全米映画ランキング : 2011年1月21日~2011年1月23日

全米映画ランキング:2011年1月24日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2011年1月21日~2011年1月23日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 抱きたいカンケイ

No Strings Attached
「抱きたいカンケイ」

Paramount
(パラマウント)

1 20,300,000 20,300,000
2 1 グリーン・ホーネット

The Green Hornet
「グリーン・ホーネット」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 18,100,000 63,441,000
3 2 僕が結婚を決めたワケ 2 9,727,000 33,364,000
4 4 英国王のスピーチ

The King's Speech
「英国王のスピーチ」

The Weinstein Company
(ギャガ)

9 9,164,000 58,622,000
5 3 トゥルー・グリット

True Grit
「トゥルー・グリット」

Paramount
(パラマウント)

5 8,000,000 138,633,000
6 5 ブラック・スワン

Black Swan
「ブラック・スワン」

Fox Searchlight
(20世紀フォックス映画)

8 6,200,000 83,581,000
7 9 ザ・ファイター

The Fighter
「ザ・ファイター」

Paramount
(ギャガ)

7 4,515,000 73,031,000
8 6 ミート・ザ・ペアレンツ3 5 4,394,000 141,186,000
9 8 ヨギ&ブーブー わんぱく大作戦 6 4,060,000 88,890,000
10 7 トロン:レガシー

Tron: Legacy
「トロン:レガシー」

Walt Disney
(ディズニー)

6 3,708,000 163,268,000

ナタリー&アシュトン共演のラブコメ「抱きたいカンケイ」が首位デビュー

先週末の全米ボックスオフィスは、ナタリー・ポートマンとアシュトン・カッチャー共演のラブコメディ「抱きたいカンケイ」が約2000万ドルの興収で首位デビューを果たした。

同作は、「ゴーストバスターズ」「ツインズ」などの大ヒット作で知られるアイバン・ライトマン監督の最新作。長年異性の親友として付き合ってきた男女(ポートマン、カッチャー)が、ある夜をきっかけにセックスフレンドとなるが、その関係にも微妙な変化が生じていくというストーリー。批評家からの評価は賛否が半々だが、R指定だけあって25歳以上の観客を集め、ポートマン主演作では「V・フォー・ヴェンデッタ」(05)以来となる2度目の全米ナンバーワン作品となった。共演にはライトマン監督の「デーヴ」に主演した名優ケビン・クライン。

2位は前週首位の「グリーン・ホーネット」。10日間の累計興収は約6340万ドルとなり、1億ドル超えが見えてきた。3位は「僕が結婚を決めたワケ」。こちらの10日間の累計興収は約3330万ドル。

4位は前週と変わらず「英国王のスピーチ」。累計興収は6000万ドル目前。オスカーノミネート発表から授賞式までの1カ月で今の調子を維持できれば1億ドル突破もありえる。5位、6位、7位「トゥルー・グリット」「ブラック・スワン」「ザ・ファイター」も、「英国王のスピーチ」と同様にオスカーノミネートは確実。ノミネート発表後、どこまで数字を伸ばせるか注目だ。

その他圏外では、名匠ピーター・ウィアーが第2次大戦中にシベリア強制収容所から脱走したポーランド軍人の手記をコリン・ファレル、ジム・スタージェス、エド・ハリスら豪華キャストを配して映画化した実録冒険ドラマ「The Way Back」が約700サイトの中規模公開で14位に初登場。リーマン・ショック後に生き方の転換を求められたアメリカのビジネスマン3人の葛藤を描いた人間ドラマ「The Company Men」(ベン・アフレック、トミー・リー・ジョーンズ、ケビン・コスナー、クリス・クーパー共演)も約100サイトの限定公開で20位からのスタートとなった。

今週末は、チャールズ・ブロンソン主演のアクションスリラーをジェイソン・ステイサム主演でリメイクした「The Mechanic」、アンソニー・ホプキンス主演のサスペンスホラー「ザ・ライト/エクソシストの真実」が公開となる。

2011年1月24日更新 藤井竜太朗

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