「脱出」「ネットワーク」の名脇役ネッド・ビーティさん死去

写真：REX/アフロ

米個性派俳優のネッド・ビーティさんが6月13日（現地時間）、米ロサンゼルスの自宅で他界したことが明らかになった。享年83歳。

舞台出身のビーティさんは、ジョン・ブアマン監督に見いだされ、「脱出」（1972・アメリカ）で映画デビューを果たす。巨漢を生かした存在感と繊細な演技力が特徴で、「白熱」（73）、「ナッシュビル」（75）、「大統領の陰謀」（76）、「ネットワーク」（76）、「スーパーマン」（78）など、1970年代を代表する映画で活躍。「ネットワーク」では米アカデミー助演男優賞にノミネートされた。

その後も、名バイプレーヤーとして無数の映画、テレビドラマに出演。伝説のオペラ歌手に扮した「ヒア・マイ・ソング」（91）でゴールデングローブ助演男優賞にノミネート、「トイ・ストーリー3」（2010）ではクマのぬいぐるみ、ロッツォの声を担当していた。