名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)

劇場公開日:

解説

大ヒットシリーズ「名探偵コナン」の劇場版27作目。「月下の奇術師」の異名を持つ怪盗キッドや、キッドとは因縁のある「西の高校生探偵」こと服部平次が登場し、北海道・函館を舞台に、謎に包まれた日本刀をめぐるミステリーが展開する。

北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッドからの予告状が届く。キッドの狙いは新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀だったが、折しも函館で開催される剣道大会のため、服部平次やコナンも同地を訪れていた。平次はキッドの変装を見破り、追い詰めていく。時を同じくして、胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が函館倉庫街で発見され、捜査線上には「死の商人」と呼ばれる日系アメリカ人の男の存在が浮上する。

北海道警捜査一課の刑事・川添善久役で北海道出身の大泉洋がゲスト声優出演。監督は「名探偵コナン 緋色の弾丸」「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」や人気アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪」も手がける永岡智佳。

2024年製作/111分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2024年4月12日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17
  • 画像18
  • 画像19
  • 画像20
  • 画像21

(C)2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

映画レビュー

3.5脚本は割とツッコミどころが多くご都合主義の様相に。一方でギャグシーンを含めラブコメ展開に舵を切った作品。

2024年4月20日
PCから投稿

本作は、やや要素を膨らましすぎていて、そのぶん必ずしも必要のない登場人物が多くなり分かりにくい構成になっているように感じます。
さらに登場人物が多ければ多いほど「偶然」が多くなりすぎて、不自然さが目につき、「ご都合主義」的な展開と言わざるを得ないと思います。
ただ、クオリティーの高かった前作とは脚本家が異なるため、毎年の作品なのでこういう回が出るのも仕方ない面もあります。
本作では「怪盗キッドの秘密」が明かされる重要な回になっています。
そもそもキッドとは因縁のある「西の高校生探偵」こと服部平次は、瞬時に様々な事を見抜く設定ですが、(多くの観客が気付いているような点を)今回の格闘の際にようやく気付くのは遅すぎる気がします、笑。
もう少しセリフを変えたり、何かしらの整合性は欲しいところです。
また、犯人を見つける要因がアレなのは、さすがに厳しい気がします。
本作は挙げていくとキリがないくらい脚本には難点を感じます。
一方で、これまでの劇場版よりギャグシーンを多用したりラブコメ要素をちりばめたりと、そこまで深く考えなければ、これも「名探偵コナン」の作品として十分に成立しているとは思います。

コメントする (0件)
共感した! 17件)
細野真宏

3.03.0/5

2024年4月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
映画好き

4.5最高の御都合主義

2024年4月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

 前作、前々作がクオリティ的にも興行的にもデカかったので、今回は少し箸休め的な小品ぐらいの感じなのかな、と思っていたら、前作、前々作とはまた違ったベクトルの、お祭り映画かつメチャ大作映画で、コナンくんワールドの懐のデカさを改めて思い知らされた。最高です。
 コナン耐性のない数年前の自分だったら、展開の破茶滅茶ぶりが気になってひょっとしたら楽しめなかったかも知れない、とも思わないでもないが、もはやコナンくん大好き人間になってしまった身としてはプロットの御都合主義すら愛せてしまうので、まあ、もう真っ当に映画としての評価は出来ないな。とは言え、要所要所で繰り返される御都合主義、定型的展開はコナンくんの映画においてはむしろ、そうでなければならないと言うぐらいに必要のある展開であり、そこにこそ映画の面白味があって、特に今作ではそこを意識的に多用しているとも思った。
 脚本は毎度のことながら本編ストーリーを更新するような気配を見せつつ、結局映画内ストーリーに留まらせるアクロバティックなものだが、しかし今作では本編に影響を与える新情報も提示されていて、これは考察筋にもたまらんのではないだろうか。あとテレビシリーズを見てればニヤリとするキャラの登場(すなわち映画的には不要)もお祭り映画としての必須条件を満たしていた。
 で、肝心の、今作は何が面白かったかというところだけど、平次がトムクルーズ的役回りでアクションしまくるミッションインポッシブル要素と、何十年と積み重ねてきたラブコメの総括的反復、そしてこれまた本編でも時々出てくる歴史を絡めた謎解きや怪盗キッド側のストーリー(「まじっく快斗」サイドの視点)をコナンサイドに本格的に組み込んでくる試み、などなどヤバいくらいに様々な要素をぶち込んで(それでもコナンくんワールドにおいてはほんの一部分ではある)一本の映画に仕立てた力技(それが先述の破茶滅茶な御都合主義の発動でもある)が観ていて最高にテンションの上がる映画にしていたのでは、と思われる。
 こうなると早くも次作どうするのかとヤキモキしてくるが、まあ、余計なお世話だな。間違いなく面白くなるだろうし。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
yudutarou

3.0安定の面白さ

2024年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今回は舞台仕掛けが小さくて、話が小粒な感じがするんだよね。
でもその分、謎解きはしっかりしてて、恋愛感情のところもしっかり描いてたの。
それでやっぱり、物語後半でテーマソングが流れてくると盛り上がるね。

「今回は少年探偵団の出番がなさそうだし、阿笠博士のクイズもないかな」と思ったら強引に入れてきたね。
『江戸川コナン、探偵さ』もちょっと無理して入れてた。

そういう、お約束を押さえて、あるレベル以上を必ず出してくる安定の面白さがあるね。
脚本家も力を発揮しやすそう。

登場人物は色んな作品からのクロスオーバーなんだね。
「わかんないけど、これ、知ってる人が観たら盛り上がるんだろうな」って人が何人かいたし。

コナン君はいつもエンドロール後が楽しみなんだよね。
劇場、誰も席を立たずに待ってるし、終わった後で『来年ゴールデンウィーク 公開決定』の予告が出るのを「知ってるよ」とも言わずにみんなで観るの。
有名な人が出ると「キッドだ」「赤井さんだ」と劇場がざわつくんだけど、今回はなかったな。

そして場内が明るくなると、みんなが感想をささやきはじめるので、それを聞きながらいつも退場してるよ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Scott
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る

「名探偵コナン」シリーズ関連作品

他のユーザーは「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」以外にこんな作品をCheck-inしています。