劇場公開日 1940年2月1日

「【危険極まりない郵便飛行士たちの当時の気概ある仕事ぶりと、美しき女性二人との関係性も含めて1930年代の郵便飛行士というプロフェッショナルな日々を送っていた人々を綴った映画である。】」コンドル(1939) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【危険極まりない郵便飛行士たちの当時の気概ある仕事ぶりと、美しき女性二人との関係性も含めて1930年代の郵便飛行士というプロフェッショナルな日々を送っていた人々を綴った映画である。】

2024年3月31日
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■南米の歌劇巡業を終えたニューヨークのショーガール、ポニー・リー(ジーン・アーサー)は、パナマへの帰路で、エクアドルの小さな港に降り立つ。
 定期郵便飛行のパイロットたちがポニーに色目を使うなか、ポニーは空港の支配人、ジェフ・カーター(ケイリー・グラント)に惹かれていく。

◆感想

・過去に飛行機事故の際に、ベテラン・パイロットのキッドの弟を見ごろしたパット・マクファーセンが新たにジェフ・カーターの元に来る。
 ー それを知っているのはジェフ・カーターのみ。更にジェフ・カーターの妻、ジュディ(リタ・ヘイワース)は彼の元恋人であった・・。-

・だが、そのような状況下でも、ジェフの判断はブレない。
ー 管理者として、パーフェクトな行動、言動が心に沁みる。ポニー・リーが、自身が乗る予定の船を見送る気持ちも良く分かる。-

・ジェフ・カーターは躊躇なくパット・マクファーセンを難しいフライトに選抜する。
ー 一方では、視力に問題がある同僚の飛行をストップさせる的確な判断を下す。リーダーとしての資質は十分である。-

<今作は、公開年を考えても、リーダーシップのあり方を顕著に記した作品である。勿論、ジーン・アーサーとリタ・ヘイワースが今作に彩りを齎している事は間違いない逸品である。>

NOBU