帰ってきた あぶない刑事のレビュー・感想・評価
全39件中、1~20件目を表示
ノスタルジーとロマンスはいつも輝いてる
◉刑事のち優雅な探偵
横浜で探偵事務所を開いたタカとユージの落ち着いた様子を見て、警官を殴って追い出された割には、二人はずいぶん余裕で優雅な雰囲気をまとっているなぁと感心。彩夏(土屋太鳳)の調査料もタダで働きそうだし、このあたりで観る側は現実離れした二人のゆったりしたハードボイルドに、嵌められていったのですね。ヤバいアクションや推理がテーマであるのに、ほどよく適当に常識や合理から外れていく。
◉ノスタルジーと塵埃のステージ
このシリーズはドラマは少し見ていて、劇場版は2作観ています。でも「タカとユージは正義を曲げずに生きてきて、自分勝手だけれど強くて、それに見合う優しい男たちだ」と言う「事実」に酔えばいいのだなと思っています。その意味では彩夏がバイクを駆るお転婆娘の触れ込みなのに、儚げで護らずにいられなくなるタイプなのも良かったです。
彩夏に寄り添う道筋で訪ねた、廃れたクラブ。ノスタルジーよりも埃の方が多かったけれど、差し込んでくる陽射しが、捜査ものなのに時間を止めてくれて心地良過ぎた。まぁ浅野温子が思いっ切り、夢見るシーンを揺さぶってくれましたが。
◉ロマンチストは永遠
ストーリーは酷薄な悪役(早乙女太一)と、得体の知れない悪役(岸谷五朗)を軸に、死者の数は増えていって、間違いなくピカレスク。しかしタカと再会した岸谷五朗が揶揄して吐いた「ロマンチストですねぇ」のセリフを、死に際にもう一度呟いたお陰で、こんな単純な演出であるのに、ちょっと涙を誘われたのです。
そうそう。町田透(仲村トオル)のおっかなびっくりの漢気にも拍手。賢い西野七瀬がついているし。
早乙女太一の悪党ぶり良し
わりとあぶなく見れる。もっとあぶなっかしさを期待してたかも。アブタン。
横浜ロケ多い。ハンマーヘッドや港の見える公園、山下公園前、中華街など。
せっかくなら土屋太鳳と西野七瀬のからみも見たかったかも。土屋太鳳は、二人の(どちらかの)娘かもしれないという遊びの設定で、登場する。歳月の経過を感じさせるので良かった。三人で楽しげな感じはこれはこれで危なっかしさがある。まあ、孫とじいさん二人だからね。ふつうなら。
母親は誰か。長崎から出てきた22?年齢忘れました。お話すこぶるシンプル。長崎から母親を探しに横浜に出てきたハーレーに乗った娘。どんでん返しはあるようなないような。次回作もあるようなないような。
浅野温子(63)さんを見れる。わりと元気。というか、やりすぎなほど。
岸谷吾郎、柴田恭兵、舘ひろし、横浜のギャング。
いつもどおり予備知識まったくナシでの鑑賞です。 昭和後期から続くT...
