グエムル 漢江の怪物

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劇場公開日:

解説

「ほえる犬は噛まない」「殺人の追憶」の鬼才ポン・ジュノが、恐ろしい怪物に娘を奪われた家族の死闘を描き、韓国で大ヒットを記録したモンスターパニック。ソウル中心部を流れる漢江(ハンガン)の河川敷に、突如として正体不明の凶暴な怪物が出現。怪物は見物に集まった人たちを次々と襲った後、河川敷で売店を営むパク一家の娘ヒョンソを奪って水中へ消えてしまう。韓国政府は、怪物が伝染病ウイルスの宿主であるという声明を発表。怪物と接触したパク一家はウイルスに感染している可能性が高いとして病院に収容される。ヒョンソの生存を信じる父カンドゥは家族と共に病院を抜け出し、自ら怪物に立ち向かうことを決意するが……。カンドゥを「殺人の追憶」のソン・ガンホ、カンドゥの妹を「リンダ リンダ リンダ」「ほえる犬は噛まない」のペ・ドゥナが演じた。

2006年製作/120分/韓国
原題:The Host
配給:角川ヘラルド映画
劇場公開日:2006年9月2日

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(C)2006 Chungeorahm Film. All rights reserved.

映画レビュー

4.5社会や日常や心の奥底に潜む怪物性

2020年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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共感した! 3件)
牛津厚信

4.5最後まで期待を裏切る超展開!

2024年6月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

興奮

「エイリアン」みたいなモンパニ映画を期待して観たら…。な、なんだこれは…⁉何が起こっているんだ…⁉

冒頭はこれから起こる惨劇の原因を分かりやすく観せてくれます。そしてあっという間に怪物登場!しかも白昼、ヒトが賑わう河川敷で。この時点でモンスを出し惜しみしない姿勢に心を鷲掴みにされます。圧倒的な強さ、スピード、残虐性!モンパニ映画に必須な恐怖を見せつけてくれます。さぁ、このあとどうなる…?…?…?え?あれ?んー?

なんか脱線してる…?と、思いきやこの作品、アメリカや政府に対する批判や風刺をふんだんに取り入れた作品だったんですね。むしろこっちが本筋…?コロナ禍を経験した今観ると、後のパンデミックを予見したような演出には驚かされます。

そんな社会情勢に巻き込まれつつ、怪物にさらわれた娘を探す家族を描いているのですが、これがなかなか熱い!個々はダメダメな家族が団結して怪物に立ち向かいますが、それぞれの性格や心理描写が非常に面白く描かれています。

モンスの造形、動きも素晴らしいです。このなんだかよくわからない生き物がなにするか分からないから恐ろしい。ただ暴れ回るだけでなく、食料を蓄えるような知能も持ち合わせているあたりが不気味さに拍車をかけています。

容赦無い怪物、社会風刺、家族愛。様々な要素を盛り込みまくったエンタメ作品。お国柄のせいかちょっと笑っていいのか反応に困るシーンはありましたが、見どころ満載で最後まで楽しめました!

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どすこいたろう

4.0タイトルなし

2023年11月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ouosou

2.5社会風刺的パニック映画

2023年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

実際にあった事件を元にした作品ということを観賞後に知りました。グエムルの姿や動きはなかなか奇妙で恐ろしい一方、パニック感が持続しない感じがしました。意図的にそういう構成にしているのかわかりませんが、コミカルなシーンや本筋とはあまり関係ないようなシーンが随所に挟まってきて、散漫な印象を受けました。韓国では大ヒットということを考えると、国民性もあるのかもしれませんね。これまでに観たポン・ジュノ作品では、やはり米アカデミー作品賞、監督賞などを受賞した「パラサイト 半地下の家族」(19)は、段違いに面白かったですね。

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赤ヒゲ
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