インビクタス 負けざる者たち

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劇場公開日:

インビクタス 負けざる者たち

解説

南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ大統領と同国代表ラグビーチームの白人キャプテンがワールドカップ制覇へ向け奮闘する姿を、クリント・イーストウッド監督が描いた人間ドラマ。1994年、南アフリカ初の黒人大統領となったマンデラは、アパルトヘイトによる人種差別や経済格差をなくし、国をまとめるためには、95年に自国で開催されるラグビーワールドカップでの優勝が必要と感じ、代表チームのキャプテン、ピナールとの接触を図る……。主演はモーガン・フリーマンとマット・デイモン。

2009年製作/134分/G/アメリカ
原題:Invictus
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2010年2月5日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第34回 日本アカデミー賞(2011年)

ノミネート

外国作品賞  

第67回 ゴールデングローブ賞(2010年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) モーガン・フリーマン
最優秀助演男優賞 マット・デイモン
最優秀監督賞 クリント・イーストウッド
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(C)2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

映画レビュー

3.5なぜスプリングボクスが勝てるようになったのか、そこの描写があればより良かった

2024年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ネルソン・マンデラと言えば、何となく名前を知っているだけの人だったが、この映画を通じてその人となりを知ることができた。自身が大統領に就任してからも、アパルトヘイト体制が存続していた前政権から要職に就く白人達を排除しない、自身の警護班を白人と黒人の混成部隊にする、白人の象徴であったラグビーチーム『スプリングボクス』のエンブレムもカラーも変更しない。それらは全て、人種差別の解消を通じて国家の紛争を抑え、南アフリカ共和国を一つにまとめ上げるための手法だった。白人を排除しても紛争の火種は消すことができないという、彼の長期的で冷静な視点が根底にあるのを窺える。

良い映画だと思うが、弱小だったスプリングボクスが、マンデラ大統領との関わりを通じてなぜワールドカップで連勝できるまでになったのか、そこの描写に時間を割いて欲しかった。元々注目されていなかったのが、黒人の少年達へのラグビー指導などを通じて注目されるようになった。それが彼らに自信をつけさせ、努力する活力につながったのは分かる。しかし精神論以外で具体的に何が変わったのかを知れれば、より楽しく観ることができたと思う。

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根岸 圭一

2.5 結局どういう話やねんって思った  ラグビーで勝つことがどのように...

2024年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 結局どういう話やねんって思った

 ラグビーで勝つことがどのように大事なのかイマイチよく分からなかった

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大学生1

4.0素晴らしい大統領

2024年1月1日
PCから投稿
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プライア

4.0終盤の表現不足がちょっと残念

2023年12月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

人種差別関係の映画はたくさんあるが、その多くは差別を受ける人々の苦しい状況とちょっと理解を示す白人が登場して、これから変わっていこうよ、みたいな内容だよね。
だけど「インビクタス/負けざる者たち」は、もっと先の、白人と黒人が一つになって、一つの国になろうという融和の物語であるのが珍しいし興味深いよね。

その融和の過程は、大統領の身辺警護をする人たちを通して本筋のストーリーを邪魔しない程度にさりげなく表現されているのが上手かったよね。
中盤くらい、具体的には大統領とキャプテンが会うくらいまでは、人種差別を扱った作品の最高傑作なのではないかと思っていたよ。
それが、ワールドカップが始まる頃には熱さのない乾いた感じになっていき、ラグビーの試合は、まあ良かったけれど、肝心の一つの国のほうはイマイチ盛り上がらなかった。

序盤の控えめな表現をそのまま後半も持続させてしまったのがよくなかったと思うね。簡単にいうなら説明不足。
ラグビーチームが団結していく過程も、キャプテンの父親の心変わりも、黒人たちがチームを応援するようになる過程も、何もなかったよね。
映画の終盤に向けてもっとガツンとくるダイレクトな表現や、少々大袈裟でも盛り上げるための表現は必要だったと思うな。
試合結果を知っていて、気持ちが高揚しなかった自分が悪い可能性もあるけどさ。

それと、映画の中のことがどれだけ本当かわからないけど、マンデラさんという人はなかなかの策士だよね。
理想を掲げるだけなら多くの人が出来るけど、それを実現するための具体的な案と実行力は凄いと思ったね。

最後に、本物のマンデラさんの写真は凄くイイ笑顔が多いけど、30年投獄されていた人があんな笑顔になるなんてどうゆうことなのだろうと、マット・デイモン演じるキャプテンのように考えてしまったのが一番の収穫だったと思う。

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つとみ
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