黄金の肉体 ゴーギャンの夢

劇場公開日:

解説

天才画家ポール・ゴーギャンの生きざまを描く。製作・監督はヘニング・カールセン、脚本はクリストファー・ハンプトン、原案はカールセン、ジャン・クロード・カリエール、撮影はミカエル・サロモン、音楽はオーレ・シュミットが担当。出演はドナルド・サザーランドほか。

1986年製作/デンマーク・フランス合作
原題:Wolf at the Door
配給:俳優座シネマテン
劇場公開日:1988年7月16日

ストーリー

1893年、66点の作品とチフランの小銭を手に、タヒチからパリに戻った画家ゴーギャン(ドナルド・サザーランド)はどん底の生活の中で4人の女性たちと関わりをもち、やがて再びタヒチへと向かった。

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映画レビュー

4.0oviri

2022年10月17日
Androidアプリから投稿

1986年のデンマーク/フランス合作映画

デンマーク版のタイトルはoviriで
タヒチ語で野蛮、野生とかの意味らしい

ゴーギャンがタヒチ帰国後に製作した
ちょっと禍々しい印象の彫刻の名でもあった
(女と二匹の狼?の像)
(ピカソにインスピレーションを与えたらしい)

タヒチ行きでゴーギャンは神の啓示を受けたごとく
豊饒の時を迎えるが(本人もそれを確信)
パリの展覧会での評判はいまいち…

彼の落胆と心の空白、漂流、あがきのようなものが描かれる

ドガが評したように狼のような男で
芸術家の成功の陰には沢山の狼の屍が
転がっているのだろうとも思った
(犬は駄目なのね)

サザーランドはそんな男にぴったり
彼には〈赤い影〉という作品もあるくらいだから
赤が好きだったゴーギャンとの親和性もあるかな
(赤のイメージ)

友人の娘が彼を誘惑するやり方にちょっと驚いたが
こちらは oviri像のイメージだろうか

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jarinkochie
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