ソナチネ

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

北野武がビートたけし名義で主演も務めた監督第4作で、沖縄の抗争に助っ人として送り込まれたヤクザが激しい戦いに巻き込まれていく姿を、独特のユーモアを交えながら淡々としたリズムで描いたバイオレンスドラマ。広域暴力団・北嶋組の友好団体である中松組が、沖縄の阿南組と抗争になった。北嶋組傘下の村川組組長・村川は助っ人を命じられ、手下たちを連れて沖縄へ向かう。しかし彼らの加勢をきっかけに抗争はますます激化し、手下たちが次々と命を落としていく。海辺の廃屋に身を隠した村川たちは、少年時代に戻ったかのように無邪気に遊んで過ごすが……。

1993年製作/94分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1993年6月5日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第46回 カンヌ国際映画祭(1993年)

出品

ある視点部門
出品作品 北野武
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映画レビュー

4.0村川さん!やめてくださいよー

2024年5月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

怖い

「あんまり死ぬの怖がるとな死にたくなっちゃうんだよ」

過去数回鑑賞

監督と脚本は『その男、凶暴につき』『3-4x10月』『あの夏、いちばん静かな海。』『キッズ・リターン』『HANA-BI』『BROTHER』『座頭市』『アウトレイジ』シリーズ『龍三と七人の子分たち』『首』の北野武

粗筋
東京のヤクザが沖縄の抗争の助太刀に行く話
現場に行ったら向こうの親分と東京の親分の言ってることが違う
さっさと東京に戻ればいいのに沖縄に残りのんびりと童心に帰って遊んでいる
村川組組長の村川は兄貴分の北島組組長にハメられたのだ
子分を殺された村川は復讐を果たす

1993年公開作品
今から30年前の作品
津田寛治や森下能幸にもこんな若い頃あったんだね
そんなわけないけど勝村政信はあまり変わりない気がする(60歳にしては異常に若い)
たけしが顔面麻痺になる前の作品
興行成績は全く振るわず早々と公開打ち切り
しかしカンヌをはじめ世界から高く評価され映画.comのall time bestに選出されている
27時間テレビのBIG3のコーナーでたけしが「REXくらい入ればなあ」とぼやいていた
この頃のたけしは男前だった
記者会見で「顔面マヒナスターズ」発言にマスコミは拍手喝采していた
世界の北野だからだろう
自分としては何が面白いんだかと共感できなかった
たけしも爆笑問題の太田も大きな舞台で豪快にすべるスメルハラスメントならぬ「すべる」ハラスメントを平気でやらかすがそれを面白がる人たちも含めていい迷惑だ
既にこの頃から東京のマスコミ関係者をとことん軽蔑していた

やはり北野武監督は台詞がないシーンの表現力が上手い
久石譲の音楽がなくてもわりといけるんじゃないかと

ヒロイン国舞亜矢のヌードあり
なかなかの美乳
俳優としてはあまり売れなかったようだ
なんとなくだがちょっとだけ細川ふみえに似ている
たけしの好みのタイプなんだろう

砂浜の相撲のシーンは北野武監督作品としては異例の編集作業
当時まだ若かった寺島や勝村の芝居に納得できなかったのだろう
まさかヤクザ映画で紙相撲を力士の真似事をやらされるとは思わなかっただろう

やはり今回もあっという間の93分でした

そういえば敵対組織阿南組の姿は最後まで登場しない
なにかしら意図があったのかもしれない

配役
北島組傘下村川組組長の村川にビートたけし
村川が偶然沖縄で出会い親しくなった幸に国舞亜矢
中松組幹部の上地に渡辺哲
中松組組員の良二に勝村政信
村川組組員のケンに寺島進
村川組幹部の片桐に大杉漣
北島組幹部の高橋に矢島健一
殺し屋に南方英二
北島組組長の北島に逗子とんぼ
中松組組長の中松に小池幸次
幸の恋人に松岡一開
マージャン店店主の金本に水森コウ太
喫茶店のウェイターの津田に津田寛治
レイプ魔に神田瀧夢
北島組組員に木下ほうか
中松組組員に関根大学
村川組の助っ人の広瀬に北村晃一
村川組の助っ人の奥村に十三豊
村川組の助っ人の酒井に深沢猛
村川組の助っ人の伊藤に安藤裕
北島組の助っ人の前田に森下能幸
北島組の助っ人の大野に永井洋一
トイレの男に岸博之
マージャン屋の男に木村栄
スナックのママに船場牡丹
スナックの支配人に掛田誠
村川組組員に鈴木隆仁
高橋と間違われるホテルの宿泊客に日野陽仁

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野川新栄

4.0とても面白い

2024年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

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吉泉知彦

4.03-4×10月で

2024年3月4日
スマートフォンから投稿

挑んだ従来の作り物の映画を捨て生の空気感作りに手応えを感じた北野監督は、本作において久石譲の音楽と色調を青で統一したことで、その世界を完成させた。作品を通して人間を描くことに成功している。たまに楽しいこともあるけど、基本的に暇で退屈、ぼんやりしてるうちに、どうせすぐみんな死ぬ。商業主義でなく映画の本質を見ている欧州で受けるのも納得。浜辺での紙相撲シーンは心に残る。

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ブロディー署長

3.0難しいけど怖い

2024年1月1日
PCから投稿
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