リバウンド

劇場公開日:

解説

廃部寸前の高校バスケットボール部の新任コーチがわずか6人の選手とともに全国大会を目指す姿を、2012年に韓国を熱狂させた実話を基に映画化した青春スポーツドラマ。

元バスケットボール選手の公益勤務要員カン・ヤンヒョンは、釜山中央高校バスケットボール部のコーチに就任する。しかし全国大会初戦の対戦相手は高校バスケットボール最強の龍山高校で、チームワークが乱れた中央高は惨敗してしまう。学校はバスケットボール部の廃部を議論するが、ヤンヒョンは再び選手たちを集め、たった6人の部員たちとともに全国大会を目指す。

「シークレット・ジョブ」のアン・ジェホンが10キロ増量してコーチ役を熱演し、部員役にはドラマ「愛の不時着」のイ・シニョン、アイドルグループ「2AM」のチョン・ジヌンらフレッシュな顔ぶれが集結。「記憶の夜」のチャン・ハンジュンが監督を務め、「工作 黒金星と呼ばれた男」のクォン・ソンフィとドラマ「シグナル」のキム・ウニが脚本を担当。

2023年製作/122分/G/韓国
原題:Rebound
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
劇場公開日:2024年4月26日

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映画レビュー

3.5爽やかな気づきをもたらすバスケ映画

2024年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

バスケ映画といえば、一昨年末に公開された「スラムダンク」の余韻をいまだ引きずっている私ではあるが、韓国が生んだこの映画もそれとは趣きの違うコメディタッチを持つスポーツ物でありながら、多少なりとも楽しめた。はみ出し者たちが結束して地区大会で繰り広げる下克上劇は、いわば定番とはいえ、どんなジャンルであれ観客の胸を躍らせるものがある。印象的なのは、チームのメンバーが序盤はさほど強烈な個性を身に纏っているわけではないとこと。強豪校ではないので、一人また一人と加わるのは、個性や才能を発揮できずにいたり、引っ込み思案に見えたり、高校生にして何らかの挫折を味わっている者ばかり。コーチもコーチで生徒に負けず劣らずの過去を抱えているのだが、そんな彼らが挫折をバネに、失敗をチャンスへ変えていく過程を「リバウンド」という言葉に集約させる様がすとんと胸に落ちる。情熱や根性とは違う、爽やかな気づきをもたらす作品だ。

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牛津厚信

4.0「下剋上球児」のバスケ版のような、韓国での実話

2024年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

興奮

日本ではあまり知られていないチャン・ハンジュン監督に、スター俳優もいないキャスト陣の映画にしてはなかなかの掘り出し物だ。2012年に韓国で大いに話題になった実際の出来事を映画化したそうで、エンディングに実際の選手たちと俳優たちの比較写真が映し出されるが、見た目のそっくり度はかなりのもの。試合中のプレーの演技もリアルで迫力があり、緩急をつけた演出もうまく、クオリティーの高いスポーツ映画に仕上がっている。

話の大筋としては、昨年放送されたドラマ「下剋上球児」に似ている。高校の弱小運動部に若い指導者が着任し、部員たちのやる気と能力を引き出してめきめきと強くなり、並みいる強豪校を次々に撃破して全国から注目されるようになる、という展開だ。

日本でバスケットボールを題材にした物語といえばもちろん「SLAM DUNK」だが、バスケに限らず日本のスポーツ青春系ストーリーは漫画・アニメが強力すぎるせいか、本格的な実写映画がなかなか作られない傾向があるように感じる。ボクシングのような個人競技はまだしも、バスケやサッカーなどを題材にする場合、身体能力と演技力を併せ持った若手俳優を揃えるのが困難という事情もあるのだろう。韓国のスポーツ映画といえば、卓球の南北統一チームの実話を映画化した「ハナ 奇跡の46日間」も面白かった記憶がある。邦画界もスポーツ実写の分野でもっと奮起してもらいたいものだ。

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高森 郁哉

4.0コーチは公益勤務要員

2024年5月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

ノーマークだったけど、お気軽に観られそうで評判もよさげなので鑑賞。予想通り展開はまあマンガなのだが、これが実話ベースだというのが驚き。演出もマンガ的コメディで話は詰め込んであるものの、まさにバスケのようなテンポのいいスピード感で進むので飽きずに観られる。また、各登場人物の見せ場がちゃんと用意されていて、思わず落涙してしまう場面も多々あり。

バスケ素人の自分が見るかぎり試合シーンもリアルに描かれているし、なにより各キャラと演じる役者の顔面や佇まいがちゃんとマッチしている。エンタメとしてのクオリティ、韓国映画はさすがに手堅い。日本で知名度のある俳優が出ているわけでもないため公開規模が限定的なのが残念〜。

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ジョンスペ

3.5余計な過剰演出も韓流的で愛おしい

2024年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

幸せ

やはり韓国実写映画のアドレナリン過剰演技がもたらす感動は鉄板で「ハイキュー」+「下剋上球児」のバスケ版なんだけど実話だというのだから恐れ入る、インターハイを寄せ集め6人のメンバーで全国決勝戦まで勝ち上がる高校バスケチームの話なんてフィクションなら誰も書きはしないのだ。役者はそれなりに特訓したとは思うのだがゲームシーンはどちらかというとトロくてコンテに沿ったカット割りが細かくワンショットで見せる緊迫感が無く残念だけれどそれを逆手にとって場外(授業中の教室や職員室)に伝わってくる情報で一喜一憂を表現(特にゲーム結果)した手法が見事。暗闇で感動して泣きたいという欲求を100%満たしてくれる王道スポーツ根性無し青春映画なのだ。

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たあちゃん