イコライザー THE FINAL

劇場公開日:

解説

名優デンゼル・ワシントンが世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人を演じる人気アクション「イコライザー」のシリーズ最終章となる第3作。アントワン・フークア監督が前2作に続いてメガホンをとり、イタリアを舞台に主人公ロバート・マッコールが最後にして最大の戦いに挑む姿を描く。

シチリアでの事件で負傷し心身ともに限界を迎えたマッコールは、アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。身内のように温かく接してくれる人々の存在に救われた彼は、この町を安住の地にすることを心に誓い、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことを決意する。しかしその町にも魔の手が迫り、マッコールは大切な人々を守るため再びイコライザーの仕事を開始。やがて事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大していく。

マッコールの過去に深く関わる謎のCIAエージェントをダコタ・ファニングが演じ、「マイ・ボディガード」以来18年ぶりにワシントンと共演した。

2023年製作/109分/R15+/アメリカ
原題:The Equalizer 3
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2023年10月6日

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4.0孤高の殺し屋が流れ着いたアマルフィ海岸

2023年10月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

シチリアの人里離れたワイナリーで、犯罪組織のボス、ロレンツォは多くの部下たちが米海兵隊の退役工作員、ロバート・マッコールによって惨殺された現場の惨状を目の当たりにする。そこから始まる、マッコールvsイタリアンギャングの死闘は、異国で出会った友達を危機に陥れる輩は絶対に許さんぞ!という怒りが無敵の刺客を一層炎上させ、これまで以上に痛快で残虐。演じるデンゼル・ワシントンの嬉々とした怪演が相乗効果となり、時々笑いが伴うほどだ。いやぁー、今度のデンゼルは陶酔の極致。何だか楽しそうです。

舞台はアマルフィ、ナポリ、ローマとイタリア各地を移動し、『ワイルド・スピード ファイヤーブースト』『ミッション:インポッシブル レッドレコニング PART ONE』に続き、古都イタリアがハリウッド・アクションに惜しげもなく舞台を提供している。恐らく誘致の一環なのだろうが、イタリアとハリウッドの相性は抜群である。

いずれにせよ、孤高の殺し屋、ロバート・マッコールが最後に流れ着いたのが、時間が止まったような南イタリアの田舎町に住まう人情豊かな人々の輪の中だったというコンセプトがいい。監督のアントワン・フークワはデンゼルが監督にまわり、主役を息子のジョン・デヴィッド・ワシントンかマイケル・B・ジョーダンが引き継ぐ形でシリーズ続行もあり得ると話しているようだが、ファンとしては一応、これで一区切りにして頂きたいと思う。

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清藤秀人

4.068歳のデンゼル、アクションもまだまだいける

2023年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

リーアム・ニーソン主演の「96時間」(2008)が世界中でヒットして続編も作られるなど大成功を収めてから、元軍人や元特殊工作員の中高年主人公が自警団的活躍をみせる“二匹目のドジョウ狙い”がいくつか作られたが、ジョン・トラボルタやショーン・ペンの主演作はどちらも不発。だが例外的に、「イコライザー」(2014)から始まったこのシリーズは興行面で成功し内容も高評価を保ってきた。原作は1980年代の人気テレビシリーズ(日本での放送時の題は「ザ・シークレット・ハンター」)なので世界観が確立されていたこともあるが、やはりオスカー俳優デンゼル・ワシントンの確かな演技力と、1954年12月生まれで現在68歳(ちなみにニーソンは1952年6月生まれ)にもかかわらず日々のトレーニングによって維持されてきた身体能力によるところが大きいだろう。

さて3作目の「イコライザー THE FINAL」の物語は、イタリアのシチリア島で始まり、続いて風光明媚で知られるイタリア半島南部アマルフィ海岸に近い小さな町に舞台を移す。ワシントンが演じるマッコールはわけあってこの地で静かに暮らし始めるが、一帯を牛耳るカモッラ(マフィアの一大勢力)が住民らを苦しめるのを見過ごせず、ついに立ち上げる。

マッコールが室内や店内にある身近な道具などを武器に変えて多数の敵を次々に瞬殺するという、本シリーズのトレードマーク的な戦い方はやや少なくなったものの、静から動へのメリハリが効いたアクション演出は健在で、さすがワシントンと5度目のタッグとなるアントワン・フークア監督ならでは。本作単体でも楽しめるが、ラスト近くで過去作とのつながりが少し示されることもあり、時間があれば前2作を復習しておくといいだろう。

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高森 郁哉

4.0マッコールが再び動き出す。 「マッコール、強すぎるだろ!」 と突っ込んではいけない。 イコライザー全3作、すべてマッコールは無敵の強さを誇った。

2024年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

動画配信で映画「イコライザー THE FINAL」を見た。

2023年製作/109分/R15+/アメリカ
原題:The Equalizer 3
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2023年10月6日

デンゼル・ワシントン
ダコタ・ファニング

映画が始まってから2分30秒、
聞こえてきた最初のセリフは日本語だった。

「え?」

吹き替え版だった。
この手の作品は字幕でも吹替でもこだわりがない。
なので、このまま見ることにする。

イタリアの町で仕事を終えたマッコール(デンゼル・ワシントン)は
大きく負傷して倒れていた。

マッコールは
小さな町の警察官に救助され、
医者にかつぎこまれる。

銃傷があったが医者は警察に届けず、
何も聞かなかった。

マッコールはこの町で数週間を過ごすことになる。
静かな町で傷と同時に心も癒されていたマッコール。

マッコールは、
町の人たちがマフィアの男たちの横暴に苦しんでいることに気付いた。

こんなことは絶対に赦せない。
マッコールが再び動き出す。

「マッコール、強すぎるだろ!」
と突っ込んではいけない。
イコライザー全3作、すべてマッコールは無敵の強さを誇った。

日本語タイトルは「イコライザー THE FINAL」だが、
続編があるならまた見るだろうな。

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

4.0本当にファイナルなのか?

2024年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

本当にファイナルなのか?原題では、ただの『イコライザー3』だったけど。

さぞやファイナルに相応しい幕切れなのだろうと思ったが、ネタバレになるのでそこは触れまい。

それにしてもデンゼル・ワシントンの強いこと。そこがこのシリーズの醍醐味だからいいとして、撃たれれば血も流すし、痛みも感じる。そこらへんのさじ加減が絶妙だ。

お話は、まるで『シェーン』みたいな助っ人が町を救ってしまう典型的なものだが、役者たちのベーシックな演技がいちいち的確で、存在感がある。

例えば言葉の問題ひとつとっても、イタリア人が英語を流ちょうにしゃべることなど、細かな違和感が気にならない具合に展開していく。

ダコタ・ファニングのキャスティングもばっちりだと思う。彼女がゴージャスな美人キャラじゃなかったのが本当によかった。

それにしても、これで最後なのかな。名残惜しいな。

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うそつきかもめ
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