レイジング・ブル

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

1940~50年代に活躍しミドル級チャンピオンにも輝いた実在のボクサー、ジェイク・ラモッタの半生を、「タクシードライバー」のマーティン・スコセッシ監督&ロバート・デ・ニーロ主演コンビが映画化。後に「ブロンクスの猛牛」とも呼ばれるようになるジェイクが、八百長試合を強いてくる組織との関係などに悩まされながらも栄光をつかみとる。しかし、妻のビッキーやセコンドを務める弟ジョーイに対し猜疑心や嫉妬心を募らせていき、信頼できる人間が離れていくことで凋落していく。主演のデ・ニーロは引退後のラモッタの姿を再現するため27キロも増量して挑み、アカデミー主演男優賞を受賞。体型をも変化させる徹底した役作りを意味する「デ・ニーロ・アプローチ」という言葉を生むきっかけとなる。

1980年製作/129分/アメリカ
原題:Raging Bull
劇場公開日:1981年2月14日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第38回 ゴールデングローブ賞(1981年)

受賞

最優秀主演男優賞(ドラマ) ロバート・デ・ニーロ

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀助演男優賞 ジョー・ペシ
最優秀助演女優賞 キャシー・モリアーティ
最優秀監督賞 マーティン・スコセッシ
最優秀脚本賞 マーディク・マーティン
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映画評論

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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.5ボディーブローのように効いてくる映画史に残る名作

2020年7月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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和田隆

3.5病的な性格

2024年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

主人公ジェイクの前妻に対する八つ当たりを見ていて、2番目の妻であるビッキーに対しても同様の行為に及ぶだろうと思っていたが、案の定だった。そしてビッキーに対する束縛が強く、どこで何をしていたか監視をしないと気が済まないという病的な性格を見せる。しまいには弟まで疑い出す始末。今まで他者を信頼したことが無いのだろう。だから暴力で他者を押さえつけたがる。妻にも弟にも見限られる根本的な原因が、他者を信頼できないことにある。

ストーリーはボクシングの試合と家庭内不和の問題が繰り返され、単調に進むのでそこまで面白いとは感じなかった。ジェイクを演じたロバート・デ・ニーロの役作りは見事。いつ怒り出して何をするか分からない男の恐怖感を出すことができていた。

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根岸 圭一

0.5悪くないのに何でこんな目に合わせられる!

2023年10月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

5.0デ・ニーロ・アプローチ・・・

2023年5月8日
スマートフォンから投稿

悲しい

怖い

興奮

太ったり、筋肉質になったり、髪の毛抜いたり、いわゆるデニーロアプローチと呼ばれる役作りが浸透したのはこの作品からではないでしょうか。そういう意味では革命的な作品ですね。デニーロはこの作品の演技が素晴らしすぎるがために指針となってしまい、後の作品での演技が物足りなく見えるというか、なかなかオスカー獲得に繋がらない、幸か不幸か・・・天才マーティン・スコセッシ監督が描くデニーロ演じるジェイクラモッタの病んでる描写が容赦ないというか、血も涙もなく描いてますよね。人間としてボクサーとしてのジェイク・ラモッタの罪と罰の物語。こんなすごい人間ドラマを見せられたら、某ボクシング映画のアメリカンドリームが安っぽく見えてしまう・・・

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