快傑キャピタン

劇場公開日:

解説

十七世紀はじめのフランスを舞台にした冒険歴史活劇。ミシェル・ジヴァコの原作をアンドレ・ユヌベルとジャン・アラン、ピエール・フーコーが共同で脚色、「城塞の決斗」のアンドレ・ユヌベルが監督に当っている。撮影を受けもったのはマルセル・グリニョン。音楽はジャン・マリオン。出演するのは「城塞の決斗」のジャン・マレーとアンドレ・ブールビル、それに「狂った夜」のエルザ・マルティネッリ、アーノルド・フォア、ピエレット・ブリュノ、ジャクリーヌ・ポレルなど。イーストマンカラー・ディアリスコープ。

1960年製作/フランス・イタリア合作
原題:Le Capitan
配給:松竹セレクト
劇場公開日:1961年7月18日

ストーリー

一六一六年、フランス国王ルイ十三世(C・フールカード)は十五歳の成年に達したので、王国の統治権を引継がれることになったが、彼の母マリー・ド・メディシス(R・ドラマール)が反対した。彼女は寵愛する大臣コンシーノ・コンシーニ(アーノルド・フォア)に従来どおり、権限を与えておきたかった。コンシーニは悪女レオノーラ・ガリガイ(ジャクリーヌ・ポレル)と通じていた。これは後にフランス王国内乱の因となった。王国は反コンシーニ同盟を結成して、救世主の出現を待った。その救世主こそフランソワ・ド・キャピタン(ジャン・マレー)その人であった。ティナック侯の城が暴徒によって襲撃された。親友のフランソワは城に駈けつけ、ティナック侯を救出した。が、彼は重傷を負い、茶色の髪をした不思議な娘に救われた。意識を回復したフランソワは、娘のことをたずねたが誰も知らなかった。傷の癒えたフランソワは実情を報告にパリに向った。途中、彼は例の娘ジゼール・ダングーレーム(エルザ・マルティネッリ)に再会した。が、何故か彼女はフランソワを救けたことを否定した。また彼は詩人であり哲学者のコゴラン(アンドレ・ブールビル)を悪漢から救けて、親交を結んだ。パリ到着寸前、一行の馬車がコンシーニの一味に襲われ、ジゼールがさらわれた。コゴランは大臣お抱えの詩人になり、国王に近づいた。フランソワはコゴランの助けを得て、難攻不落のクレールフォン城に忍びこみ、ジゼールを無事に救出した。ジゼールの父アングーレーム公爵は、ルイ十三世とコンシーニの両方を倒す計画を持っていた。国王側についたフランソワは恋人ジゼールを想いつつも、公爵やコンシーニらの国王暗殺の前に、敢然と立ちはだかった。そして、見事に愛と正義は貧欲と野望を打倒することが出来た。

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