが、1本の映画としては悪くないです。怖さは控えめといったところでしょうか。思ったより貞子らしい貞子は出てこなかったので、サスペンス要素の方が強かったです。
ところで、名作ホラー「リング」のリブートシリーズの前作「貞子」では「リング」と同じ中田秀夫監督がメガホンを取ったこともあり、かなり貞子のリアルな恐怖感を響かせている印象でしたが、今作はちょっと趣向が変わった感じがします。もちろん怖いシーンもあったけど、ホラー作品としては、弱いというか。あまり貞子を全面的には押し出していない気がしました。IQ200の天才的な頭脳の主人公が貞子の呪いを科学的に紐解いていくという設定はいいんですが、やっぱり貞子も時代の最先端を追い求めすぎたんでしょうか。ちょっと無理のある繋げ方をしている印象がありました。ストーリーそのものは悪くないので、もう少し従来の貞子を活かしてあげてもいいのかなと思いました。個人的には前作の「貞子」の方がストーリーは弱い分、本来の貞子の怖さを体感できましたが、こっちはこっちでありでしょう。
ちなみに貞子シリーズで一番好きなのは「貞子VS伽耶子」です。個人的にホラー映画の中でも神作だと思ってます。今後も、数年後かに出る貞子に期待したいと思います。
『ループ』の系譜
リング、らせん、と続いて、三部作の最後、ループで貞子の正体は既に25年前に明らかにされています。ほとんど知られていないのが残念ですが。
そこから見れば、今回のDXはごく自然な流れだと思います。
まだマトリックスも世に出ていない当時、ループを書かれた鈴木光司さん、凄すぎます。
ホラーじゃないジョーク作品
劇場公開作品にしては演出も安いコメディ感がある。
謎解きとコメディが内容の中心になり、貞子による超常現象の恐怖と言うのは一気に無くなった。
何せ「リング」から25年?最早何本、リングが作られたのか?貞子シリーズが何本あるのか?調べるのも面倒だが、これはマンネリ化した貞子をどうにか活かしたい為の試みと言えるだろう。
ホラーアイコンとして一時代を築き、あらゆるメディアに擦りきれるまで使われた貞子。
「リング」の山村貞子=「貞子」シリーズの貞子ではないけど、問答無用で人々を殺していく作品だったのが、24時間の制限時間付きの呪いで、毎日動画を観て呪いを回避する奇異な社会に到達したのは進歩…かな。
歩く死体だったゾンビが当たり前に社会で受け入れられて、様々な亜種が作られたのだから、その内貞子と恋愛する作品も出来そうだ。
ホラーって言ってるけど、ぜんぜん怖くないよ
ホラー要素は井戸に投げ捨てたのかな?
かなりコメディ寄りなのでホラーが苦手な人も安心です。
ホラー映画としてそれでいいのだろうか。。。
それでも貞子(2019)や貞子3Dより圧倒的に面白い。
ラストのオチは嫌いじゃないです。
これはもはや
コメディーみたいな何か。リング上映からもう四半世紀、赤の女王仮説によれば走り続けなければそこにとどまれないので、ホラーから別のなにかにデジタルトランスフォーメーションしちゃった、ということなのか。衝撃のウィズ貞子時代突入は笑える。
全122件中、1~20件目を表示