エレクション 黒社会

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劇場公開日:

エレクション 黒社会

解説

「PTU」「ブレイキング・ニュース」のジョニー・トー監督が、香港最大の暴力団の会長選挙を背景に、トップを狙う男たちの仁義なき戦いを描いた犯罪群像劇。

2年に一度行われる香港最大のマフィア「和連勝会」の会長選挙戦は、絆を重んじ、対話で解決することを信条とする冷静沈着なロクと、金儲けの才があり組の稼ぎ頭だが、時には手荒い手段もいとわないディーという2人の候補者をめぐり、内部でも意見が分かれていた。選挙戦は裏側でさまざまな思惑が交差し、やがて暴力が吹き荒れる熾烈なものへと発展していく。

ロク役は「PTU」のサイモン・ヤム、ディー役は「愛人 ラマン」のレオン・カーフェイがそれぞれ演じた。その他の出演にルイス・クー、ニック・チョン、ライ・シューら。2005年・第58回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。香港のアカデミー賞ともいわれる第25回香港電影金像奨で作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞を受賞。2007年の日本初公開時の邦題は「エレクション」。

2005年製作/100分/香港
原題:黒社會 Election
配給:AMGエンタテインメント
劇場公開日:2024年1月26日

その他の公開日:2007年1月20日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

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受賞歴

第58回 カンヌ国際映画祭(2005年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ジョニー・トー
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映画レビュー

4.0これまた香港ノアールの傑作

2024年3月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

『ジョニー・トー 漢の絆セレクション 』からの3本目は2005年の「エレクション 黒社会」。

2年に一度行われる香港最大のマフィアの会長選挙戦。組織のトップを狙う男たちのまさに「仁義なき戦い」だった。

とは言え、テイストは深作欣二より北野武、さらにはサム・ペキンパーに近いか。

「ジョニー・トーにハズレなし伝説」が続く。これまた香港ノアールの傑作だった👍

ということで、今作の続編「エレクション 死の報復」を見落としたことがますます悔やまれる。

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エロくそチキン2

5.0古い時代の映画を見られること自体に意義がある上映

2024年2月4日
PCから投稿

今年53本目(合計1,145本目/今月(2024年2月度)6本目)。
(ひとつ前の作品「ローリング・ガール」、次の作品「恋人までの距離(ディスタンス)」)

シネマートで復刻上映されていたので見てきました。

香港が舞台のいわゆる抗争もので、香港でも台湾でも、あるいは日本でも韓国でも同じような類型は多い映画なので見やすいストーリーです。一方で、画面が全般的に暗い映画なので(帰宅してVODで見てもやはりそうなっているのを確認。そういう作風?)、「視覚的に」見にくい部分が多々あります。

 1月に見た「ネオンは消えず」で、「現在(2023~2024)ではネオン街はもはや存在しない」とされる香港ですが、この映画が取られた当時では普通に(CGかどうかは別にして)存在していたのがやはり良かったところです。

 ストーリーはそれほど複雑ではなく、大きく2つのストーリー(前半後半)で別れますが、時間ずらし描写等はあって1つかだったはずなのでそこまで混乱することもないところです(シネマートでは復刻上映ですがオンラインでもVOD課金すれば見られるようなのでネタバレ防止にならないように軽く紹介)。

 採点上に関しては、中華圏(中国・台湾・香港)映画でよく指摘する「漢字表記ほかに字幕がなく日本語から類推するところしかない」部分がいくつかあるところを確認していますが、その大半はネオンサイン関係(残りは交通標識ほか)で、映画の理解を妨げるものではないので、一応指摘はしますが減点なしの扱い(0.2で引いても5.0切り上げ)です。

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yukispica

3.5黒い笑顔

2024年1月26日
iPhoneアプリから投稿

殺しは銃より刀っす。
ラストは笑顔の後に…

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Oyster Boy

2.0 ヤクザの抗争モノ。最初にカーフェイに飯の食い方で怒られながら皿の...

2018年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ヤクザの抗争モノ。最初にカーフェイに飯の食い方で怒られながら皿の上でレンゲをバリバリ食うヤクザ。凄いなぁ・・・この映画で一番印象に残るシーンだったかも。

 警察の活躍は前半のみで、後半はなんだかありきたり。人間関係も把握しにくいので、どちら側がやられたかとかさっぱりわからない。まぁ、拳銃を使わずに殴り殺すシーンばかりだったのも特徴的かもしれない。

 終盤あっけなく和解?して釣りを楽しむ二人。穏やかな方が岩を振り落として殺すってところが不気味だけど、それだけの映画。こんなのカンヌに持ってくなよ

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kossy
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