狼少年

劇場公開日:

解説

あの世を探して彷徨う男の内面の旅を描いたカルト映画。監督は、本作が初監督作となるオカルト詩人の丹内心道で、丹内監督自ら台本も執筆。撮影を丹内監督と「好き者家族 バイブで慰め」の鈴木一博が共同で担当している。主演は、「さらば箱舟」の高田恵篤と「みんな~やってるか!」の紺野透、映画初出演の清水直子。16ミリ。

2001年製作/135分/日本
配給:神話会
劇場公開日:2002年1月12日

ストーリー

この世のあらゆる場所を巡礼の如く渡り歩いて来た旅人・国男は、現実の彼方にあるあの世の入口を探して、山深い謎の村へと足を踏み入れた。だが、そこで彼は恐ろしい地獄巡りのような自身の内面への旅へ誘われていく。ところで、その村には霊や幻を見ることの出来る狐憑きの姉と、そんな彼女を否定し対立する弟・少年が暮らしていた。ある日、森の中で村の男たちの惨殺死体が発見された。実は、姉が夜な夜な彼らを誘惑、殺害していたのだ。それを知った少年は、森の外道・白い人の力を借りて姉の除霊を決意。彼女を全裸にし、体中に魔よけの札を貼り付けるのだが、抵抗する姉と揉み合ううち、彼は姉を殺してしまう。やがて、国男と少年は森の中で遭遇する。交わる筈のなかったふたりは、衝突し壮絶な戦いを繰り広げる。しかし、気づくと彼らは別々の場所にいた。

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