バティモン5 望まれざる者

劇場公開日:

解説

パリ郊外で移民家族が多く暮らす地区を一掃しようとする行政と住民たちの衝突を緊迫感たっぷりに描き、大都会パリの知られざる暗部を浮き彫りにした社会派ドラマ。

労働者階級の移民の人々が多く暮らすパリ郊外の一画・通称「バティモン5」では、再開発のため、老朽化が進んだ団地の取り壊し計画が進められていた。そんな中、前任者の急逝により臨時市長に就任したピエールは、自身の信念のもと、バティモン5の復興と治安を改善する政策を強行することに。住民たちはその横暴なやり方に猛反発し、ケアスタッフとして移民たちに寄り添ってきたアビーらを中心とする住民側と、市長を中心とする行政側が、ある事件をきっかけについに衝突。やがて激しい抗争へと発展していく。

監督・脚本は、同じくパリ郊外が抱える問題を描いた2019年製作のフランス映画「レ・ミゼラブル」で高く評価されたラジ・リ。

2023年製作/105分/G/フランス・ベルギー合作
原題:Batiment 5
配給:STAR CHANNEL MOVIES
劇場公開日:2024年5月24日

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(C)SRAB FILMS - LYLY FILMS - FRANCE 2 CINEMA - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE – 2023

映画レビュー

4.0他人事でない

2024年5月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

こういう排外主義、日本のあそこやここでも他人事じゃないよね。『関心領域』よりは身につまされるものがあった。シリア難民を広報的に利用するグロテスクさとかさ、なんかさ。OKな移民とNGな移民をマジョリティがジャッジする。そして多くの人は無関心または決められたことに従うだけ。この映画のレビューにも“どっちもどっち”というものがけっこうあって、そうゆうとこだぞ、と思う。/私は根っからの乱暴者なので、「燃やせ、燃やせ」とか思っちゃったのは内緒。/ブラズのセリフにあった「侮辱」がテーマだよね。どんな人もナメられていい理由はない。

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ouosou

3.0イヴの夜のプレゼント。

2024年5月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

寝られる

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共感した! 2件)
SAKURAI

4.0切なくて むなしくて やるせない映画でした

2024年5月26日
iPhoneアプリから投稿

切なくて

むなしくて

やるせない映画でした

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jung

5.0重い現実。アビーのセリフは今の我々がどう考えるか

2024年5月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

文句なし!重いテーマだが、観て良かった。
パリ郊外団地の移民家族と行政との対立はフランス国内だけでなく、今の
日本の未来の問題として目に焼きつけた。
アビーのセリフが一言も聞き逃せないほど、我々に突きつけられた気がした。
今回もラ・ジリ監督は前作に続いて、我々観客にこの作品を観て貴方は何を
思うか問いかけられている。
監督の作品は今作、前作のレ・ミセラブルに続いて行政vs市民・移民の対立構造を
見事に分かりやすく描いている。
今の日本社会にもリンクしそうな今作のテーマだった。
見ごたえはあったし、年間ベスト10候補に入れたい。辛いけど、おすすめしたい
作品です。

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ナベウーロンティー

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