いつもどおり予備知識まったくナシでの鑑賞です。
昭和後期から続くTVドラマ群の続編なのはなんとなく程度には認識はしております。
ですので、思い出や思い入れなどは微塵も無い者のウチの、1人の感想として聞き流していただければ幸いです。
冒頭の高層ビル夜景とBGMの掴みからして「うわ、バブルの残滓溢れるトレンディ感・・・」と“不安”にさせられました。これを“ワクワク”と感じる往年のファンの方は多いのでしょうけども、私はそう感じました。
全般的に昭和後期~平成初期の価値観で構築されており、それを懐かしめるか否かが、この作品を愉しめる分水嶺なのでしょう。無自覚な女性蔑視や軽薄な倫理観、悪者は問答無用で軽いノリでころされてもOKで何のフォローもナシ。既存作を観て居なければ愉しみ難いネタも多く、完全にファンムービーかと思われました。
私がこの本作をちゃんと読み取れていない故かもしれませんが、
・なぜ顔面整形をして香港人として来日しているのかがわからない
・刑事のOBがあのような書面で一日だけ再復帰てアリなの?(たぶん盛大なフィクションなのでしょうけど)
・儲かってなさそうな探偵業なのに横浜スタジアムが一望できる立地にあんな広い事務所を・・・(野暮な突込み)
リアルの神奈川県警がなかなかにいろんな話があるので、あまり純粋に楽しみ難いという点もありますね。また横浜のカジノ絡みについては丁度一昨年のドキュメンタリー映画『ハマのドン』が記憶に新しいです。
敵はかつての仇敵の息子でカジノ推進できな臭い事を繰り返す政治家や警察も手がつけられない若手の大物。こういうキャラクターも最早テンプレ的で多くの説明を必要としないところがありますね。降ってわいた孫のような年頃の娘が実は自分(達)の娘かもしれない?というフックを残しつつ彼女を護りながらなんやかやありつつも最終的にはむちゃくちゃやって爽快に敵を殺戮する。
主演のお二人はたしかにチャーミングさと浮ついた格好よさに魅力は感じなくもないのですけど、既に70代とのことでお身体が心配になります。大変なお仕事おつかれさまでした。
ということで、往年のファンの為だけの映画ということでほぼ異論はないでしょう。
正直キツイ
舘ひろし、柴田恭平もカッコいいお爺さんになりました。
ただもうあぶ刑事のアクションは正直令和の時代にはキツイと感じた。
昔懐かしいファンサムービーとしては楽しめたが、映画としては評価しづらい。
早乙女太一扮するヨコハマを牛耳る会社社長が悪党としては弱すぎるのと、岸谷五郎、吉瀬美智子とかキャラが薄いのが残念。
土屋太鳳と西野七瀬の役も逆にしても変わりない気がするので、やはり配役の問題が大きいと思う。
久しぶりでよかった!でも脚本は最低レベル。
あぶない刑事観れてよかった。
俳優陣は、めっちゃよかった。
西野七瀬さんの刑事ドラマみたくなりました!
脚本は、凄く残念な感じ。
浅野温子さんの扱いが、酷い。全くあり得ないレベルやなと思います。感覚がズレてるのかな。
お母さん、死んだけど、置いてきた?笑顔でバイバイなの?
結局、お父さんはどっち?
なんか他にも伏線回収できてないことあった気がするし、もっと面白い映画にできたんじゃないかな。って勿体無い気がしながら、劇場を後にしました。
欲しいシーン満載
あぶ刑事ファンが欲しいと思っているシーンが満載で感激しました。涙が出たのは私だけでしょうか?
インストルメンタルで聴いていた懐かしい音楽に歌詞がついていたシーンにもやられました。
後ろには気をつけろや、オレオレを想像させるシーンでは、わざとセリフを入れなかったのは、あぶ刑事ファンの心をざわつかせ想像をかりたてるシーンだったのかなと感じました。私の勘ぐり過ぎかもですが。それからPOLE STARと、ナカさんの扇子登場と、瞳ちゃんもファンにとってはツボ。今回のトオルと薫も丁度良いぶっ飛び方でホッとしました。と、言いながら、テレビシリーズのちょっとカッコイイ薫が好きなのですが。とにかく観ていて嬉しかった。
ダンディな70歳
タカ&ユージも38年も経ち70歳過ぎ。
72歳と74歳には見えない。
今も共演してるのが凄いし、二人共に
ダンディで格好いい。
黒いスーツやバイク姿が似合う舘ひろしさん。
柄のジャケットを着こなす柴田恭兵さん
は素敵である。走り方も。
とても刑事には見えない俳優さん達も
出てたり突っ込み所も満載でしたが、真山薫は
そのままでした。レパードもあり安心した。
新しい監督、スタッフ達と作りあげた作品。
また違った感覚で撮影された感じもしました。
自分には合わなかった
おじいちゃんと引っ掻き回すだけで守られてばかりのヒロイン〜ブッ殺したいのに中々引き金を引けない悪役を添えて〜
好評のようなので、シリーズは知らないが観てみた。結果、自分には合わなかった。
アクションを期待していたが、主役が後期高齢者目前のため派手に大立ち回りとはいかない。足手まといにしかならないヒロインはわざわざ広くて狙いやすい射線上に立ち止まって目を瞑る始末。なのに中々引き金を引かない悪役。
派手なアクションで魅せるのが難しいのに、ストーリーに力を入れる訳でもない。都合の良い部分しか描かない、人物を掘り下げないので全てが薄っぺらい。雑なエンタメ作品という印象。金を払って時間を割いてスクリーンで鑑賞するほどではない。思い出補正がないと無理。
舘ひろしカッケー。
74歳とは思えない背の高さや、キレの良さ。
カッケーです。昔の作品を見たのが小さい頃で
細かい内容は正直全く覚えていませんが、
74歳で続編は見なければと思い映画館にて鑑賞しました!
