全米映画ランキング : 2022年5月20日~2022年5月22日

全米映画ランキング:2022年5月23日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2022年5月20日~2022年5月22日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス 3 31,600,000 342,080,485
2 ダウントン・アビー 新たなる時代へ 1 16,020,000 16,020,000
3 2 バッドガイズ

The Bad Guys
「バッドガイズ」

Universal
(東宝東和、ギャガ)

5 6,100,000 74,365,375
4 3 ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ 7 3,940,000 181,001,886
5 MEN 同じ顔の男たち

Men
「MEN 同じ顔の男たち」

A24
(ハピネットファントム・スタジオ)

1 3,293,030 3,293,030
6 5 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 8 3,135,928 52,263,484
7 6 ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 6 1,905,000 93,066,161
8 4 炎の少女チャーリー

Firestarter
「炎の少女チャーリー」

Universal
(東宝東和)

2 1,900,000 6,959,900
9 7 ザ・ロストシティ

The Lost City
「ザ・ロストシティ」

Paramount
(東和ピクチャーズ)

9 1,500,000 99,267,023
10 8 ノースマン 導かれし復讐者 5 1,020,000 33,041,330

「ドクターストレンジ」首位キープ。「バッド・ガイズ」も引き続き好調

新しい大作映画の公開がない中で、「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」は先週末のボックスオフィスでもトップの座を維持しました。このディズニーのスーパーヒーロー映画は、売上は47%減少したものの3200万ドルを記録、もう少しで「THE BATMAN ザ・バットマン」を抜いて今年最高の興行収入を記録しそうな勢いです。公開3週目ながら、全米4534館で上映され、1館あたりの平均興行収入はおよそ7000ドルと、この週末で最も高い数字を維持しています。

第2位は、公開初週となる「Downton Abbey: A New Era」でした。サイモン・カーティス(「黄金のアデーレ 名画の帰還」)が監督したこの英国歴史映画は、英国の田舎町の貴族一家を描いた6シーズンのテレビシリーズ「ダウントン・アビー」の続編映画2本目となる作品。予算4000万ドルの本作は、2位で1600万ドルのオープニング記録を獲得したとはいえ、前作に比べると比較的低調と言えます。2019年に公開された前作の映画版「ダウントン・アビー」はオープニング記録で3200万ドルを獲得しましたが、予算はその半分の1600万ドルでした。それでも、もともと海外のテレビシリーズであることを考えると、本作の成功は特筆に値します。

ユニバーサルの「バッド・ガイズ」は3位をキープし、興収600万ドルを記録。依然として他のアニメ作品の追随を許しません。これは5位にランクインしたA24のR指定ホラー「Men」の2倍の記録です。オスカーノミネート経験のあるアレックス・ガーランド(「エクス・マキナ」)監督による予算330万ドルのこの作品は、めでたく予算と同額の興収330万ドルを記録しました。

2022年5月23日更新 Dan Knighton

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