全米映画ランキング : 2022年11月4日~2022年11月6日

全米映画ランキング:2022年11月7日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2022年11月4日~2022年11月6日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 1 ブラックアダム

Black Adam
「ブラックアダム」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

3 18,520,000 137,365,701
2 ONE PIECE FILM RED

「ONE PIECE FILM RED」

Crunchyroll
(東映)

1 9,475,251 9,475,251
3 2 チケット・トゥ・パラダイス 3 8,510,000 46,734,120
4 4 SMILE スマイル 6 4,000,000 99,107,075
5 3 Prey for the Devil

Prey for the Devil

Lionsgate

2 3,875,000 13,643,710
6 6 シング・フォー・ミー、ライル

Lyle, Lyle, Crocodile
「シング・フォー・ミー、ライル」

Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

5 3,360,000 36,566,868
7 13 イニシェリン島の精霊

The Banshees of Inisherin
「イニシェリン島の精霊」

Searchlight Pictures
(ディズニー)

3 2,001,000 3,034,102
8 7 ティル

Till
「ティル」

United Artists Releasing
(パルコ)

2 1,875,581 6,583,015
9 5 ハロウィン THE END 4 1,400,000 63,445,190
10 8 テリファー 終わらない惨劇

Terrifier 2
「テリファー 終わらない惨劇」

Cinedigm Entertainment
(プルーク、OSOREZONE)

5 1,220,075 9,858,975

「ONE PIECE FILM RED」が2位に初登場!

11月第1週の北米映画市場はまたもや低迷し、累計興行収入は、9月中旬以来の低水準となりました。そんななかで、ワーナー・ブラザースのDC映画「ブラックアダム」は、3週連続で首位を獲得。週末3日間で興収1850万ドルを売り上げ、先週末からの下落率はわずか32%にとどまりました。製作費約2億ドルに対し、累計興収は1億3700万ドルを記録。DCユニバースの第11弾となる本作は、累計興収1億4000万ドルをあげた「シャザム!」に迫っています。

2位には、日本で22年に公開された作品の興収第1位となり、大ヒットを続けている「ONE PIECE FILM RED」が初登場し、今週トップ10入りした唯一の新作となりました。同作は、ソニーのアニメ専門ストリーミングサービス「Crunchyroll」が配給した劇場公開映画としては、3月に公開された「劇場版 呪術廻戦 0」、8月に公開された「ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー」に続く3作目。「コードギアス」シリーズの谷口悟朗が監督を務めており、週末3日間のオープニング興収は、940万ドルを記録しました。

サーチライト・ピクチャーズのマーティン・マクドナー監督作「イニシェリン島の精霊」は、公開3週目の週末に上映館が拡大され、7位に。コリン・ファレル(「THE BATMAN ザ・バットマン」)と、ブレンダン・グリーソン(「マクベス」)が共演し、本土が内戦に揺れる1923年のアイルランドで、友情を崩壊させていくパブ仲間を演じています。マクドナー監督が、グレアム・ブロードベントとピーター・チャーニンとともに製作を担い、カーター・バーウェルが音楽を担当するなど、「スリー・ビルボード」の製作陣が集結。週末3日間で、興収200万ドルをあげました。

シネダイム・エンタテインメントのホラー「Terrifier 2(原題)」は、公開から2カ月目に突入してもなお人気を博しており、10位にランクイン。週末3日間の興収は122万ドルを記録しました。累計興収は980万ドルを超え、製作費25万ドルの40倍近くを稼ぎ出しています。

2022年11月7日更新 Dan Knighton

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