最後、私の予想だとどちらの子供でもなく
死んだ中国マフィアの子供だったのでは?と思いました!
時々入り込んで来る昔風なドラマの笑い等も入れられていて、映画館内でも笑っているマダムの方々がたくさんおりました!
柴田恭兵さんも70歳とかには見えぬですがそもそもちゃんと年齢に比べるとすごくすごく若いけど、若作りすぎるシーンのようななんか胸が苦しくなるシーンもありました。
内容は、昔を知らなくても楽しめる内容でした、
知ってたらより楽しいんだろうなの古いシーンも入れ込まれてたりで、よかったです!
舘ひろしさんかっこよかったです。
昔の作品を見返してから行ってたら3.5星だったかなーって感じです!
世代ではないですがとても楽しめました!
あぶ刑事の存在はもちろん知ってましたがリアルタイムでの放送の頃はちょうど生まれた年で、たしか子供の頃に夕方再放送をやっていて見かけたくらいのと、金曜ロードショーでFOREVERのテレビ版を見たくらいの記憶があります。
さて、そんなこんなでちゃんと見るのはほぼ初めてに近かったあぶない刑事。とても面白かったです!なんというかいわゆる王道のわかりやすい昔ながらのドラマというか、昨今の裏の裏をついた伏線回収系に飽き飽きしていた自分にはこのわかりやすさこそ今の時代にもう一度必要な作品かなと思いました。
敵も目的も筋書きもたぶんこうなるだろうなーという予想もすべていわゆるベタなわかりやすいものでそれが自分としてはすごく見ていて気持ちのいい作品でした。
役者陣もベテラン揃いで主役のお二方やドラマでのレギュラーだったみなさんはもちろん、早乙女太一さんや深水さんもめっちゃハマり役だったと思います!周りの皆さんが上手い分、西野七瀬さんの演技が逆に気になってしまいもうちょっと頑張ってほしいな〜といった部分はありましたが。
個人的に嬉しかったのは仲村トオルさん!最近はすっかりドラマなどで難い役をやることが多いので、久々にこんなはっちゃけた仲村さんを見れて、昔の仲村トオルって毎度おじゃましますとかでこういう役やってたよなーと懐かしさもありました。
そしてなんといっても舘ひろしさんがかっこよすぎ!柴田恭兵さんは打撃のシーンはちょっとヒョロヒョロなおじいさん感はありましたが銃のシーンはさすがだな!って感じに様になってました!
所々に過去のドラマシリーズや劇場版のシーンも出てきてとても気になったので今回の劇場版をきっかけに昔の劇場版も遡って見てみたいと思いました。このような素晴らしい作品をまさかの今の時代にまた再度復活してくれて本当にありがとうございます!
