パプリカ

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

「時をかける少女」の筒井康隆による同名SF小説を「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」のアニメーション監督今敏が映画化。表の顔は精神医療研究所に勤めるセラピー機器の研究者、裏の顔は“パプリカ”というコードネームを持つセラピスト千葉敦子は他人の夢をスキャンすることが出来るというセラピー機器“DCミニ”を使い、日々患者の迷える心をケアしていた。だがある日、その“DCミニ”が何者かによって盗まれてしまう……。

2006年製作/90分/日本
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2006年11月25日

スタッフ・キャスト

監督
原作
筒井康隆
脚本
水上清資
今敏
企画
丸山正雄
プロデューサー
丸田順悟
滝山雅夫
制作プロデューサー
豊田智紀
キャラクターデザイン
安藤雅司
作画監督
安藤雅司
作画監督補佐
井上俊之
井上鋭
三原三千夫
原図協力
末武康光
美術監督
池信孝
美術監督補佐
東地和生
色彩設計
橋本賢
撮影監督
加藤道哉
CGディレクター
加藤道哉
VFXアーティスト
設楽友久
特殊合成アーティスト
内山嗣康
編集
瀬山武司
神宮司由美
演出助手
吉野智美
タイトルデザイン
イナガキキヨシ
音楽
平沢進
音響監督
三間雅文
アニメーション制作
マッドハウス
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(C)2006 MADHOUSE / Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.

映画レビュー

4.5ついになるもの

2024年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

声優のキャスティング...綾波レイ(林原めぐみ)とアムロ・レイ( 古谷徹)。
今敏監督も声優として参加している。

BGM(音楽:平沢進)が好み。特にエンディングソングが好き。

『AKIRA』を彷彿させるパレードで踊っているのは、電化製品と宗教に関する物。
今は亡き今敏監督の集大成的な作品であり、人生最後の監督作品でもある。

原作(筒井康隆)未読。
知っているようで知らない新しい世界観。夢の中と現実世界は区別しやすいのだが、融合してしまうところは理解し難い。
"DCミニ″というドラえもんのポケットから出てきたような装置の作り方や構造はわからなくて当然。科学的に考えようとすると行き詰る。

「光と影、夢とうつつ、男と女...」というセリフがある。対になるものを見つけながら視聴すると面白い。
映画のスクリーンの中に入ろうとする粉川刑事のシーンは見事な演出。
粉川刑事が言う「あいつ」の正体は考察の余地がある。
クライマックス、巨大化した黒幕に対抗する方法も斬新。
男女の恋愛に対になるようにホモセクシュアルにも言及し、女性の裸体も登場するがエロ過ぎないので親子で観ても大丈夫。PTA健全育成委員会の立場から観てもノープレブレム
『君たちはどう生きるか』(宮崎駿監督作品)のように、理屈っぽい大人より子供のほうが柔軟で意味不明でも映像的に楽しめる作品だと思う。

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共感した! 5件)
Don-chan(Daisuke.Y)

1.0OPはいい。

2024年5月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

OPのパプリカあちこち動き回る部分は観ていて楽しかったが
ストーリー自体は難解に見せていて意味不明な表現を多用しているだけで内容はよく見れば普通。
やたらと名前と良い評判を聞くが合わなかった。

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はまぐりの短い感想文

5.0極彩色の悪夢が迫り来るSFスリラー

2024年4月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

夢を読み取る事の出来る機械・DCミニ。
それを巡り登場人物たちが織りなすドラマが、恐ろしくも楽しい傑作。
人類は長い時間をかけ、地球の隅々を踏破し、謎を解明してきた。しかし、未だ人類そのもの、精神や心に対しては分からないことも多い。心という変数は、数字で扱うには柔らかすぎる。実体はないのに、確かにそこにあるもの。DCミニで介入できる、夢もそうだ。「同じ夢を見られたら」という純粋な願いは、精神疾患の治療、そして夢を伝ったテロへと転じられていく。
生々しく体温まで感じられるほどの筆致、荘厳で不安を掻き立てられる音楽、林原めぐみさんをはじめとする声優陣の熱演、それのどれが欠けても、この爽快感と恐怖は味わえなかっただろう。
おぞましいもの、美しいものがお好きならば、必ず見るべき一本だと言えよう。
オセアニアじゃあ常識ですよ、なんて……。

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千早慎太郎

2.5世間一般で言われているほどではない

2024年2月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

今だによくSNSなどで、よく絶対に見た方がいい映画として挙げられるほど、根強い人気を誇る本作。良い点としてよく出されているのは、映像美と、難解なセリフの言い回しの2点で、映像美に関しては凄まじくとても満足がいった。しかし肝心のストーリーとセリフの言い回しに関しては、あまり入り込めず、それっぽいことを合わせるだけ言わせておいて、ストーリーは淡々と進み、ラストは、意外ではあるがそこまで、引っ張る必要のない恋愛話を持ってくるのでそこまで盛り上がることができなかった。 キャラの発言も達観していると感じるものが多く、難解な台詞回し故に感情移入しづらいものだった。(だから終盤の展開に納得いかなかったのかもしれない)あと男同士のベットシーンも露骨で不要だと感じた。
しかし映像に関しては満足いったので、2.5点とさせていただきます。
実際に映画館で見た方が映える映画であることは間違いない

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おかめ
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