M★A★S★H マッシュ

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

1950年代、朝鮮戦争のさなか。第4077MASH(移動野戦外科病院)に、3人の外科医、ホークアイ、デューク、トラッパーが赴任。彼らはいずれも名医だったが、平気で軍規を無視し、とんでもない悪戯を繰り返す。やがてその行状を将軍が知るが……。軍医たちが巻き起こす騒動を描き、戦争や体制を風刺したブラック・コメディ。原作は実際に従軍医だったリチャード・フッカーの同名小説。カンヌ国際映画祭グランプリに輝き、アメリカン・ニューシネマの代表作として知られる傑作。

1970年製作/116分/PG12/アメリカ
原題:M★A★S★H
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1970年7月10日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第28回 ゴールデングローブ賞(1971年)

受賞

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) エリオット・グールド
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ドナルド・サザーランド
最優秀助演女優賞 サリー・ケラーマン
最優秀監督賞 ロバート・アルトマン
最優秀脚本賞 リング・ラードナー・Jr.
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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

4.5野戦病院で繰り広げられるバカ騒ぎ‼️

2024年5月6日
スマートフォンから投稿

笑える

楽しい

単純

かつて初見した30年くらい前、レンタルビデオ屋さんでピースサインする手首にハイヒールの両脚がニョキッと生えたイラストのジャケットを見て、ついつい手に取ったことを思い出します‼️朝鮮戦争を舞台にしてるんですけど、製作当時を考えれば、ベトナム戦争批判の映画である事は明白で、ロバート・アルトマン監督が反戦描けばこうなりますよ、というブラック・ユーモア満載な作品です‼️物語は野戦病院を舞台に3人の軍医を主人公に、彼らによるエロティックな悪ふざけのオンパレード‼️浮気中の女性将校のテントの中にマイクを仕掛けて、ベッドシーンを生放送したり、彼女のヘアはブロンドかどうか賭けをして、シャワーを浴びている彼女のテントがまくり上げて確かめてみたりと、ホントにハチャメチャでシニカルでミョーに明るい‼️徹底的に軍隊や戦争をバカにしていて、それが強烈な反戦のメッセージになってる‼️スゴいですね‼️戦闘シーンはまったく無しなんですけど、兵隊が運び込まれる血だらけの手術台が、戦闘シーンや戦場の見事な暗喩にもなってる‼️やっぱりロバート・アルトマン監督はスゴい‼️

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活動写真愛好家

3.5特殊な日常系戦争映画。

2024年2月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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すっかん

5.0あんな大人になりたかった

2023年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

すごく好きな映画です。わが青春の1本(大げさ笑)。
前線の野戦病院M*A*S*Hに、素行は悪いが医者の腕はめっぽう立つ3人の医師(大尉)が赴任する。過激ないたずらに真面目な軍人は眉をひそめるのだが...
人命のためなら上官も規則もものとしない彼らの行動に快哉を叫んでしまいます。過酷な戦争を皮肉に笑い飛ばす彼ら。
いつも軽口をたたいてふざけているけど仕事はきっちりできる、あんな大人になりたい、と昔の私は思いました。(なれなかったなぁ泣)
登場人物がみんないい。さすがアルトマン監督の群集劇。最初は悪役(?)として登場したホットリップス(女性将校)もかわいい仲間になるし。悪人はほぼR. デュバルだけ笑

ホークアイとデュークがマティーニを飲んでいるところに合流したトラッパーが、コートのポケットからおもむろにオリーブの瓶を取り出すところが傑作でした。大好きなシーンです。普段からマイオリーブを携帯してるのね笑
変な日本語の歌とか、状況説明の構内放送とかクスリとするところがてんこ盛りです。

アルトマン監督は本当はベトナム戦争を描きたかったそうですが、真っ最中でシャレにならない、的な理由で朝鮮戦争を舞台にこの作品を制作したとのことです。

主題歌の「Suicide is Painless」がまた名曲なんです。ビル・エヴァンスが後にカバーしています(アルバム"You must believe in spring"1981)。

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arlecchino

3.0時代を超えても尚、の反戦名画には至らずか…

2023年5月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ロバート・アルトマン、
正直に言って取っ付き難い監督で、
沢山の人物がパラレルに登場する他の作品の
内容もほとんど記憶に残っていない。
そんな中、この作品は戦争を揶揄する
反戦思想映画として解りやすい内容だ。

戦争批判を
ブラックユーモアたっぷりに描いて、
1970年に「イージー・ライダー」や
「明日に向って撃て!」と共に
キネマ旬報で高く評価された映画で、
私としても思い出深い作品のひとつだった。

しかし今回の鑑賞では、
時代的ムードを感じるだけの作品になった。

公開された70年安保前後の時代は、
上記2作品も象徴しているように、
反体制的空気感だけで
観客の支持を得る雰囲気もあったろうが、
現在では引き付けられる内容を感じないし、
展開そのものも、主人公2人が日本に行き、
帰ってのアメフトの後半は、
ただダラダラと話が進んでいく印象で、
退屈以外の何ものでも無かった。

時代を超えて戦争を皮肉った
コメディ的要素を持った作品として、
ルビッチ監督の「生きるべきか死ぬべきか」や
アッテンボロー監督の「素晴らしき戦争」の
名作が思い出されるが、
残念ながらこの作品は、両作品のような、
リアルタイム性を逸しても
尚且つ普遍的な価値を有するまでは
達しなかった印象を受ける。

そんな中で、
公開後のエピソードとして面白かったのが、
脚本でのセリフは1つも残っていないと
脚本家の怒りを買った
アルトマン監督の演出やセリフこそが
観客に受けに受けたはずなのだが、
アカデミー賞で唯一受賞したのが
脚本賞だったという皮肉な話だった。

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