黄金時代
あぶでかシリーズは存在自体は知っていましたが、テレビでやっていたのをながら見していたくらいで、今作で初めて真面目に鑑賞しました。
いやーめちゃめちゃ面白い。
シリアスとコメディが絶妙な感じで入り混じっていて、タカ&ユージをはじめキャラクターが活き活きと活躍しており、とても楽しい作品に仕上がっていました。
本筋はカジノ関連での爆発だったり殺人事件の捜査と、タカ&ユージがかつてお世話になった人の娘(?)の親探しが混ざって混ざって大事件へと…といった感じの作品で、わりかしスッと飲み込めました。
事件自体は大きそうなんですが、規模がそこまで大きく感じない不思議とテンポがまったりしてるのもあって、ギリギリ映画かなという地点に収まっている気がしました。
ツッコミどころは言い出したらキリがないんですが、そんなのを吹っ飛ばす面白さが随所に仕掛けられていて、こういう作品なんだなと思わせてくれるポップさに惹かれっぱなしでした。
タカ&ユージもとい舘ひろしさんと柴田恭兵さんが格好良すぎました。なんだこのイケおじ2人は。
銃を構える姿もキラッキラしてましたし、正装でビシッと現れるところとか黄色い悲鳴が出そうになるくらいには格好良かったです。
バイクシーンでライフルぶっ放しまくるところも興奮してしまいましたし、身のこなしが70代とは思えないくらい機敏で、こういう歳の取り方が理想だなぁってなりました。
仲村トオルさんの後輩感はたまらなく、この歳で後輩っぽい演技を観られることが嬉しいです。
強がっているのに、タカ&ユージが現れたら2人を立てちゃうのも好きでした。
でも仕事をこなすところはしっかりこなして、探偵だから銃撃っちゃダメだよなと思っていたところに颯爽と現れて事態を解決する透に惚れちゃいました。
もっと偉くなっても2人が来たら後輩になってほしい。
浅野温子さんはコメディリリーフに極振りで、登場するたびに笑えましたし、タカ&ユージが息ぴったりに避けようとしていたのも面白かったです。
ドラマ放送当時はどういう立ち位置だったんだろうと気になってドラマを見てみたくなったので、製作陣の思う壺にはまりました。
土屋太鳳さんはどんな作品でも輝くよなぁと思っていたら今作でも輝いていました。
どこか自然体のままで、タカ&ユージの娘のポジションにスポッとハマっている感じで観ていて本物の家族だぁ〜だなんて思いながら観ていました。
屋上でのディナーシーンもとても良くて、ここだけでもずっと観ていられるなと思いました。
70代でもまだまだあぶない、そんなタカ&ユージの活躍がまだ観たいと今作で強く思ってしまったので、責任取って続編作ってください(圧)。
鑑賞日 5/29
鑑賞時間 12:20〜14:35
座席 A-1
映画シリーズで一番良かった!でも薫が…
いやー。ほんとに日本の老後に夢が持てるお二人です!
自分の子どもかも?って思っても
焦ることもなく、ニヤニヤ、可愛がっちゃう。
歳を重ねるってそういうこと?笑
近藤課長が乗り移ったような、トオルもサイコーだった。
太鳳ちゃんと、早乙女太一もすっごくよい!
早乙女太一こえーって思った、狂気の演技が天才か。
岸谷さんはビッグネームなのに宣伝全然出てこないのが、リスペクト感あって好感高いよね…演技はもちろん。
西野七瀬は、手錠かけるシーン以外はいらないかなー。
西野七瀬の持ち腐れって感じでもったいなかった…他の人でもいいじゃんって感じ。
あと、映画版の薫はいつもコメディ担当なのが残念。
クールな薫がみたいー。
最後に一言。コレットマーレで見ればよかったー!横浜ブルグと悩んでブルグに行っちゃったのよーー!後悔ーーー!
新旧要素の絶妙なバランスが絶品、リターンズ以降の最高傑作
シナリオはシンプルでわかりやすく、新旧の要素のバランスが優れているので、変にタカ&ユージの老化ばかりにスポットしたゴチャゴチャ感はなく、素直に『あぶ刑事ワールド』に入り込める良作でした!
特に土屋太鳳さんの起用が新要素の核として活きています。
また、往年の名曲の数々をフィーチャーした演出は感涙絶品モノ!
タカ&ユージはもちろん、トオル、ナカさん、カオル、初代レパード、そしてなんと言っても近藤課長!それぞれの場面のイントロが流れるだけで背筋と涙腺にきました!
あと、タカとユージの若い頃の場面の新作カット、「え?なに?あれってCG?」と未だにわからず驚いています!
このような昭和の熱い「あぶ刑事魂」を復刻して世に送り出して頂けたことは、あぶ刑事ファン冥利に尽き、そのスタッフの皆様への感謝の意味と、お二人にいつまでもカッコよくお元気に頑張って頂きたいという思いも込めて★5です。
カッコいいとは、こういう事さ!
前作で終わった筈なのに、しれっと帰ってくるのがあぶ刑事らしい。
スクリーンに映される内容は、驚くほど80年代!いや、あのまま進化した昭和世界観がそこにあった!いつの間にか少なくなったハードボイルド・アクションの現代的進化形態だと思う。
そして歳を経て、なおカッコいい2人が魅せる。こんな風に歳を取りたい!
リアルな映画もいいけど、リアルが全てじゃない、大事なのは作品内リアリティなんだと、改めて知らされる。
これぞアクション映画の面白さ!アクションを信じてる映画!分かりますか?「リボルバー・リリー」さん!
#帰ってきたあぶない刑事
#あぶない刑事
#あぶ刑事
デジタルリマスターによるリバイバル上映と言われても納得してしまいそう
2024.5.29 MOVIX京都
2024年の日本映画(120分、G)
大人気ドラマシリーズの最新作
刑事を引退した破天荒コンビの活躍を描くアクション&コメディ映画
監督は原廣利
脚本は大川俊道&岡芳郎
物語の舞台は神奈川県横浜市
刑事を引退してニュージーランドで探偵業をしていたタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)は、やらかしが原因でニュージーランドから追い出されていた
帰国した2人は、地元の横浜で探偵業を再開させることになり、その準備を着々と進めていた
ある日、2人の元に母親を探しているという彩夏(土屋太鳳)という女性がやってきた
彼女の母親は夏子と言い、それはかつてタカとユージが関係を持っていた女性だった
裕福ではなく、着手金代わりに母親の肩身の指輪を売ろうと考えた彩夏だったが、宝石商の王(有賀芳記)から価値のないものだと言われてしまう
だが、それを機に何者かが彼らを襲い、その指輪はある男にとってはとても価値のあるものだったのである
映画は、裏の顔を持つ企業家・海堂(早乙女太一)が横浜にカジノを誘致しようと暗躍し、それに地元のマフィアなどが絡んでくる様子が描かれていく
そのマフィアと一緒にいた謎の女(吉瀬美智子)に何かを感じたタカは、独自にその正体を暴こうと暗躍する
そして、それらの情報を課長に昇進している元部下の町田(仲村トオル)から得ていく様子が描かれていく
昔馴染みの仲間達と、新体制で町田の部下となっている刑事・早瀬(西野七瀬)たちが共闘する流れになっていて、懐かしいテーマソングが流れたりする
刑事を引退している為に銃器は使えないのだが、県警が動かないことに苛立つ町田は「奥の手」を使って、タカ&ユージを無理やり復職させ、それによっていつものド派手な展開が待っている、という内容になっていた
基本的にテレビ映画なので過度な期待は禁物だが、観たいものはちゃんと観れたという感じに仕上がっている
映画館で観るべきとまでは言わないが、往年のファンなら損はしない内容になっているので記念に足を運んでも良いのではないだろうか
いずれにせよ、世代のど真ん中なので懐かしさを感じる反面、老けたなあという感覚は否めなかった
加齢による限界点をリアルに寄せているところも良く、予定調和を楽しむには文句なしの出来だったと思う
それにしても、町田は課長になっても町田だし、薫(浅野温子)も顔が怖かったけど変わらない
今の時代に同じテイストでドラマを作ってもウケるとは思わないが、あの頃のムーブメントだった「ちょっとおしゃれな刑事ドラマ」の代表作でもあるので、それを甦らせることができたのは奇跡だったのかもしれません
帰ってくるのはお約束でしょ!8年ぶりに令和に復活した昭和刑事アクション! とにかくカッコよく、軽快! お馴染みメンバーも出演!
昭和刑事ドラマの雰囲気を令和でリファイン!
過激すぎず、暗すぎず、すこしゆるめで軽快な展開がいい。
そのソフトな感じはユージのキャラクターによるものが大きくて、チャラい風なんだけれど騒がしくなくてカッコイイ。
ハーレーに乗りながらレミントンをぶっぱらすタカもお約束。
オリジナルメンバーも健在!
相変わらず浅野温子が強烈!手加減なしのパワー全開で尊敬しちゃいます。
トオル、町田課長のコミカルさも楽しく、「大ばか者ー!」という瞬間は、初代課長を演じた中条静夫の映像がカットインされるのも良くて、アブ刑事の雰囲気が甦る。
予告編で、トオルの後ろにヒトミが映るシーンも好きです。
扇子のナカさん、ベンガルも健在。
ゲストの皆さんもさすがです。
どうしても一人ずつ書きたくなってしまう。
娘?役の土屋太鳳の控えめな佇まいがいい。さすがです。
今回のもう一人のヒロイン、吉瀬美智子の儚さ。
岸谷五朗のやり過ぎない、悪なのにわきまえたところと、
そんなものは一切考えない早乙女太一が好対照。
特に早乙女太一は韓国俳優テイストがイイ味出してます。
一方「シン・仮面ライダー」や「52ヘルツのクジラたち」などの西野七瀬が頑張ってますが(町田課長とのやり取りも微笑ましい)、彼女が刑事の中で最年長というのは、さすがにない。
港署刑事課は、中堅、ベテランが全くいないなんて。
主役二人を引き立てるためとはいえ、まるでKPOP系のようなルックスの、か細いイケメンしかいないのが悲しい!
旧作映画のワンシーンの引用での、若いタカとユージのシーンが良かった。
最近の日本映画では、超珍しいカーアクションも堪能できました!
ラスト、フィルム早回しからのエンディング繋がりで、舘ひろしの歌になるのもいいです!
つまらなくはないのだが言いたいことはたくさんある映画
ドラマリアタイ勢は懐かしの要素に喜ぶ系の映画かなと思います。自分も子供の頃見てはいましたが、見ていた記憶こそあれ、中身の記憶は一切無いくらいの世代です。
まず70歳越えた、元警察とはいえ民間人が頑張りすぎです。身も蓋もない事を言うようですが、あんなあっさり警官と同等の身分に戻れてしまっては少し拍子抜け。結果銃乱射と。撃ち方も、特にタカの方は『その左手はなんのために?』との謎があります。
他の作品でもよくある表現かと思いますが、ショットガンってそういう武器だっけ?
その他現代の作品としてはちょっと無いだろうと言える要素が、そこかしこに散見されます。ツッコミどころ満載です。
それに真犯人と言うか、黒幕は結局殺してしまうし、主要キャラは次々死ぬし、浅野温子の異物感は相変わらずとんでもないし、彩夏の父親は誰なんだか謎のままだし、モヤモヤが多く残る出来でした。
最後に中条静夫が一瞬過去映像で出てきたのは懐かしいなと素直に思いましたね。
それから、普通あり得ないであろう、警察署の事務所内に一般人らしき人達が沢山いるのも相変わらずかなと。
まぁタカ&ユージがキャッキャウフフするのが見れれば、それであとは割とどうでもいいような気がします。
寝ないで観れる娯楽作品。アップはしわが・・・
過去のあぶない刑事の映画版はみたことがなく、テレビの頃もそんなに観ていない年代。
舘ひろしが好きで、観に行ってみた。
昭和な映り方を差し込みながら、テンポよく進んでいき、柴田恭兵と舘ひろしの掛け合いが面白く、なかなかよかった。
たおちゃんの娘役が合っていた。
早乙女太一は最近悪役が多い。目の感じが悪役に合っていてさすが。
吉瀬美智子も良かった。
なかなかいい映画でした。
全39件中、1~20件目を表示